きりとは? わかりやすく解説

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きり

[副助]名詞「き(切)り」から転じた語。「っきり」「ぎり」の形でも用いる》体言活用語連用形連体形に付く。

動作事物付いてその範囲限定する意を表す。

㋐だけ。かぎり。「ひとり—になる」「思いっ—泣く

㋑ずっと…している。…のままだ。「閉めっ—の部屋」「何を聞いて黙っている—だ」

(主に否定表現呼応してこれ以上動作が行われないという限度限界を表す。…を最後として。「先月会った—顔を見ていない」「出かけた—戻ってこない」

(主に否定表現呼応して特定の事物以外のものは存在しないという意を表す。しか。だけしか。「選手一〇人—残っていない」「一〇〇円—持っていない」


キリ

《(ポルトガル)cruz十字架)から》

10の意。

最後また、最低のもの。「ピンから—まで」⇔ピン

天正カルタ4種48のうち、各種12目。


きり【切り/限り】

読み方:きり

【一】[名]

区切り切れ目。「—のよいところでやめる」「—をつける」

多くきりがない」「きりのない」などの形で用いる)かぎり。はて。際限。「欲をいえば—がない」

限り商品先物取引で、受け渡し期限限月(げんげつ)。「先—(さきぎり)」

芸能で、最後部分

謡曲で、1曲の最後部分

浄瑠璃・歌舞伎で、一段一幕最後部分。「四の—」

寄席(よせ)で、その日最後出し物また、その演者

㋓「切能(きりのう)」の略。

㋔「切狂言(きりきょうげん)」の略。

碁で、相手の石の接続切断すること。また、そのような手。

【二】接尾助数詞。やや厚め切ったものを数えるのに用いる。

干し瓜三—ばかり食ひ切りて」〈宇治拾遺・七〉


き‐り【奇利】


きり【×桐】

読み方:きり

キリ科落葉高木。高さ約10メートル樹皮灰白色大形広卵形長い柄をもち、対生5月ごろ、紫色鐘状の花が円錐状に集まって咲く。実は熟すと殻が裂け、翼をもった種子が出る。材は白く軽くて狂い少なく、げた・たんすなどに重用中国原産。しろぎり。《 花=夏 実=秋》

紋所の名。桐の花かたどったもの。五七の桐五三の桐唐桐(からぎり)など。

1の材で作るところから》琴。

2打ってあるところから》大判小判などの判金また、金銭

「籠を出る皇—の光なり」〈柳多留・七一〉

桐の画像 桐の画像
桐の紋所一つ雲州桐」
桐の画像
桐の紋所一つ中陰鬼桐(なかかげおにぎり)」
桐の画像
桐の紋所一つ花桐
桐の画像
桐の紋所一つ中陰光琳桐(なかかげこうりんぎり)」

き‐り【棋理】

読み方:きり

囲碁・将棋理論


き‐り【肌理】

読み方:きり

皮膚のきめ。

木目(もくめ)。

「肌理」に似た言葉

きり【×錐】

読み方:きり

板材などに穴をあける工具三つ目錐四つ目錐壺錐(つぼぎり)などがある。

弓を射て、前の矢の当たった的の穴に、後の矢が当たること。

錐の画像

きり【霧】

読み方:きり

動詞「き(霧)る」の連用形から》

地表海面付近大気中の水蒸気凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象古く四季通じていったが、平安時代以降、秋のものをさし、春に立つものを(かすみ)とよび分けた気象観測では、視程1キロ未満のものをいい、これ以上のものを(もや)とよぶ。《 秋》「—しばし旧里似たるけしき有り几董

液体を細かい水滴にして空中飛ばしたもの。「—を吹いてアイロンをかける」

[補説] 書名別項。→霧

[下接語] 雲霧黒い霧(ぎり)秋霧朝霧薄霧川霧・狭(さ)霧・初秋(はつあき)霧・山霧夕霧夜霧


きり【霧】

読み方:きり

[一]河井酔茗詩集明治43年(1910)刊。それまで定型詩から口語自由詩へと型を変えた記念碑的作品

[二]原題、(スペイン)Nieblaウナムーノ小説1914年刊。「ニボーラ」という新語をあてて、これまでの写実主義的な小説(ノベーラ)とは異な小説形態編み出そうとした。


切り、截り、鑚り

読み方:きり

ラ行五段活用動詞「切る」「截る」「鑚る」の連用形である「切り」「截り」「鑚り」、あるいは連用形名詞化したもの


霧り

読み方:きり

【文語】ラ行四段活用動詞霧る」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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きり

柄を手で揉み込んで木材小さ穴をあけるための工具釘を打つ前に穴をあけて、釘道をつくるなどに用いられる。特に竹に釘を打つ場合直接打ちつけると、繊維沿って竹が割れてしまうので、必ずキリで穴をあけてから、そこに釘を打つようにする。なお、最近では電動ドリル用いることが多い。  キリには刃先の形によって以下のような種類がある。 ●四つ目ギリ刃先断面正方形深く揉み込むほどに穴が大きくなる。 ●三つ目ギリ刃先が太い三角キリ一定の大きさの穴を深くあけるときに使われる。 ●つぼギリ柔らかめ木材に、大きな穴をあけるためのキリで、刃先半円状になっている最初に刃先で円を描いてから揉み始める。 ●ねずみ歯ギリ刃先3つ分かれているキリ堅い木材や竹に大き穴をあけるのに用いる。  以上のような手揉みキリのほかに、ハンドドリルやクリックボールなどといった手動式機械ドリル多く使われている。 5.くり針  建仁寺垣御簾垣などの遮蔽垣の立子組子を、胴縁シュロ縄結束するときや、押縁玉縁取りつけ結束するときに用い鈎形の針。太い針金でつくることも可能。  くり針の穴シュロ縄を結びつけ、透き間なく並ぶ立子組子)の間に針を通してシュロ縄を垣の表側から裏側回し、また表側回して結束する作業スムーズに行うことができる。

棋理

将棋道理。「棋理に反する」などど使われる

きり

  1. 魚屋通り符牒にして三といふ数量を表す。通り符牒参照せよ。(※巻末通り符牒参照)〔符牒
  2. 三。〔青物商〕
  3. 三。〔魚屋

分類 符牒青物商、魚屋


きり

  1. 破ノコトヲ云フ。但米倉ヲ破リ窃盗スルモノヲジンドウシト云フ又ハ善光寺引ト云フ。即チ参ガケヨリ戻リガ有リ難タイオテハンヲ受ケテ帰レハト云フノニテ穀物手判ト云フ。故ニ手判ヒキトモ云フナリ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・福岡県

分類 福岡県


キリ

読み方:きり

  1. ⑴【切り】〔演〕寄席等で最後の一番をいう。⑵【】〔花言〕憂欝、寂寥の意。

分類 演劇花言葉


キリ

読み方:きり

  1. 足ノコトヲ云フ。〔第六類 人身部・長野県〕
  2. 足。〔第二類 人物風俗
  3. 足。足は一番下部にあるより。「ぴん」から「きり」迄「きり」よりか。

分類 長野県


キリ

読み方:きり

  1. 地ノコトヲ云フ。〔第八類 天然之部・岡山県
  2. 地-〔中国地方〕。〔第一類 天文事変
  3. 地。〔中国

分類 中国中国地方岡山県


読み方:きり

  1. 火打金ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・愛知県
  2. 火打金ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・滋賀県
  3. 燧金。〔第六類 器具食物
  4. 火打石を云ふ。〔岡山県
  5. 火打石。〔岡山

分類 岡山岡山県愛知県滋賀県


読み方:きり

  1. 寄席にてその日最後の一番をいふ。きりがたり(切語)とはその一番を語る事又その語り手をいふ。
  2. 最終出し物出番

分類 寄席芸能


読み方:きり

  1. 切狂言の事。

分類 演劇


読み方:きり

  1. 事ノ終結シタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・新潟県
  2. 物事終末の意。「ぴん」から「きり」迄の「きり」よりか。
  3. 物事終末の意。「ぴんから、きり」までの意。転じて足のことをいう。

分類 新潟県


読み方:きり

  1. 絹物一切。〔第七類 雑纂
  2. 絹布一切を云ふ。
  3. 絹布一切をいう。

読み方:きり

  1. 私はさびしい日を送つて居ります憂鬱の意味含ませる。〔花言葉

分類 花言葉


読み方:きり

  1. 最上等であるといふこと。桐は琴(殊)を製するによいから起つたもの。

読み方:きり

  1. 夜明ノ頃。〔第一類 天文事変
  2. 夜明け。暁を云ふ。
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読み方
きり

読み方
きり

きり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 01:55 UTC 版)

きりには複数の意味がある。




「きり」の続きの解説一覧

きり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 06:12 UTC 版)

弐十手物語」の記事における「きり」の解説

次郎の妻。旅の疲れにより、高熱肺炎患い死亡

※この「きり」の解説は、「弐十手物語」の解説の一部です。
「きり」を含む「弐十手物語」の記事については、「弐十手物語」の概要を参照ください。

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きり

出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 08:43 UTC 版)

名詞:切り

きりり、り、キリ

  1. 区切り切れ目一区切り
  2. はて。際限限度
  3. 芸能で、最後部分
  4. (囲碁) 相手の石の接続切断する手。

名詞:桐

きりキリ

  1. () ゴマノハグサ(あるいはノウゼンカズラ科キリ科キリ落葉広葉樹下駄ことタンスなどに高級木材として用いられてきた。花は夏の、実は秋の季語

名詞:錐

きりキリ

  1. (道具) 板材などに小穴あける工具とがった細い金属を木の柄につけたもの。

翻訳

関連語

名詞:霧

きり

  1. (気象) 水蒸気含んだ大気温度何らかの理由で下がり露点温度達したに、含まれていた水蒸気小さな水粒となって空中浮かんだ状態気象観測では1km未満まで視認できる範囲
  2. 小さな穴の開いたのものに水圧かけることで微小水滴空気中に飛散させたもの。

語源

古典日本語きり」() < 「きる」(霧る

翻訳

関連語

動詞

きりり、り、伐り、截り】

  1. 「きる」 の連用形

助詞

きりり】(っきり、ぎり参照

  1. 限り。だけ。
  2. のまま
  3. 最後。して以降。したまま。

接尾辞

きりり、】(っきり参照

  1. その限りであることを表す
  2. 休みなく継続して行う様子を表す。
  3. 独占的に行う意味を表す。
  4. 全体総体強調する。
  5. 抜群であることを強調する

同音異義語

きり

名詞:切り

きりり】

  1. 区切り期限限度
  2. 能楽最終場面
  3. 歌舞伎・浄瑠璃最後・場。

名詞:桐

きり

  1. ()
  2. (楽器) こと

発音

二拍名詞一類(?)

名詞:霧

きり

  1. (気象)

発音

二拍名詞一類(?)

語源

動詞「きる」(霧る

接尾辞

きり【切り】

  1. 切った物を数える。~れ。
  2. ~切り。~かぎり。









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