ミドルフェイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/22 02:45 UTC 版)
本作のミドルフェイズはシナリオの舞台となる「町」の各所を探索し、魔法的事件の原因と解決方法を調査するためのパートである。 まずGMはミドルフェイズ開始時に、テーブルの上にトランプを数枚裏向きにする。トランプは一枚一枚が「街のなんらかの施設や場所」をあらわしており、それを表すためのコマ「プレイスマーカー」をトランプの上に置く。プレイスマーカーは建物や地形の絵が描かれた紙製のコマで、ルールブックからコピーして作成する。 ミドルフェイズでの個々のシーンでは、そのシーンの主役となる「シーンプレイヤー」がGMによって一人決定される。シーンプレイヤーは今から自分たちが街のどの場所を調査するかを裏向きのトランプの中から選択する権利がある。 GMは各トランプで示された場所毎に、どのようなイベントが起こるかを事前にシナリオで設定している必要がある。そして、シーンプレイヤーが操るPCおよび同行しているほかのPCは、シーンプレイヤーが選んだ場所で発生するイベントを誰かがクリアすることで、シーンプレイヤーにその場所を表すカードが与えられる。このカードはマナソースとして扱われる。 このイベントのクリアで手に入ったカードが絵札もしくはAだった場合、それは「シナリオで扱われる事件の核心となる諸要素に宿っていたマナソース」であることを示す。これを「キー」と呼ぶ。GMはキーのマナソースを渡すときは必ず、そのマナソースが表しているモノは何かを明確に示す必要がある。例えば、原質のキーでは「事件の重要な証拠品や事件を解決するためのアイテム」などを表すことができ、精魂のキーでは「事件を起こした元凶の動機」や「PCが事件を解決するためのモチベーション」などを表せる。そしてこのキーが総計で6つ入手できればミドルフェイズは終了し、クライマックスフェイズへ突入する。 なお、ミドルフェイズでは戦闘ルールは使用されない。戦闘的な状況が発生した場合も通用の行為判定で解決する。戦闘的な状況では判定に失敗するとダメージの代わりに「消耗」「呪詛」「感乱」のいずれかのバッドステータスを受ける。これらは治癒されない限りは以降の行為判定に不利な修正を与える。
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