第2パーティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 16:41 UTC 版)
「アルシャードトライデント」の記事における「第2パーティ」の解説
神々の戦い「レスケー」。そこで勝鬨を挙げる一人の少女がいた。彼女の名は那須美衣。高校生モデルにして美の女神アフロディテの末裔である。審判者ニケーに連れられ、美衣は勝者の報酬「黄金の林檎」があるという1隻の豪華客船「ポセイドン号」に向かう。 「黄金の林檎」。それはフレイの剣と自称する意思持つ杖・クアドラだった。ニケーの説明とは異なる存在を前にした美衣は悩んだ末クアドラと契約する。その瞬間、クアドラは杖から盾へその姿を変えた。 そこで美衣が出会ったのは、船のオーナーである少年富豪・海王竜馬と、彼の依頼でクアドラの解析のために乗船していた心理学者・宮沢虎吾郎、黄金の林檎を盗むためヘルメス教団から送り込まれた盗賊・新条シオン。だが、シオンの姿を見た瞬間、竜馬の顔色は一変する。 いくつもの勢力の思惑が絡み合う中、ポセイドン号は巨大な衝撃に見舞われ、船内にはどす黒い流動体がなだれ込んだ。それは、世界の敵「奈落」――。
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那須美衣 (なす・みい、ヤトアキラ) キャラクタークラス第1話 : ワード (Lv.6) / スカウト (Lv.2) / ファイター (Lv.9) 第2話 : ファイター (Lv.9) / スカウト (Lv.1) / ワード (Lv.12) / メサイア (Lv.5) シャードの加護 :《フレイヤ》《ヘイムダル》《トール》 過去のPC登場作:なし 成穂学園高校に通う高校生モデルであり、美の女神アフロディテ神の化身(ワード)の一人。虎吾郎のかつての教え子でもあるが、ボク少女かつ強気な性格故か授業で率直に間違いを指摘したことで、虎吾郎からは軽い恨みを持たれている。 自分自身が美の女神の化身であることを強く自覚しており、他人から綺麗だと褒められてもそれは当然のことと思っている。さらにはそんな美少女として存在している自分が何より大好きというナルシスト。しかし、内面を褒められることには慣れていない。 『トライデント』に参加している全PCの中でも非常に人格が安定したキャラクターで、どのような悲惨な状況になっても迷いや葛藤、恐怖や怯えといった表情を見せることがない。ある意味では非人間的な精神構造とも言えるが、これについては「怯えてばかりでは美しくない。何があろうと美しくありたいだけ」と語っている。自らが司る概念に殉ずるというあり方は、道化の神であるアルフレッド枢機卿や王者の神であるレックスなどと通じるところがあり、美衣が神の化身ということを頷かせる部分でもある レスケーに勝利したことでクアドラの新たな主となり、クアドラを盗みに来たシオンと対峙するが、直後に奈落の襲撃を受ける。辛うじて脱出に成功したものの、今度は学園祭で竜馬に交際を迫られ、そのさなかにコスモマケドニアに拉致される恵と、闇に呑まれるブルースフィアのビジョンを知覚。真相を探るべく竜馬を追う。 学園祭の場面は作中時系列で「襲来! コスモマケドニア!!」と同時進行しており、美衣は「コスモマケドニア」にNPCとして出演している。「コスモマケドニア」GMの田中天は事前に名前と設定をヤトから聞いていたのだが、どんな口調かを聞くのを忘れていた為、「コスモマケドニア」での美衣は抑揚のないロボット口調になってしまった。しかし「黄金の林檎」のセッションでGMの藤井から当該シーンを聞かされたヤトはこの演出を気に入り、挿絵として「ロボット化した美衣」を描いている。 「美少女★女神と伝説の愛天使」では事務所の意向でじゅりあとアイドルユニットを組まされることになるが、じゅりあの痛々しさに対しても何事もなかったかのように普通に受け入れている。その後、ガイアを狙って地球侵略を行う異世界勢力に対抗するべく、オリュンポスの神々に協力してもらうよう各神の説得に回ることになるのだが、このときにポセイドン神こと海王竜馬に一日デートの約束と引き換えに協力をとりつけたが、肝心のデートは皆で行うクリスマスパーティーにいつの間にか摩り替わってしまった。もっとも、美衣は心の底から人数が多いほうが楽しいと考えていただけであり、悪気は一切ない。 最終話「創世! 真ラグナロク!!」ではNPCとして登場。「美少女★女神と伝説の愛天使」の戦いで解放された成穂学園地下の青銅門からの奈落の侵略を防ぐための防衛隊のメンバーに選抜されている。 新条シオン (しんじょう・-、田中信二) キャラクタークラス第1話 : ブラックマジシャン (Lv.6) / ワード (Lv.10) / エージェント (Lv.1) 第2話 : ブラックマジシャン (Lv.6) / エージェント (Lv.9) / ワード (Lv.10) / メサイア (Lv.2) シャードの加護 :《オーディン》《フレイ》《エーギル》 過去のPC登場作:なし 。魔術結社「ヘルメス教団」の一員の少年で、神の伝令ヘルメス神のワードの一人。ヘルメス神のワードのみで構成されるヘルメス教団の構成員は同じ人格と思考を持つが、シオンだけは他の構成員とは大きく異なる個性を持っていたため、異端者として一兆年の封印刑に処されていた。教団から刑期の軽減を代償に「黄金の林檎」の回収を命じられ、一時的に解放される。年齢ははっきりしないが、美衣と同じクラスに転校してくるため、高校生程度とは思われる。 斜に構えた態度を好み反抗的な発言も多いあたり、ある意味で年相応の性格ともいえるが、上述の事情からヘルメス教団では異端者である。ヘルメス神のワードであることはそれなりに誇りに思っているらしく、知恵の神の転生として策士を自称している 美衣とは対称的に、神の転生体であることを忌避している部分があり、迷いや葛藤も目立つ。ある意味で、非常に「人間的」な面が強く出たキャラクターになっている。 「美少女★女神と伝説の愛天使」のオープニングでゼウス神のワードであるレックスと邂逅し、協力を要請されるが、それを拒否。レックスの攻撃を受け重傷を負っている。 レックスによってヘルメス教団が全滅し、帰る場所を失ったものの、そのレックスと、ヘラ神のワードであるユウノの野望を砕いた後、奈落に押されつつあるブルースフィア戦線を打開するため、美衣の依頼で「神々の伝令」として茉莉との合流を目指す。 クアドラ (鈴吹太郎) キャラクタークラス第1話 : アルケミスト (Lv.6) / ソードマスター (Lv.9) / ホムンクルス (Lv.2) 第2話 : アルケミスト (Lv.8) / ソードマスター (Lv.12) / ホムンクルス (Lv.2) / ドラゴン (Lv.5) シャードの加護 :《ヘル》《タケミカヅチ》《ネルガル》 過去のPC登場作:『明日へのプロファイル』 神代にフレイ神が所持していたとされる意思を持つ武具。 『明日へのプロファイル』では、この世界にやってきたクアドラを人間たちが研究したことからが、ブルースフィアの近代魔導科学の結晶であるチャンバースタッフが生まれたという設定が語られていたが、「美少女★女神と黄金の林檎」はその設定が物語の主題として取り扱われている。 ニケーやゼウス、ポセイドンといったオリュンポス神族に属するものたちはクアドラを「黄金の林檎」というコードネームで呼んでいる(その意味については#用語を参照)。 『明日へのプロファイル』での恵のサポート役を終えて、本来の所有権者であるサジッタ社の研究施設へ帰還。その後、海王コンツェルンから貸与の依頼があり、豪華客船ポセイドン号に収容されていた。しかしニケーが勝手にクアドラを「レスケー勝利者の報酬」として決めてしまい、勝利者である美衣がクアドラを奪えるように手引きした。クアドラ自身は美衣に自身を使いこなせる素質を見出したため、彼女を使い手と選ぶことを了承している。なお、美衣の手に渡った時点で形状を杖から盾の形状に変化している。 「美少女★女神と伝説の愛天使」では上級クラスとしてドラゴンを習得している。『アルシャード』では「竜玉」という竜の力が詰まった宝玉を得ることで後天的にドラゴンになることができる、という設定を生かしたものだが、サポートキャラとしてのクアドラの性質上、ドラゴンの力を使うのはクアドラではなく美衣である。プレイヤーの鈴吹太郎が言うには、美衣がクアドラを装備するシーンのBGMは「燃えよドラゴン」のテーマとなるらしい。 宮沢虎吾郎 (みやざわ・こごろう、菊池たけし) キャラクタークラス第1話 : アーティスト (Lv.10) / ホワイトメイジ (Lv.6) / ブラックマジシャン (Lv.1) 第2話 : ブラックマジシャン (Lv.1) / ホワイトメイジ (Lv.13) / アーティスト (Lv.14) シャードの加護 :《ミューズ》《イドゥン》《オーディン》 過去のPC登場作:『希望へのコンタクト』 宮沢家の長男、すなわち竜一郎、茉莉の兄。父・祥吾同様大魔術師マーリンの門下だが、魔術の才能を持ちながら恐怖心からその事実を受け入れず、魔術や神秘といったものを否定しており、オカルト否定の著書をいくつも出している。音楽(特に打楽器)と心理学にも長けている 美衣とのコネクションを決定する際、かつて成穂学園に臨時講師にきたことがあるという設定がついた。シナリオ中でもその経歴を活かして美衣のクラスの臨時担任になっている。 サジッタ社でさえも解明し切れていないクアドラの隠された力を、魔術的な知識にまどわされない視点から解析して欲しいと海王竜馬から依頼されたところからシナリオは始まるが、専門分野が心理学と音楽という彼にどういう成果を期待していたのかは不明。このあたりはプレイヤーである菊池たけし本人が突っ込みを入れていた。 竜馬の依頼を受けて、勤務していたウイーンの音楽大学を辞してポセイドン号に搭乗していたが、そこで美衣とシオンの対峙に鉢合わせし、さらに奈落の襲来を受けてポセイドン号が転覆。辛うじて脱出には成功したものの、依頼は果たせず無職になってしまう。しかし折しもクアドラの行方を追うため連絡を入れてきた師マーリンを頼り、クアドラの監視を条件に成穂学園へ復帰する。その後、大ラグナロクの余波で地球がニーズヘグに飲まれてしまう事件が発生。奈落の道をたどって南極に降臨したウラヌスを倒すために美衣やシオンと共同体制を取る。 この地球規模の大事件を通してさすがに虎吾郎も魔法の実在を多少は認めるようになったようで、「美少女★女神と伝説の愛天使」では超常現象についての理解を深めるためになぜか白いトーガを羽織って登場している。本人曰く、神話という超常現象に近づくために神の姿を模しただけということだが、直後に「『テルマエ・ロマエ』が面白くて影響された」という身も蓋もない発言もある。過去作「表裏の街」でも南洋文化に影響されてポリネシア風の衣装を着ていたので、「形から入るコスプレ好きなのでは?」と他のプレイヤーたちから突っ込まれていた。 「美少女★女神と伝説の愛天使」では27レベルというレギュレーションではあるが、上級クラスもアインヘリアルクラスも全く習得していない。これは超常現象を認めたとしても「人の子として生きる」という彼なりの最後まで譲れない意地のようなものでもある。 また、同話ではじゅりあに惚れられることになり、その痛々しさにはドン引きしているが、実は虎吾郎も他人が聞いたらドン引きするレベルで友情に飢えている寂しがりやなことが明かされ、それゆえに自分を好いてくれるじゅりあには惹かれているところもあるようだ。 羽生 じゅりあ (うにゅう・-、緑谷明澄) キャラクタークラス第2話 : ブラックマジシャン (Lv.1) / レジェンド (Lv.14) / OVL:グレート愛ランド (Lv.1) / グローリー (Lv.12) シャードの加護 :《オーディン》《ガイア》《ミューズ》 過去のPC登場作:「翼の折れた愛と青春」 ルートワールド「グレート愛ランド」からやってきたオーヴァーランダー。アイドル活動を通じて人々に愛を振りまくことを使命としている。「美少女★女神と伝説の愛天使」のゲストPCであり、タイトルの「伝説の愛天使」は彼女のことを指す。 今作では人々に語り継がれる存在であることを示す上級クラスであるグローリーを習得。その反映として、「地域密着型アイドル」であった「翼の折れた愛と青春」から全国規模のアイドルにまで成長している。海王コンツェルンの後ろ盾で美衣とユニットを組みデビューした。 異常に惚れっぽい性格と、痛々しいまでのウザ可愛さは健在で、今回はカップリングが成立していない虎吾郎にターゲットを絞り、猛烈なアプローチを繰り返す。 戦闘時には神王の騎馬と蒼天の弓を召還し、白馬の上から弓で射撃攻撃を行う。キューピッドの弓矢をイメージした戦闘スタイルで、上述した美衣とのユニット名が「あなたのハートを仕留め隊」という名前なのはこのダブルミーニングである。
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