漢文体とは? わかりやすく解説

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かんぶん‐たい【漢文体】

読み方:かんぶんたい

文章漢文になっていること。また、漢文訓読した口調倣った文体。→和文体


漢文

(漢文体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 05:50 UTC 版)

漢文(かんぶん)とは、古代中国文語体文章のこと。または中国人朝鮮人日本人ベトナム人によって書かれる古典的な文章語のうち、漢字を用いて中国語の文法で書かれたものをいう[1]


注釈

  1. ^ 20世紀以降は文語としてのみ使われ、基本的に口語としては使われない。
  2. ^ 反例:[清]袁枚『祭妹文』に「可将身後托汝」。漢文に現代中国語の「把字句(把+目的語+述語)」と似た「将+目的語+述語」という表現がある。
  3. ^ 2022年度から実施の高等学校学習指導要領 (PDF) では「第1章 総則 第2款 教育課程の編成 3(1)各教科・科目及び単位数等」で、国語教科を、現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、国語表現、古典探究の6科目に分けている。
  4. ^ 主要な法律は現代語化される傾向にあり、民法は明治時代の制定以来多くの部分が漢文訓読文であったが、2005年の改正で全面的に現代語化された(民法現代語化:民法の他、他の法律の現代語化傾向についても記述)。刑法も明治時代の制定以来漢文訓読文であったが、1995年の改正で全面的に現代語化された。例示された商法も、その主要構成要素であった、会社法分離の際、分離された会社法は現代語で記述されたため、現在残る商法典で漢文訓読調のものは総則・海商など主要といいがたい部分である。

出典

  1. ^ 吉川幸次郎『漢文の話』(筑摩書房、新版1971年(初版1962年))p. 37
  2. ^ 吉川幸次郎『漢文の話』(筑摩書房、新版1971年(初版1962年))pp. 37, 217–226
  3. ^ 吉川幸次郎『漢文の話』(筑摩書房、新版1971年(初版1962年))pp. 32–74, 177
  4. ^ 峰岸明『変体漢文』東京堂出版〈国語学叢書11〉、1986年。ISBN 9784490201048 
  5. ^ 彭富春代表建议强化古代汉语教学[リンク切れ] 新華網
  6. ^ 何孟奎 (2012年3月5日). “立院公文難懂 王金平:會改革” (繁體中文). 中央通訊社. http://tw.news.yahoo.com/%E7%AB%8B%E9%99%A2%E5%85%AC%E6%96%87%E9%9B%A3%E6%87%82-%E7%8E%8B%E9%87%91%E5%B9%B3-%E6%9C%83%E6%94%B9%E9%9D%A9-051319742.html 2012年3月6日閲覧。 
  7. ^ 黃揚明 (2012年3月5日). “立院公文好艱澀 前立委看嘸” (繁體中文). 蘋果日報. http://www.appledaily.com.tw/appledaily/article/headline/20120305/34068497 2012年3月6日閲覧。 
  8. ^ 金文京『漢文と東アジア——訓読の文化圏』岩波書店岩波新書〉、2010年8月20日、192頁。ISBN 9784004312628 
  9. ^ 文部省「第七章 国語科における漢文の学習指導」『中学校 高等学校 学習指導要領 国語科編(試案)』1951年http://www.nicer.go.jp/guideline/old/s27jhj2/ [リンク切れ]


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