中陰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 06:55 UTC 版)
中陰(ちゅういん、梵: antarā-bhava[1], 蔵: bar do[2])あるいは中有(ちゅうう)[3]は、仏教において有情が生と死を繰り返し流転する過程を四有(4種の生存)に分けるうちで、前世の死の瞬間(死有(しう))から次の世に生を受ける刹那(生有(しょうう))までの時期における幽体とでもいうべきもの[1]。または、そのような状態である期間[4]。
- ^ a b c d 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』法蔵館、1988年1月、994頁。
- ^ 安田章紀「中有に関するドルジェリンパの思想」、印度學佛教學研究、64巻、2号、日本印度学仏教学会、2016年、961頁
- ^ 定方晟、「中陰」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
- ^ 「中有」 - デジタル大辞泉、小学館。
- ^ a b c 岩波仏教辞典 1989, p. 566.
- ^ 阿部 2018, p. 859.
- ^ 伊藤瑞叡、「十王(亡者を裁く10人の王)」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
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