織田弾正忠家とは? わかりやすく解説

織田弾正忠家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/31 05:25 UTC 版)

戦國ストレイズ」の記事における「織田弾正忠家」の解説

通称織田家」。元々は清洲仕え三奉行内の一家だったが、先代織田信秀の代に勢力拡大し国主地位勝ち取った。しかし信秀死後家督継いだ信長を嫌い離れていった古参の兵も少なくない織田上総介信長(おだ かずさのすけ のぶなが) 声 - 鳥海浩輔 尾張当主那古野城城主年齢19歳尾張国統一目指す若き君主。かさねの「この時代人間じゃない」という話を信じた初めての人間長髪後ろ束ねており、若々しさうかがえる格好となっている。「天狼」という飼っている。武器は刀と火縄銃幼少の頃より鉄砲慣れ親しみ精通しており、火縄銃を扱うセンスは凄まじく、瞬時二丁構え同時に放ってみせたこともある。傲岸不遜剛毅果断な性格恐れられ、「使えぬものは一切要らん」とまで言い切るが、一方で「おれに付いて来れぬ者を選んだつもりはない」とも言っており、彼なりに考えあるようである。また、自らの直属軍を「この寄せ集めどもはよく動く。これがおれ自身一部家族だ」と評する一面も。 丹羽五郎左衛門長秀(にわ ごろうざえもん ながひで) 声 - 立花慎之介 通称五郎左」。18歳茶髪で髪が長い格好幼少期からの信長の家臣で、物腰柔らかい優等生趣味料理女性っぽい仕草と、かなり女性っぽい容姿のために、初め会った相手は「カワイイ女の子勘違いしてしまう。武器身の丈上の大太刀あざ丸」。刀身もかなり太いのだが、長秀はこれを片手軽々扱っている。『三馬鹿』の一人で、公私共にまとめ役佐々内蔵助成政(さっさ くらのすけ なりまさ) 声 - 神谷浩史 通称内蔵助」。17歳。三馬鹿一人銀髪の短い髪で小柄。根は好人物だが素直でない武器は、二丁拳銃からトンファー状態へ変形可能な専用改造銃「ささら」。怒りっぽく、利家が「はら減った」などと愚痴を言うと、たびたび怒りっぽく叱る。『小豆坂の勇』にも数えられた兄達を「佐々家誇りと言いつつ、複雑な思い抱いている。戦う目的は、出世して名を残すこと。かさねとは喧嘩仲間出世志向強く性格口の悪さもあってか、友達少ないらしい。 前田又左衛門利家(まえだ またざえもん としいえ) 声 - 小野大輔 通称千代」(稀に「又左」とも)。16歳三馬鹿一人かなりの大柄子供っぽい性格大飯喰らいだが名手武器身の丈遥かに上回る長槍。「野生児」「野生動物」などとも称される。いつもお腹空いていて、愚痴こぼしたりするとすぐに成政と喧嘩になる。「くろちよ」という柴犬飼っている。戦う理由は飯、そして「戦うことが自分そのもの」だから。「かたね」「かまね」「からね」など、かさねの名前をほぼ毎回間違えている。 池田勝三郎恒興(いけだ かつさぶろう つねおき) 通称「勝三郎」。信長の家臣バンダナをしている。17歳だが、かなりの老け顔のため、10歳以上年上見られたりする。母親信長乳母であったため、信長とは乳兄弟にあたる。主に諜報活動担当している。職務忠実寡黙な青年信長以外の人とは必要最低限のことしか喋らないが、話し口調は丁寧で落ち着いている。アレルギー藤吉郎(とうきちろう) 声 - 遊佐浩二 後の豊臣秀吉思われる人物17歳。尾張中村百姓の家に生まれる。信長情報屋だが、立場上、信長の家臣団には加わっていない。「さる」というあだ名にふさわしい顔と格好をしており、表向き武器商人として行動している。かさねの「もう少し先の時代から来た」という話を信じてくれた2人目の人間武器飛び出す自作カラクリ行李背負っている。武術は苦手らしいが、大鎌分銅鎖使いこなしている場面もある。女の子が大好き。長秀を完全に女の子思い込んでいる。相性問題か、利家には好感持たれたのだが、成政には一発嫌われた。 毛利新助もうり しんすけ) 声 - 柿原徹也 信長の家臣稽古試合では利家相手に奮戦するものの、完敗その後、かさねの戦いぶり感動し一緒に鍛錬したいと申し出る。ただしまだ一本取れていない(勝てていない)らしい。 服部小平太はっとり こへいた) 声 - 鈴木達央 信長の家臣新助同様、稽古試合でのかさねの戦いぶり感動し毎朝のように手合わせ申し出ている。新助同様、まだ一本取れていないらしい。 河尻与兵衛秀隆(かわじり よへえ ひでたか) 声 - 内田夕夜 通称与兵衛」。信長の家臣家老格穏やかな性格であるが中々切れ者で、周囲からの信望厚く可成並んで若い衆からの人気も高い。年長家臣では珍しく信長やり方理解示している。 森三左衛門可成(もり さんざえもん よしなり) 通称「三左」。織田家家老格以前美濃斎藤家仕えていた。忠義に厚い熱血漢で、「美濃の勇『の三左』」と呼ばれる勇将家臣団の中では新顔だが、那古野城での重臣会議にも出席するなど、その扱い決し軽くない。本人信長織田家をかなり気に入っている様子滝川一益たきがわ かずます織田家家老格冷静な巧者甲賀ゆかりの者で、恒興の従兄弟信長軍の鉄砲隊率い、その力量家中知れ渡っている。謎めいた雰囲気持ち主だが、信長派の面々合わせて鎧を新調する一面もある。 佐久間信盛(さくま のぶもり) 織田家家老格信長軍の中核を担う。一益と行動共にすることが多い。 織田勘十郎信行(おだ かんじゅうろう のぶゆき) 声 - 宮野真守 通称勘十郎」。17歳。信長実弟末森城城主優しく折り目正しい人物顔立ち自体は兄である信長似ているのだが、目つき表情違いからか、与え印象はかなり異なる。信長慕っており、「尊敬する兄上」の役に立ちたい思っているのだが、なかなかその機会恵まれない林佐渡守秀貞(はやし さどのかみ ひでさだ) 通称佐渡」。織田家筆頭家老織田家臣団の重鎮古株信長行動振り回されがち。現在は那古野ではなく信行勝家と共に末森居るらしい。話す時に顔を近づけすぎて、しかも顔が濃くて暑苦しく信長に真剣に話をしても聞いてもらえない。 柴田権六勝家(しばた ごんろく かついえ) 通称権六」。織田弾正忠家家老織田家臣団の重鎮。現在は信行家臣として織田家支える。理性的な武人だがリアクションが大袈裟武器巨大な付き鉄球。右の頬に深い大きな傷跡があるというインパクト強い風貌なのだが、自身落ち着いた性格であることに加えて顔が濃い秀貞が傍にいるせいか、信長にその存在気付いてもらえないことが多い。 濃姫(のうひめ) 同盟為に織田家輿入れした美濃国主・斎藤道三娘。18歳信長正室だが、関係は夫婦というより同志に近い。信長のことを「上総介殿」と呼ぶ。性格は「熱くてカッコイイ」が多少ざっくりしている。戦闘能力は高いが生まれつき心臓が弱いため長く戦えない。体力をつけるために幼少より父から武芸学んでいたのだが、結局体力はつかずに父譲り才能だけが見事に開花してしまった。体のことは一部の者しか知らず、城の者には寺で療養している間「修行出ている」と誤解されている。

※この「織田弾正忠家」の解説は、「戦國ストレイズ」の解説の一部です。
「織田弾正忠家」を含む「戦國ストレイズ」の記事については、「戦國ストレイズ」の概要を参照ください。


織田弾正忠家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:27 UTC 版)

センゴク外伝 桶狭間戦記」の記事における「織田弾正忠家」の解説

清洲織田家仕え清洲三奉行一つ守護又代家の家老格という一族末家ながら津島支配によって膨大な財力持ち清洲織田家からも一目置かれている。 織田信長おだ のぶなが本作品の主人公一人幼名は吉法師元服後三郎上総介名乗る織田信秀三男少年時代から青年時代にかけて自らを悪郎(わろ)と名乗る。危うい程の純粋さで父や祖父が目をつけてきた金銭興味持ち嫡子ながら家臣たちも手を焼く問題児として後継者から外されていた。信秀から織田弾正忠家を託された後、兄弟や一族を手にかけて悲壮な覚悟の下に尾張統一を果たす。武士たる家臣団ではなく自らの頭で物事考え商人衆信頼し商家次男三男馬廻りとして重用している。 父・信秀雪斎対し「米を得るための強さではなく「銭を得るための弱さ」において類稀であるという信長観を語り義元雪斎今川主従強く注目されていくこととなる。信長自身仮名目録追加読み耽るなど義元諸政策を研究し強大化していく今川家恐れている。そして今川家尾張国狙い定めると、政務投げ出して義元考え探り見抜く事に没頭自他共に認めるように「惚れた相手」を見つけたかの如く四六時中思案続けていた。 尾張侵攻が始まると動揺する家臣国人商人衆纏めながら僅かな可能性賭けて奇襲試みるも、悉く義元看破され追い詰められていく。しかし決死覚悟行った桶狭間奇襲遂に義元本隊捕らえ乱戦の末に義元討ち取った戦場から義元の首を持ち帰る際、服部小平太らに「惚れすぎた故にやっちまった」と呟くなど、憎悪親愛入り混じった感情抱いていた事を吐露している。そして首検分義元の首の前に座り法度作り民を養う者(義元)が死に場当たり的に戦を繰り広げる自分生き残るのが定めなら、「人間じんかん)の限り業を尽くすのみ」と決意したその後天下統一事業着手し短期間上洛成し遂げる織田信秀おだ のぶひで通称弾正忠三河守とも。法名巌。信長の父で尾張守護代家老にあたる家柄である織田弾正忠家を統率する。父・信貞が手に入れた津島支配背景尾張勢力拡張しながらも、父とは異なり商人からの熱狂的をも取り付ける「器用の仁」。天魔鬼神如き悪謀の持ち主で、武勇のみならず様々な策謀計略にも長けており、急速に勢力拡大させる信長とは互いに殺そうとすらする奇妙な親子愛がある三河領有を巡る謀略合戦では義元策略に陥って一度窮地に立つも、「禁手」により竹千代を奪うなど大名として経験差で勝利を奪い取った。しかし小豆坂の戦い雪斎敗戦加えて期待していた長男・信広が今川軍捕虜になる失態犯した事で竹千代奪い返され三河領有最終的な敗北喫してからは覇気失い始める。晩年には体調悪化し同族反抗を許すまでになってしまう。しかし、織田信清反乱を、軍勢の数に劣りながらその人心を掌握して一丸となって当たりこれを鎮めた後、信長胸襟開き、父信貞の恐怖治世上回るために「仁道説き義で人を支配」しようとした自らの夢と、それをなし得ず父の撒いた恨み宥めることに終止した現実語り自分の「器用」で義元優れなかったが故に日ノ本で最も不器用」な信長後継定め、後を託して亡くなった織田信貞(おだ のぶさだ) 通称弾正忠法名は月巌。信秀の父であり、信長祖父にあたる。銭に飢えた人物で、富を得るためなら手段を選ばなかった事から大悪漢と恐れられる商業栄え津島侵攻してその富を武力奪い取り、織田弾正忠家発展基礎築いた尾張商人衆からは悪鬼如く憎み恐れられ最後に怪死したという。信秀信長に「いつかは自分殺していたかもしれない」と語り故に信長自身よりも信貞に似ている語っていた。 織田信広おだ のぶひろ通称三郎五郎信秀長男で、信長信行秀俊の兄。小豆坂の戦いでの先鋒役を務めるなどの事跡から、本作では庶子ながら当初家督継承筆頭であった解釈されている。単に長男というだけでなく武勇誉れ高く、父や家臣団からの深い信頼集めていた。当主代理として人質であった松平竹千代養育任されるが、その際自身一礼をしなかった竹千代を「凡庸将器はない」と評価していた(当の竹千代信長会った際には一礼している)。 家督相続前に織田家今川家決戦である小豆坂の戦い先鋒役の大任務めた。この戦いで通説とは異なり遭遇戦ではなく奇襲での勝利を狙い意図的に横槍試み様子描かれている。だが奇襲遠征軍率い太原雪斎看破されており、逆に伏兵攻撃受けて動揺した挙句後方逃げ帰ってしまう。この失態から当初勇名廃れ、「悪銭」として家督相続から除外された。 その後三河における織田家前線拠点である安祥城城主務めていたが、先の戦いで信広の弱気見抜いていた義元計略により安祥城戦いで捕縛される信秀長男救出引き換え竹千代手放す事を余儀なくされ、織田家三河撤退原因作るという更なる失態犯す本編では信長家督相続により弟に仕え身分として登場伊勢長島包囲戦信長計略激怒した一向宗軍の攻撃受けて討死する。 織田信行(おだ のぶゆき) 通称勘十郎。信長実弟文武両道にして威儀正しくそれでいて譲り豪胆さも併せ持っている。母・土田御前からは信秀譲りの姿から深い寵愛受けていた。 自身利用しようとする叔父達の意図見抜いた上で敢えて担がれ選択を行うなど、「弟は弟で手綱取り辛い」と評される柴田勝家重臣団からの信頼得て稲生の戦いでは兄を上回る軍勢引き連れて望むも、信長自らが手傷負いながらの奮戦敗北喫してしまう。その後も信安、信広ら一族内の信長派と連帯して対峙続けるが、信長商人衆支持取り付ける徐々に押されていく。そして遂に叔父・信安の失脚勝家寝返りによって失脚追い込まれる。兄を勝利導いた「銭」の力を自問しながら、土田御前眼前信長刺殺される。 自らの死は覚悟していたと信長伝えるが、互いの母の眼前であった事は「余りにも」と呻いた。 織田秀俊(おだ ひでとし) 通称安房守。信秀の子信長兄弟に当たる。小豆坂の戦い敗戦した父・信秀反抗し織田信清とともに挙兵する。 織田信光(おだ のぶみつ) 通称孫三郎。信長叔父にあたり信長後見役として補佐に当たる。織田信友を討つのに大功挙げたが、その信頼警戒した信長策謀によって自らの家臣討たれた。 織田信清(おだ のぶきよ通称十郎左衛門犬山城主。小豆坂の戦い敗戦した信秀織田秀俊と共に謀反起こす。後に信秀によって鎮圧されるが、それが信秀最後の戦となった平手政秀ひらて まさひで通称中務丞織田信秀家老信長守役でもあり、信秀素質を最も濃く受け継いでいる信長期待していた。信長家督相続後は銭の横流し混乱抑えたが、そこを今川突かれ謀殺される形で切腹信長義元超えるよう託した柴田勝家しばた かついえ通称権六織田信行介添役。織田家継いだ信長器量疑い織田信安信長側近林秀貞林通具とともに織田信行擁立して謀反起こした。しかし稲生の戦いでの敗戦や、土倉手籠めにした信長器量認め改め臣従した。 服部小平太はっとり こへいた)、服部小藤太(はっとり ことうた)、河村五郎かわむら きゅうごろう)、恒川久蔵(つねかわ きゅうぞう少年時代信長つるんでいた不良少年たち。いずれも商人次男三男坊で、跡取りとなる目もなく実家からは役立たず悪銭扱い受けており、ゆえに行き場のない青春不良として費やしていた。そこに参加してきた信長自分たちも知らぬ間に頭として立てるようになると、信長弱さ不器用さ知った上でその人物を慕い生命預けるようになる商家生まれたことで自然と身に着け商いセンスによって自ら物事判断し行動できることに信長も信を置き、後に信長馬廻り衆となる。 毛利秀高(もうり ひでたか) 通称新介四角顔で吃音癖がある。熱田名家毛利家出身ながら若年期は家を出奔し落魄堀田家小間使いに身をやつし少年期信長何度も叩き出す。父信秀敗戦材料堀田家を騙す信長策略利用された後、その身を案じた信長より堀田家から掠め取った金を渡され逐電せよとの勧め従い信長の恩に報いることを誓う。後、桶狭間の合戦において信長の下に集い、指を失いながらも義元首級上げ手柄立てる。本編第三部の「一統記」では本能寺の変の際、二条御所にて討死した様子描かれた。かつての武勲若い世代憧れとなっており、討った明智軍の兵もその死を惜しんだ

※この「織田弾正忠家」の解説は、「センゴク外伝 桶狭間戦記」の解説の一部です。
「織田弾正忠家」を含む「センゴク外伝 桶狭間戦記」の記事については、「センゴク外伝 桶狭間戦記」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「織田弾正忠家」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「織田弾正忠家」の関連用語

織田弾正忠家のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



織田弾正忠家のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの戦國ストレイズ (改訂履歴)、センゴク外伝 桶狭間戦記 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS