その他の神霊的存在
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「アルシャードトライデント」の記事における「その他の神霊的存在」の解説
冥府龍ニーズヘグ ノルンの泉に巣食い、宇宙樹ユグドラシルの根を噛んでいる存在。あらゆる「モノ」を喰らい尽くすがゆえに「終末の獣」とも呼ばれる。 「襲来! コスモマケドニア!!」にて茉莉ら第1パーティとアレクサンドロスとの最後の戦いの最中に出現し、戦場であったノルンの泉、さらにはブルースフィアを飲み込んでしまうが、「美少女★女神と黄金の林檎」で美衣ら第2パーティによってアマルテイアが起動し、ブルースフィアはニーズヘグから脱出した。その後は「イクステリアスの障壁」によって抑えられている。 ガイア 「ユグドラシル宇宙#ガイア」も参照 ブルースフィアの創世神話によれば、あらゆるもののはじまりから存在していた母神とされ、ブルースフィアという星そのものがガイアであるとされている。このような「はじまりの神」をユグドラシル宇宙では始源存在と呼ぶ。ブルースフィアのイデアでもある。 ユグドラシル宇宙という次元構造は、別の始源存在である”元なる巨人”イミルの死骸から生まれたものであり、つまり、ガイアはユグドラシル宇宙の誕生以前から存在する。ユグドラシル宇宙という次元構造は、イミルが生み出した「世界樹」が母神ガイアという「大地」に根を張ることにより成り立つ。そのため、ガイアを擁する世界であるブルースフィアはユグドラシル宇宙という次元構造抜きに自立できるが、ユグドラシル宇宙という次元構造はブルースフィアが存在しないと崩壊する。「美少女★女神と黄金の林檎」では実際にブルースフィアがユグドラシル宇宙を見捨てて多元宇宙の外へ旅立つという事件が起こった(グレート愛ランドの二大女神はこの原因を「ガイアが眠ってしまったため」と見ていた)。ブルースフィアをユグドラシル宇宙へ帰還させる物語はサプリメント『ラグナロク』の収録シナリオによって扱われ、リプレイでは語られない。 ユグドラシル宇宙誕生以前からの始源存在であるガイアは、大ラグナロクによる滅亡と再生の対象には入らない。逆に、ガイアが奈落によって失われてしまうと新しい世界樹を生やす大地がなくなるため、ユグドラシル宇宙を再生させることそれ自体が不可能となる。しかし、再生ではなく完全なる宇宙の新生を狙うメタトロンにとってはガイアもまた滅ぼすべき存在である。 機械神デウス・エクス・マキナ 「ユグドラシル宇宙#真帝国」も参照 ミッドガルドの創世神話によれば、神代の時代、「人間は神々の下僕たるべし」との運命に逆らったミッドガルド大陸北方の王ユグノスの前に現れ、彼に助力して小ラグナロクを起こし、神々を滅ぼして「人世の時代」をもたらした存在。その存在を人類の守護神として崇めるようになったトゥーレ王国が現在の真帝国の原型である。 小ラグナロクの後に姿を消したが、「ミッドガルド大陸全土に機械神の信仰があまねく広まれば、機械神は再び降臨して千年王国が誕生する」という予言が残った。真帝国はその予言の成就を侵略戦争の大義としている。なお、機械神は機械天使たちの前からも姿を消しているらしく、天使たちもまた機械神再臨の予言を成就させるべく歴史の影から真帝国に様々な干渉を行ってきた。 真帝国では運命を司る神とされており、「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」の加護《デウス・エクス・マキナ》は運命神としての側面を表したものでもある。また、あらゆるものの複製を作り出すエイリアスという真帝国の秘儀も機械神の加護によるものとされており、エイリアスを作れ出すのは真帝国ではその秘儀に通じたごく一部の者だけとなっている。 機械神デウス・エクス・マキナはミッドガルドという一世界のみならず、ユグドラシル宇宙全体に影響を及ぼす神でもある。「魔女が望んだ未来消失」でベスが掴んだ情報によれば、機械神デウス・エクス・マキナは「万物をマナに還元する存在」であり、この神が降臨することによって初めて、ギャラルホルンの二度目の笛でも生き残った世界群のマナへの還元(ベス言うところの「『正しい形で(大)ラグナロクを起こす』」)が始まるのだという。 デウス・エクス・マキナは現在の宇宙を終わらせる神であるが、同時に大ラグナロクを終わらせて次代の宇宙につなげる神でもある。デウス・エクス・マキナが降臨しない限り活性化した奈落の侵食は永遠に続き、最後は宇宙の全てが奈落に沈むことになる。ただし、ロキ神によると、大ラグナロクを終わらせるには全ての神々を滅ぼす必要があるとされ、大ラグナロクの最後には次代を望む人間と生き残りを望む神々とで最終戦争が始まるとロキ神は予言している。ユグドラシル宇宙においてのミッドガルドはデウス・エクス・マキナが降臨する舞台装置としての役割を持ち、その時にはミッドガルドがアスガルドとして開かれるとされる。 ベスの説明によれば、デウス・エクス・マキナをミッドガルドに降臨させるためには3つのイデアが必要とされる。そのうちの2つがマキニャンと”無垢なる者”である。この3つのイデアは、最終的にはデウス・エクス・マキナを受け入れる器となる者によって統合される必要がある。マキニャン メタトロンの反逆によって権能の大半を失った機械神デウス・エクス・マキナが、残された権能のひとつであるエイリアス技術を使ってグレートブケパロスに送ったアバターの一体。一人称は「主」。 ベスの前に現れ、茉莉たちの前に立ちふさがるであろうメタトロンのアバター討伐を要請する。ベス以外には正体を隠しており、「マキニャン」は偽名。 形態の維持はベスのシャードに依存しているため、ベスと瓜二つの姿を採っているが、ベスから離れると1個のネジと化してしまう。そのため「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」のオープニングではベス(というよりはプレイヤーの鈴吹太郎とGM)にいいように遊ばれてしまい、茉莉のプレイヤーのしのとうこから「大惨事」呼ばわりされていた。わりとフランクな性格だが、意外と気弱。本体たる機械神の権能がほとんど失われていることもあり、ベスからは「神の威厳がない」と言われてしまっている。 マキニャンはあくまで機械神の一側面が擬人化したものであり、必要最低限以外の知識や記憶も与えられていないため、機械神そのもののあり方をそのまま表しているわけではない(これは”無垢なる者”も同様)。 ”無垢なる者” 機械神デウス・エクス・マキナのアバターの一体にして、真帝国を司るイデア。サプリメントなどでは「イノセント」とルビが振られることもある。幼児の姿をしており、一人称は「ぼく」だが性別がなく、男女どちらともとれる外見。 「天使派」によるクーデター(=「天使がくれた世界滅亡」)の最中に帝都グラスヘイムに出現。混乱する帝都で孤立状態にあったが、とある勇敢なクエスターたちによって救出され、現在はヴァナヘイムで保護されている。「魔女が望んだ未来消失」ではシルダと邂逅。気に入られた様子であった。 見聞きする様々なものに対して好奇心旺盛に接する様子が『パラダイスロスト』のシナリオでは描かれており、「魔女が望んだ未来消失」でもシルダに対しては強い興味を抱いていたが、シェルリィが目の前に立ってもその存在を認識さえしないということもあった。 ニケー ブルースフィアで行われている、神々の転生者たちの決闘「レスケー」の審判役。西洋風の女性の顔立ちで、背に大きな翼を持つ天使のような姿をしている。ギリシア神話の勝利の女神ニーケーと同じ名前を持つが、その出自は謎に包まれている。彼女が神格を持つ古代の神の類なのか、神々の転生者たちの戦いにまつわる妖精のごとき存在なのかは定かではない。 一切の倫理道徳に惑わされずに、ゴルゴーン三姉妹の提示した試合のルールを遵守して勝敗の判定を行う。「美少女★女神と黄金の林檎」冒頭のレスケーで那須美衣を勝利者と判定し、彼女への報酬として「黄金の林檎」を与えるべく、美衣をポセイドン号へと案内した。これはその時点で「黄金の林檎」を所持していた海王竜馬どころか、「黄金の林檎」本人であるクアドラの了承を得たものではなく、このことからも、ニケーはレスケーの運営のためなら他人の都合は全く無視する傾向があることがうかがえる。なお、この独善的な傾向はレスケーの運営に関わる神霊的存在には共通しており、レスケーの参加者選定とルール作成を担当するゴルゴーン三姉妹はレスケー参加者の意思を考慮しない(参加への拒否を許さない)。 ロキ アース神族の道化神であり、アルフレッド教務枢機卿の正体。ミッドガルド:真帝国関係者の節を参照。 ルシファー 悪魔王。元は機械神の第一の配下である機械天使だったが、その強力さゆえに驕り昂ぶり、機械神に成り代わろうとして奈落に堕ちた。最終的には機械神に半身を砕かれシャード《シャヘル》と化した。これらは全てミッドガルドの神話時代の出来事である。 ユーベル・エンデ枢機卿はこのシャヘルのシャードを継承したアインヘリアルで、現在はルシファーそのものとして覚醒している。ミッドガルド:真帝国関係者の節を参照。 炎の巨人 「天使がくれた世界滅亡」の終盤、大ラグナロクの開始を告げる「二回目の『ギャラルホルンの笛の音』」がミッドガルドに到達したと同時に、ミッドガルド大陸南部の「炎の壁」の彼方で立ち上がった巨人。 伝承によればスズリ砂漠は彼によって生み出されたとされ、そこに住むジャーヘッドは「新しき神」として信仰している。 名前は存在せず、現在の世界を滅ぼした時に初めて名前が与えられ、神となるという。 この炎の巨人については『パラダイスロスト』で扱われるが、大ラグナロクで出現した炎の巨人は一体ではなく軍団として登場しており、巨人軍団はスルトと名乗る戦士に率いられている。 スルト 神々と世界を焼き尽くす巨霊神で、大ラグナロクの最終局面に現れる。この神霊存在については最終シナリオ『終末の炎』で語られ、リプレイでは登場しない。 ”蒼” 宮沢茉莉のシャードのアバター。 「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」にて、ルートワールド「スクールエンパイア」での祥吾との再会以来、絶えずシャードから聞こえる「奈落に染まった父を倒せ」という声(ルール上はクエスト)を振り切り、「アスガルドを目指すために父を救う」決意を固めた茉莉に応えて、茉莉のシャードは変貌し、茉莉と同じ声、同じ口調で語るようになった。そして、自らを「蒼」「蒼の守護者」と名乗り、茉莉に願いを望んだ。それに対する茉莉の願いは「これからもあたしと一緒に、平和な日常を守って。あたしだけの日常じゃなくて、全ての行きとし生ける者の日常を」だった。 一連の過程はルール的には、サクセサー用の追加クエストとボーナス加護として表現されており、「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」のシナリオ上で追加された加護は《ガイア》である。GMの田中天はミドルフェイズにて、設定したクエストに対してPCが《ガイア》を得ることができる「トゥルーエンド」と、そこへ向かうための隠しフラグを用意していた。そして茉莉が隠しフラグを立てたことでトゥルーエンドは成立した。 ラティ/プリーティ じゅりあの故郷・グレート愛ランドを支える二柱の女神。大ラグナロクによって消え行く滅びた神カーマのシャードを残すべく、ユグドラシル宇宙全体に住人を送っている。初出はサプリメント『リーフワールド』。 「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」にて、恵の行方を探しに来たベスに彼女の不在を告げたが、同時に「ブルースフィアがユグドラシル宇宙を離れたのは、ガイアが眠ってしまったからだ」として、ガイアを目覚めさせるためのアイテム【愛の輝き】をベスに託す。 アビスマルトリニティ 大ラグナロクによって解放されたティターン神族・ヒュペリオン、機械神に叛逆した大天使メタトロンのアバター、そしてアインヘリアル・宮沢祥吾が融合した存在。「爆誕! ゴッドウォリアーズ!!」のラスボス。 ヒュペリオンが因縁深い祥吾を完全に乗っ取るためにメタトロンの助力を得て生み出した存在だが、祥吾にとっては、茉莉たちの力を借りて両者を一網打尽にするための「罠」である。そのため、ヒュペリオンやメタトロンの人格が出た時にはそれぞれの力を発揮するが、祥吾の人格が出た時には一時的に抑制されるという弱点を持つ。 「大聖樹」(サンワリンギン) ミッドガルド南方の大密林ウータンキドゥルに生える巨木であり、原住民「バーバリアン」たちの信仰対象。自我を持っており、大聖樹は巫女(オラクル)を通じて自分の意思を伝える。バーバリアンたちの中では大聖樹の声を聞けるオラクルは「ロロ」と呼ばれており、畏怖をもって扱われている。 その正体は、アルフの知識アーカイブ「ミーミル」の漏洩電波を盗聴するためにロキ神が「暇に任せて」作った巨大なアンテナである。それゆえ、大聖樹はミーミルが持つ様々な情報を知り、集積することができる。サプリメント『ミッドガルド』によると、大聖樹は情報を集積する中で自我を持つが、それと同時に、世界には自分を害する危険な存在が満ちていることを知った。膨大な知識に比べて幼児のような未発達な自我しか持たぬ大聖樹はそのことを過剰に恐れ、自己防衛のために自身の周囲に防壁となりうる大密林を作り出した。この大密林こそがウータンキドゥルである。歴代のロロを通じてバーバリアンたちを導いているのも、外敵の脅威から自分を守ってもらうためである。 後にロキ神は「面白かったが、途中で飽きて」大聖樹を放棄したが、親神が自分を放置していることに大聖樹は疑念を感じ、それが「親神は大聖樹はもはや用済みと考えており、そのうち殺しにくるのではないか」という疑心暗鬼にまで発展していた。その不安から「魔女が望んだ未来消失」ではバーバリアンたちに、「天使派」のクーデターで混乱の極みにある真帝国討伐の託宣を下した。しかし、ウータンキドゥルに向かう「虚無の翼」号に出現したロキ神=アルフレッドは大聖樹への敵意や抹殺の意図は一切ないことを明言。アプフェルは大聖樹にロキ神の意思を伝え、バーバリアンの真の敵は真帝国ではなく奈落であり、今まさにミッドガルドの大地と生命を蝕んでいる奈落と戦うようにバーバリアンたちを導いて欲しいと依頼した。バーバリアンたちは直ちに銀嶺渓谷に進軍を開始し、ロロは「大聖樹の言葉をただ無思考に受け取るだけではいけない」と、従来の自分の姿勢を反省した。 なお、アプフェルらウータンキドゥルの外のオラクルが「神の声」と信じていたシャードの啓示の正体は、大聖樹がアンテナとして中継していたミーミルの漏洩電波であるともロキ神は明らかにしている。 グナーデ ミッドガルドにおける奈落の上級使徒で、”月の魔女”の異名を持つ。ルール第一版基本ルールブック以来の公式NPC。 大ラグナロクの混乱を利用してミッドガルド全てを奈落に沈めようとしており、混乱を収めようとするクエスターたちに様々な妨害を行う。「魔女が望んだ未来消失」のラスボス。 月齢(正確には月相)に応じて姿が変わり、上弦時は魔力みなぎる少女の姿、下弦時は智恵に秀でた老婆の姿、満月時は両方を兼ね備えた美女の姿をとる。「魔女が望んだ未来消失」のクライマックスフェイズではこの3形態が同時に出現し、田中天によって上弦形態に「ロリーデ」、満月形態に「ビジョーデ」、下弦形態に「ババーデ」と愛称がつけられ、それぞれのオリジナル特殊能力もGMの緑谷の命名で「上り月の〜」「満月の〜」「降り月の〜」を冠されていた。 リプレイにおいては「魔女が望んだ未来消失」が初登場だが、『アルシャード』シリーズ全体においてはミッドガルドを代表するキャラクターの一人。数多くのものたちを奈落の道に引き込み、そうして墜ちた者たちが数多くの公式シナリオでユーザーたちの前に立ちふさかっていた。 その正体は約400年前に皇帝グスタフ・ヨーゼフ2世を生み出す存在として天使たちにより人工的に作られた「聖母」である。皇帝を生んだ後に奈落に墜ちたのだがその経緯は語られていない。聖母が奈落に墜ちたことはトップシークレットであり一般には知られていない。真帝国において、皇帝を生み出すと伝えられていた「聖母の一族」は全て初代聖母たるグナーデのエイリアスである。聖母の本来の機能は、マナを胎内にためこみそこから胎児を作り出すというものであったが、今までの聖母エイリアスはマナによる処女受胎を行うと肉体が耐えられずにことごとくが死亡してしまっている。そこで天使たちは別の方向性として「神の光」計画を進めた。この経緯から、グナーデはシルダを自分の同類と呼んでいる。 『ラグナロク』によると、メタトロンが奈落の属性を持って降臨したのは、グスタフ・ヨーゼフ2世が昇天してメタトロンに転生する際にグナーデが介入したためとされている。これはグスタフの母としてのグナーデなりの歪んだ愛情でもあり、我が子を自身の力で再び生み出したのだとも言える。 テュポーン 神代のブルースフィアに小ラグナロクをもたらした奈落の怪物。「神殺しの獣」の二つ名を持つ。奈落が渦巻く竜巻のような「核」から無数の魑魅魍魎が生えている、という奇怪な姿をしている。 ティタノマキア、ギガントマキアの二大戦争に勝利したがゆえに驕りたかぶっていたオリュンポス神族を罰するために母神ガイアが生み出した存在であると神話では語られているが、生まれたときから奈落だったのか、ティターン神族のように生まれた後に奈落に侵されたのかははっきりとはしない。 オリュンポス神族はテュポーンを完全に倒すことはできずタルタロスに封印するのでせいいっぱいであった。そして、この戦いで力を使い果たしたオリュンポス神族は世界の管理神の地位にとどまることができなくなり、いずこかへと姿を消した。ある神は人知れず場所で隠棲し、ある神は神としての姿を捨てて人間社会に混じり、ある神は人間に転生した。こうしてブルースフィアに「人世の時代」が訪れた。 封印されたテュポーンは大ラグナロクによって奈落の侵食を濃く受けるようになったブルースフィアに干渉し、女神ヘラのワードであった平ユウノ・アーケンの意識に接触。彼女のレックスへの独占欲と他の女性への嫉妬心をたくみに利用して、ユウノの心を奈落に染めていった。 「美少女★女神と伝説の愛天使」ではテュポーンに魅入られたユウノが冥府ハデスの青銅門を守る三体のヘカトンケイルをゼウスにより召還させ、テュポーンは守りが薄くなった青銅門を通ってタルタロスから脱出。そのタイミングを見計らい、ユウノは成穂学園の次元門を開きテュポーンをブルースフィアへと招来させた。 「神殺し」の名にふさわしく、<神>属性のダメージを与えたもののHPを100点失わせるという特殊能力を持ち美衣たちを苦しませたが、撃退には成功した。再封印される直前に「我が一部を倒したとて、お前達は逃げられない」と捨て台詞を放っているため、あくまでテュポーンの力の一部が顕現しただけであったようである。 アーリマン 奈落神の一柱。ティターンとは別系統の神族で、『アルシャード』シリーズの中でデータが明記されている一般エネミーの中ではもっとも強い。レベルは99。 「創世! 真ラグナロク!!」では最終話ということもあり、この最強の一般エネミーをミドルフェイズで登場させたが、サプリメントを全て使用して強化された100レベルの最終パーティー相手には、加護も使われずに処理されてしまった。 リーヴ/リーヴスラシル ミッドガルドの伝説によれば「アスガルドに生える世界樹のうろの中で眠り続けている少年と少女」とされる。アスガルドに誰かがたどり着くとこの二人が目覚めると伝えられている。 この伝説には真実が含まれており、アスガルドにたどり着いたものの前に二人の少年少女が現れることは事実である。この少年少女はアスガルドにたどり着いたものへ、思い通りの新世界を作り出すための手助けをしてくれる。いわばアスガルドの案内役である。 この二人の正体は完全に不明であり、神なのか人型のレリクスなのかハイアルフの一人なのかもわかっていない。ハイアルフ最高の叡智であるミーミルでさえ伝説としてしか認知していない。最終話「創世! 真ラグナロク!!」の冒頭では、滅びを目前に迎えたユグドラシル宇宙に住む全ての者の夢の中に現れている
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