クロガネクルーとは? わかりやすく解説

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クロガネクルー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 13:42 UTC 版)

バンプレストオリジナルのキャラクター一覧」の記事における「クロガネクルー」の解説

エルザム・V・ブランシュタイン (Elzam v. Branstein) 声 - 稲田徹 初出は『スーパーロボットスピリッツ』の前日小説。この時点では外見など設定存在せず詳細な設定公開されたのは『OG』ならびにその原作に当たる『α ORIGINAL STORY』が初出ドイツ系男性29歳階級少佐コロニー名門軍人一族であるブランシュタイン家長子で、ライディースの実兄。常に冷静沈着で、大局見据えて行動する判断力持ち主天才的な操縦技術加え料理の腕前プロ級。DC戦争中はコロニー統合軍からDC出向し戦闘指揮官を務めたゼンガーとは対照的な性格であるが、自他共に認める親友であり、強く信頼し合っている(L5戦役時、DC側のエルザムと敵対したゼンガー一目でその真意悟った)。『第3次スーパーロボット大戦α』(以下『第3次α』)および『DW』では「黒い竜巻」の異名を持つ。 エルピス事件において、妻のカトライアを撃たざるを得なかった過去を持つ。そのため、カトライアに密かな想い寄せていたライからは逆恨みされていた(後に和解)。エルザム自身割り切ったように装っているが、実際に拭い難いトラウマになっており、『OG』キョウスケ編ではガルイン(カーウァイ)との決戦で「大義のための犠牲」や心ならずも愛する者たちを討つ運命翻弄される自分自身に、強い苦悩見せている。『α』シリーズではエルピス事件後、ブランシュタイン家出奔し行方不明となっている。こちらでは事件経緯が違うらしく、ライはエルザムを憎んでおらず、むしろエルザムがライ負い目持っているような描写がある。 初めPT用いてエアロゲイター交戦した人間である。その際機体武装装備しておらず格闘のみで戦ったシャドウミラーがいた「向こう側」の世界ではエルピス事件死亡している。 自分愛機を黒・赤・黄(金)という派手な三色塗装し、名称も愛馬あやかってトロンベ」(ドイツ語で「竜巻」)と呼ぶ。そのこだわり徹底しており、戦艦クロガネ)ですらもトロンベと呼ぶ(GBA版『OG』では戦艦搭乗時も台詞変更がないため。『OGs』ではパイロット時と台詞変更されクロガネ」と呼ぶ台詞が多いが、稀に汎用台詞で「トロンベ」と呼ぶことがあるまた、OG外伝』ではクロガネ専用台詞に「トロンベ」がある)。 乗機ヒュッケバインMk-II・トロンベ、ガーリオン・トロンベ、クロガネゲシュペンストMk-IIタイプR武装なし)、『DW』ではトロンベカラーのコスモリオンにも搭乗している。 専用BGMは「Trombe!」。個別BGM変更できる作品でも、エルザムのみ変更できない仕様になっている。このBGM通常優先されるボスキャラクター専用BGMイベント指定BGMよりも優先され流れるが、レオナルド・メディチ・ブンドル(『第2次α』)、および『第2次OG最終盤の各ボスとの戦闘のみ、相手BGM優先される。『第2次α』のサントラには本編未使用の「Trombe! Ver.R」が収録されている。レーツェル・ファインシュメッカー (Rätsel Feinschmecker / Ratsel Feinschmecker) 声 - 稲田徹 初出は『第2次α』。エルザムがαナンバーズやハガネ・ヒリュウ改に合流する際に使った偽名である。ただ、ゴーグルをかけて変装してはいるが、相変わらず家紋付けた黒い搭乗機を「トロンベ」と呼ぶなど、真剣に正体隠そうとはしていない当初はエルザムと呼ばれるたびに訂正していたが、次第否定しなくなった『OG2』でダイテツが戦死した際には変装解き、エルザムとして死を悼んだ(後に漫画エルピス亡霊』では、エルピス事件犠牲者遺族に対して自ら本名名乗っている)。『α』シリーズでは「恥知らずな兄」と自嘲している。 クロガネ艦長務めているが、非常時には自ら出撃することもある。 本来ならブランシュタイン家次期当主に当たるはずだが、現在の都合上ミハイル伯父なる人物当主代行任せられている。 名前はドイツ語で「謎の食通」という意味。クスハの栄養ドリンク飲んで倒れなかった数少ない人間1人で、しかも使用した材料全て当てている。『OG2』では下戸であるゼンガーのため、福建鉄観音産の烏龍茶用意決戦前の宴席ではアップル・ストゥリューデルを振る舞いキョウスケゼンガーには「パニ」を供するなど相変わらず料理技術披露した乗機ヒュッケバインMk-III・トロンベガーバインMk-IIIトロンベ『OGIN』)、アウセンザイター。 『第3次α』では孫光龍に対して戦闘台詞があり、最終決戦真・龍王機を撃墜した際にも台詞がある。同作エンディングでは最終決戦後に姿を消しているが、αナンバーズ代表としてバルマー艦隊挨拶出向いた前作の主人公たちに同行していた。 ゼンガー・ゾンボルト (Sanger Somvold / Sanger Zonvolt) 声 - 小野健一スーパーロボット大戦α外伝』(以下『α外伝』)から登場。『α外伝』では敵(ハードルートのみ条件次第仲間になる)だったが、『第2次スーパーロボット大戦α』(以下『第2次α』)ではスーパー系男主公に抜擢された。ドイツ人29歳1月5日生まれB型階級少佐時代がかった武骨な「漢(おとこ)」であり、愚直なまでに己の信念正義を貫く人物である。「悪を断つ剣」と名乗り(「神を断つ剣」「怨霊を断つ剣」「星を薙ぐ剣」「ソフィアの剣」などのバリエーションあり)、自称違わぬ機動兵器操縦技術を持つ。グルンガスト零式パイロットとなるに当たって示現流剣術達人リシュウ・トウゴウに師事しており、生身でも高い戦闘能力持っている現時点ではオリジナルキャラクターの中で最年長主人公経験者(『第2次α』スーパー系男主人公)。決め台詞は「我に(我が斬艦刀に)断てもの無し」。いつも冷静沈着厳格な口調だが、心優しい欧州紳士でもあり、イルイからソフィアまであらゆる年齢層女性対す心配り忘れない『OG』シリーズでは元ATXチーム隊長(元アサルト1)だったが、DC戦争中にDC側につき、以後はエルザムと共にハガネヒリュウ改メンバー陰ながら支えている。エクセレンからは今でもボス」と呼ばれている。弱点は酒が飲めないことで、コーヒー隠し味入れたスプーン1杯のブランデー気絶するほどである。 ブリットとは同じリシュウ師事する兄弟弟子の関係、トウマについては「DGG意思継ぐ者」と認め彼の成長一役買っている。 『超機人 龍虎王伝奇』の稲郷隆馬リシュウ先祖)に似ており、孫光龍指摘されことがある。 刀による戦闘を得意としており、『第2次α』ではロブによるダイゼンガー武装強化案を一言断り参式斬艦刀1本でその後戦い続けた『OGIN』第15話エンディングにおいて、筋骨逞しい肉体に白褌一丁の姿が描かれており、普段から下着トランクスではなく白褌を愛用している模様『PROJECT X ZONE』ではOGシリーズキャラクターとして登場プロローグにおいてエンドレス・フロンティアへ転移しハーケン、神夜と出合う本作では人間サイズダウンサイジングされた参式斬艦刀似た剣「霊式斬艦刀」を使用するが、これは元々ゼンガー普段から帯刀している日本刀に神夜がゼンガー霊力感じたことから刀に自身霊力送り込み変化させた物となっており、これを使用して生身で「燿の太刀」などを行う。 乗機グルンガスト零式グルンガスト参式ダイゼンガーPTやAMへの乗り換え不可となっている(ただし、『OG』一度だけリオン搭乗し漫画Record of ATX』ではガーリオン改造機乗っている)。『OG外伝』『第2次OG』ではグルンガスト系の機体にのみ乗り換え可能。 専用BGMは「悪を断つ剣」、「剣・魂一・擲」(ダイゼンガー)。2曲の北米版『OG2』での曲名それぞれ「A Sword to Smite Evil」「Samurai Sword」。「THE GATE OF MAGUS」(『OG2』選択可)。 寺田プロデューサーによればゼンガーモデルプロデューサー大学生時代実際にいた先輩とのこと。 『α外伝』におけるゼンガーアンセスター#ゼンガー・ゾンボルト参照。 ユウキ・ジェグナン (Yuuki / Yuuki Jaggar) 声 - 真殿光昭 初出は『α』(選択主人公1人)。日本人イギリス人ハーフ男性18歳6月27日生まれA型階級少尉沈着冷静頭脳明晰、常に紳士的な態度心がけている。常識派の人間少々理屈っぽいところがある。愛称は「ユウ」であるが、『OG』シリーズでは一部親しい者のみがそう呼ぶ。『OG2』ではノイエDC所属しカルチェラタン小隊率いパイロットだったが、オペレーション・プランタジネットでハガネ・ヒリュウ隊に協力その後クロガネ同行する卑怯な行動を嫌い、弱き助けることを厭わず正義感が強い(その点でブリットとは似た者同士)。そのため、上官アーチボルドとはそりが合わないブリットライバル存在として立ち塞がるが、戦う内に彼の信念認め中盤以降互い認め良き戦友となっている。いかなる状況でも冷静な判断下すよう心がけているが、『α』ではユーゼス、『OG2』ではアーチボルドに対しては「許せない」と怒り露わにしている。『OG』では『α』主人公のうちユウキカーラだけが登場せず、『OG2』からの参戦である。『OGs』における追加シナリオではラウルたちに疑問持ち目的について言及するシーンもある。 オカルト話題に対して懐疑論者立場取り超常現象異星人存在信じていないため、アインスト出現超機人など周り頻発する超常現象内心パニック起こしている。しかし、懐疑的な視点から人類インスペクタールーツ同一である可能性についても言及している。自分自身念動力者であるが、それに関して肯定否定もしていない趣味天文学好物紅茶普段無口だが、これらの話題になる途端に饒舌になる。紅茶淹れ方飲み方にはこだわり持っており、いかなるときも3時欠かさない紅茶好きは『α』の時点何度も描写されエンディングラストも「紅茶時間が来た」という形で締めくくられている。『OG外伝』のシャッフルバトラーでは、ユウキ乗る機体特殊能力全てティータイムになっているL5戦役中、サンディエゴ襲撃したエアロゲイター機動部隊交戦し民間人であったカーラ救出した(『DW』でそれらしき戦闘描かれユウキも1カットだけ登場)。 乗機ガーリオン・カスタムガーリオンN型『OGIN』)、ランドグリーズエルアインスラーズアングリフラーズアングリフ・レイブン専用BGMは「絆を信じて」。 リルカーラ・ボーグナイン (Rilcarla / Carla Borgnine) 声 - 松本梨香 初出は『α』(選択主人公1人)。ドイツ系イタリア系ハーフアメリカ国籍女性18歳9月30日生まれB型階級少尉男勝り情熱的な性格愛称は「カーラ」(『α』設定では「リルカ」とも呼ばれるとされていたが、劇中でそう呼ばれたことはない)。人懐っこく面倒見良いので、仲間相談役引き受けることも多々ある『OG』ではパートナーユウキ共々未登場『OG2』ノイエDC所属パイロットとして登場した。後にハガネ・ヒリュウ隊に協力しエンディングではユウキと共にクロガネ乗り組む楽観主義者で、些細な悩み事一晩寝ると忘れてしまうタイプ運動神経抜群で、生まれ故郷サンディエゴ芸能界入り夢見てダンスや歌の練習励んでいたが、エアロゲイター襲撃によって家族失ってしまう。その際ユウキ助けられ家族の仇を討つためにDC残党参加したまた、同じ楽天家であるタスクとはノリが合うようで、ユウキレオナ双方から呆れられている。 趣味作詞・作曲、そして恋愛映画を見ることと、実はロマンチスト一面持っているユウキ普段そっけないのが、不満である様子。 『DW』でも何度登場している。 乗機ガーリオン・カスタムガーリオンE型『OGIN』)、ランドグリーズエルアインスランドグリーズ・レイブン専用BGMは「絆を信じて」(『OGs』)、「DANCE & BRACE」(『OG外伝』)。 クルト・ビットナー 声 - 川津泰彦第2次OG』に登場クロガネ艦長で、元コロニー統合軍所属DC出向した時にはクロガネ副長務めたL5戦役後もエルザムに付き従い、彼が不在の間はクロガネ指揮執る。顔は『OGs』におけるDC艦長グラフィック流用。 トウマ・カノウ 声 - 加瀬康之 初登場は『第3次α』。男性8月10日生まれA型数多くアルバイト生計立てているフリーター年齢19歳で、本編中では「もうすぐ20歳と言っていた。高校時代には、それほど練習参加できなかったが空手部に所属していた模様。 『第3次α』では、宅配便バイト鎌倉のトオミネ・ラボへ行った際、乗り物運転免許持っていたということで、雷鳳乗せられることになる。その後は剣也、獅子王凱ゼンガーらに教えを受け、また宿敵バラン・ドバンとの戦い乗り越えることで、徐々に一人前戦士へと成長していく。 初対面のときにミナキ一目惚れし、彼女の力になろうと必死に努力するが、ときたま空回りすることも。しかし雷鳳組み込まれた「システムLIOH」により暴走そのこと父親盲信していたミナキの心に影を落とすことになる。力だけを追い求めて一時バラン・ドバンに見限られることもあったが、幾多戦い経て大雷鳳完璧に乗りこなしカオル博士のことをずっと気にしていたミナキの心を救った。 かつて封印戦役中に戦闘巻き込まれゼンガー助けられたことがあり、それ以来ダイゼンガーのことを「夏の日巨人」と呼んでいる。 『OG』シリーズには『OG外伝』から登場浅草焼きそば売り、後に函館バイト中に修羅の乱巻き込まれマグナス突いたために殺されそうになった所をゼンガーらに助けられたという形で「夏の日巨人」をイベントとして再現されている。『OGIN』では、前述通り浅草バイトしている姿のみ登場。 『第2次OG』では、アルバイト漁船乗った際の嵐で海に投げ出され遭難するも、マルベリー島出入りしている輸送船助け出されルスランの所で働いていた。その後逃亡者としてルスラン所へやってきた鋼龍戦隊と共に行くことを決意して仕事辞し直後ラウル達に雇われL&Eコーポレーション預かりとして部隊雑用係となる。第3次αではイルイとの絡みが全く無かったが、OGシリーズでは雑用係として保護されイルイ戦闘中世話する役割担っており、第2次α主人公組に次いで深い関係性を持つようになっているクロガネ基地ガイアセイバーズ襲撃された時、基地ミナキ護るべくジンライ改修した雷鳳搭乗する結果的にシステムLIOH暴走するも、その行動ゼンガーらに認められパイロットとして正式採用生まれ変わったジンライ雷鳳という新しい名前を付けたその後アクセルが師となり、システムLIOH最低限度操縦補助機能以外凍結して運用する事が決まり出来るだけシステム頼らずDML活かして戦えるように修行が始まる。後に、襲撃してきたカオル・トオミネ博士の手によって強制起動したシステムLIOH再度操られるも、これを予見していたミナキの手システム自爆させられ完全に機体システム補助を失う。だが、厳し修行成果アクセルらと考案していた機動パターンライジング・メテオ」を自力成功させ、完全に雷鳳モノにする。封印戦争後はそのままクロガネクルーとなる。 搭乗機雷鳳大雷鳳専用BGMは「闘志果てなく」(雷鳳)、「疾・風・神・」(大雷鳳)。 ミナキ・トオミネ 声 - 松来未祐 初登場は『第3次α』。女性。トオミネラボの現責任者。父は元DCカオル・トオミネ博士(『第2次OG』では実父ではなく義父)。本来は心優しく責任感の強い人物なのだが、亡き父を盲目的に信奉するところがあり、その遺作である雷鳳の力を引き出しきれないトウマ苛立ち感じ責めたりもした。しかしカオル博士残した悪意ともいえる、搭乗者を戦うだけの修羅変えるシステムLIOH」の恐ろしさ目の当たりにし、トウマ深く詫びる。その後は「システムLIOH」をオミットし「ダイレクト・モーション・リンク」に変更雷鳳大破した後、トウマ専用チューン施して大雷鳳へと改修する一時トウマとの関係が微妙な時期もあったが、最終的に公私に渡るパートナーとなる。カオルにより「システムLIOH」のテスト長年受けていたため、「システムLIOH」のファイナルモードの副作用持っている。アルマナは良き友人であり、トウマを巡るライバルでもある。パイロットではないので戦闘には参加しない例外として第34話イベントでは雷鳳、第43話では空いているMS乗って戦う)が、「神使用時オペレーター姿でカットインが入る。 温和な佇まいから、ラボ周囲住民からは密かな人気集めていた。料理が苦手らしく、トウマとは出前をとった際に知り合っている(ミナキ自身覚えていないらしい)。 『第2次OG』では養父カオル盲信してはいないが、その代わりに父からジンライ使われ方一切知らされないままに、随時要求受けて自分ラボでZLAIや「システムLIOH」の改良一人行っていた。しかし、要求のあまりの難度から研究行き詰まって浅草のキサブロー・アズマ博士教え請い行った際、浅草量産型ジンライ襲撃を受けるのを見て初めて父のしていることやジンライ使われ方知りショックを受ける。そして父の行ってきたことの責任を取るため、同じくキサブローの元を訪れていたコウタ達に付いて鋼龍戦隊合流する合流後責任感強さから沈んだ気持ち日々送っていたが、トウマからの励ましもあり、自らの手ジンライ改修して真の地球守護者作り変えることを決意する。これにより雷鳳生み出されたが、初戦闘で「システムLIOH」が原因トウマ危険な目に遭ってしまう。そのため非常時備えて密かにシステムLIOH」に自爆装置仕掛け、これがカオル目論見を破るきっかけのひとつとなった。父が鋼龍戦隊討たれ死亡し、他のガイアセイバーズ絡み事件全て収束した後、雷鳳クロガネ保管されることになったことからトウマと共に同艦のクルーとなる。

※この「クロガネクルー」の解説は、「バンプレストオリジナルのキャラクター一覧」の解説の一部です。
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