直近の成績
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2016年4月4日(月) - 10日(日) 会場 東京辰巳国際水泳場 結果100M背泳ぎ決勝 6位 タイム 54.57 200M背泳ぎ決勝 2位 タイム 1.56.52派遣標準記録突破 リオ五輪代表内定。 200m背泳ぎで、初のリオ五輪代表に内定。 派遣標準記録を0.27秒上回り、8月にブラジルのリオデジャネイロで開催されるオリンピックの日本代表入りを決めた。 「今大会は調子が悪かったが、周りの応援のおかげで最後にいいレースができた。リオでは入江さんと一緒にメダルを目指したい」と高い目標を掲げた。
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直近の成績
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「大阪国際女子マラソン」の記事における「直近の成績」の解説
2022年成績(男女混合レースとして開催)順位氏名国名・所属タイム1松田瑞生 日本・ダイハツ 2時間20分52秒 2上杉真穂 日本・スターツ 2時間22分29秒 3松下菜摘 日本・天満屋 2時間23分05秒 4谷本観月 日本・天満屋 2時間23分11秒 5阿部有香里 日本・しまむら 2時間24分02秒 場所スタート中間点フィニッシュ時刻12:10 13:13 14:20 天候晴れ 曇り 曇り 気温8.2 ℃ 8.7 ℃ 8.5 ℃ 湿度47 % 34 % 48 % 風向風速北北東 1.2 m/s 北 1.1 m/s 北東 0.5 m/s 開催の経緯や条件については前述。2019年の第39回大会優勝によって2020年東京オリンピック・女子マラソン種目への出場権を一時手中に収めていたものの、後述する事情から「補欠」(日本代表候補)扱いで出場に至らなかった松田が、再起を期すべく2大会振りに出場。日本国内の女子フルマラソン大会における一山麻緒の日本選手最速記録(「女子単独レース」として2019年大会の2ヶ月後に開催された名古屋ウィメンズマラソンでの2時間20分29秒)ばかりか、テレビ中継で解説を担当する野口みずきが17年間保持してきた女子フルマラソン日本記録(「男女混合レース」として開催された2005年ベルリンマラソンでの2時間19分12秒)を上回るペースで、序盤から上杉との一騎打ちを展開した。25km過ぎからは、男子のペースメーカー(神野大地など3選手)をも凌駕する勢いで独走。結局、この年の7月に開催される世界陸上オレゴン大会への派遣標準記録を上回るゴールタイム(2時間20分52秒)で自身3度目の優勝を果たしたほか、2024年パリオリンピックの女子マラソン種目に向けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権をいち早く獲得した。この記録は前年の第40回大会(前述した特例措置によって第41回とは異なるコースで開催)で一山が樹立した大会記録(2時間21分11秒)をも上回っているが、前年に続いて男子選手がペースメーカーを務める「男女混合レース」として開催されたため、松田のゴールタイムは前年の一山に続いて男女混合レースとしての大会記録、2003年大会で野口が記録した2時間21分18秒(一山に更新されるまでは日本国内女子フルマラソン大会における日本人最速記録)は女子単独レースとしての大会記録として併記されることになった。松田による通算3回目の優勝は本大会における日本選手の最多(この大会では出場が見送られた海外からの招待選手を含めればカトリン・ドーレの4回に次ぐ歴代2位の)記録に当たるが、本人は30km過ぎからペースを徐々に落としたことから、レース後のインタビューでは「一山選手のタイム(前述した日本国内記録)が(この大会における)最低ライン(秘かな目標)で、ラストスパートを重視しながらレースに臨んだので、最低ラインをクリア(上回ることが)できなかったことは率直に言って悔しい。(世界陸上やオリンピックのような)世界(トップレベル)の大会で今日のレースのように終盤で失速していれば、おそらく負けているだろう」と語っている 。第40回大会では4位だった上杉は、松田から1分37秒差を付けられながらも、2位でゴールに着いたばかりか自己最速記録を大幅に更新。川内優輝と寺田夏生がペースメーカーを務めた第2集団から35km過ぎに抜け出した松下が3位に入ったほか、上杉、途中まで第2集団で並走していた谷本、阿部、6位の佐藤早也伽(積水化学)とともにMGCへの出場権を獲得した。なお、この大会をもって競技生活から引退することを表明していた加藤岬(九電工)は9位(ゴールタイムは2時間28分27秒)で、8位までに相当する「入賞」へわずかに及ばなかった。 過去の成績 2021年成績(男女混合レースとして開催)順位氏名国名・所属タイム女1一山麻緒 日本・ワコール 2時間21分11秒 男1川内優輝 日本・あいおいニッセイ同和損害保険 2時間21分58秒 女2前田穂南 日本・天満屋 2時間23分30秒 女3阿部有香里 日本・しまむら 2時間24分41秒 女4上杉真穂 日本・スターツ 2時間24分52秒 女5萩原歩美 日本・豊田自動織機 2時間26分15秒 時刻12:10 13:00 14:00 14:32 天候晴れ 曇り 晴れ 晴れ 気温10.2 ℃ 10.8 ℃ 10.5 ℃ 10.6 ℃ 湿度50 % 45 % 42 % 40 % 風向風速西 0.7 m/s 南西 1.8 m/s 西 1.4 m/s 北北東 0.7 m/s 開催の経緯や条件については前述。(開催の時点ではこの年の夏季まで1年延期されている)2020年東京オリンピック・女子マラソン日本代表の一山と前田が揃って招待されたことに加えて、開催の直前にコースを高低差4.4mの周回ルートへ急遽変更したことや、「五輪イヤーに向けて『チームJAPAN』で戦う」という日本陸連の方針で日本トップレベルの男子選手(川内優輝など)をペースメーカーへ起用したこと などを背景に、テレビ中継で解説を担当する野口みずきが16年間保持してきた女子フルマラソン日本記録(2時間19分12秒)への挑戦に注目が集まった。実際には、野口の日本記録達成時(男女混合レースで男子のペースメーカーが先導していた2005年ベルリンマラソン) を上回るペースで、一山と前田が序盤から一騎討ちを展開。5周目の途中(13km過ぎ)で前田が遅れ始めてからは、一山が川内に引っ張られる格好で独走状態に入った。中間点を過ぎてから一時ペースが落ちた影響で日本記録の更新はならなかったが、野口が2003年の当大会で樹立した女子マラソンの日本国内最高記録(2時間21分18秒)を上回るタイム(2時間21分11秒)で優勝。一山のゴールタイムは男女混合レースとしての大会記録、2003年大会における野口のゴールタイム(前述)は女子単独レースとしての大会記録として併記されることになった。川内は長居陸上競技場へ入る直前(40km地点)まで一山を先導した後に、「(ペースメーカーでありながらテレビ中継で)ゴールシーンに映り込むような真似はしたくない」との配慮からペースを落としながらも、一山から47秒遅れ(2時間21分58秒)で前田より先にゴール。川内のフルマラソン完走は通算108回目だが、ペースメーカーとしての完走は初めて で、一般参加扱いで出場した妻(川内侑子)も16位で完走した(ゴールタイムは2時間40分22秒)。なお、前田および、一般参加選手の阿部・上杉は自己最高記録を更新。前年の第39回大会でペースメーカーを務めた萩原が、フルマラソン初挑戦 にして5位入賞を果たした。さらに、一般参加選手として出場した62歳の弓削田眞理子(埼玉石川眼科)も2時間52分13秒というタイムで完走。順位こそ48位ながら、自身が保持するフルマラソン大会における60歳以上の女子世界最高記録(2時間56分54秒)を大幅に更新した。 2020年成績順位氏名国名・所属タイム1松田瑞生 日本・ダイハツ 2時間21分47秒 2ミミ・ベルテ(英語版) バーレーン 2時間22分40秒 3シンタエフ・レウェテン(英語版) エチオピア 2時間23分03秒 4メスケレム・アセファ(英語版) エチオピア 2時間23分31秒 5リサ・ウェイトマン(英語版) オーストラリア 2時間26分02秒 場所スタート中間点フィニッシュ時刻12:10 13:17 14:32 天候晴れ 晴れ 曇り 気温10.2 ℃ 13.7 ℃ 12.0 ℃ 湿度62 % 36 % 50 % 風向風速西 0.5 m/s 南東 0.2 m/s 西 1.3 m/s 日本陸上競技連盟が、前年(2019年9月15日)開催の「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC:2020年東京オリンピック・男女マラソン競技日本代表選考レース)の一環として、さいたま国際マラソン(同年限りで終了)・名古屋ウィメンズマラソンと並んで「MGCファイナルチャレンジ」の対象レースへ指定。女子マラソン競技の日本代表枠(3枠)のうち2枠分まで内定したMGCと同様に、本大会と上記2レースでのゴールタイムが2時間22分22秒(日本陸上競技連盟が設定する派遣設定記録)を切った選手から最も速いタイムを出した選手に代表の残り1枠を充てる方針を打ち出していたため、この記録の突破を促すような環境の下で開催された(詳細後述)。序盤は、MGCに参加しながら内定を見送られていた日本勢(松田・小原怜・福士加代子)が中心になって先頭集団を形成すると、例年より多い5人のペースメーカー(ハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美など)に率いられながら、例年より速いペースでレースを展開。しかし、小原は17.5km地点、福士は20.5km地点で先頭集団から脱落した。対する松田は、野口みずきの大会記録(旧コース時代の2003年大会で達成)を上回るペースで31.1km地点からトップを独走した末に、日本人の女子マラソン選手で歴代6位・大会歴代2位(2011年以降の現行コースではトップ)のゴールタイム(2時間21分47秒)で2年振り2度目の優勝。33.7km地点からペースが落ちた影響で大会記録の更新までには至らなかったが、派遣設定記録を突破したことから、日本代表3枠目の選考対象に残った。福士は25km付近で棄権を申し出た後に、(トラック競技を含めての)オリンピック5大会連続出場へのラストチャンスとして、名古屋ウィメンズマラソン(「MGCファイナルチャレンジ」最終レース)へ出場することを明言。前年の本大会で2位(日本勢トップ)・MGCで3位に入っていた小原は完走したものの、2時間28分12秒というゴールタイムで総合13位(日本勢で3位)にとどまった。その一方で、前年の第9回神戸マラソン・女子の部で優勝した「市民ランナー」の山口遥(東京AC・KITAからの一般参加選手)が、2時間26分35秒というゴールタイムで総合7位に入賞。ドイツから初めて出場したカタリナ・スタインラック(ドイツ語版)(本大会の最多優勝者カトリン・ドーレの実娘)も、2時間28分48秒というタイム(総合14位)で完走した。ちなみに、本大会が開かれた2019年度の陸上長距離界では、底の厚いランニングシューズ(NIKEの「ヴェイパーフライ」など)を履いた選手から好記録が続出。本大会の開催直前には、国際陸上競技連盟が競技大会での使用を規制する可能性が報じられていた。本大会には規制が適用されなかったものの、優勝者の松田が履いていたシューズはいわゆる「非厚底型」で、外反母趾に合わせて三村仁司とニューバランスが共同で開発していた。 2019年成績順位氏名国名・所属タイム1ファツマ・サド(英語版) エチオピア 2時間25分39秒 2小原怜 日本・天満屋 2時間25分46秒 3ボルネス・ジェプキルイ(英語版) ケニア 2時間26分01秒 4中野円花 日本・ノーリツ 2時間27分39秒 5阿部有香里 日本・しまむら 2時間28分02秒 場所スタート中間点フィニッシュ時刻12:10 13:19 14:35 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温8.4 ℃ 8.7 ℃ 9.0 ℃ 湿度47 % 34 % 41 % 風向風速東 1.4 m/s 北 0.1 m/s 東 1.1 m/s 前年(2018年)の第37回大会に続いてマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズの対象レースに指定されたことから、「日本人選手内の1 - 3位で完走した場合にはゴールタイムが2時間28分0秒以内、4 - 6位で完走した場合には2時間27分0秒以内」という条件を満たした日本人選手に、MGCへの出場資格を与えることが定められていた。先頭集団はスタート直後から、5Kmごとに17分で走るペースメーカーを追走。過去の大会で2度優勝した福士加代子も、2016年リオデジャネイロ五輪以来2年5か月振りのフルマラソン出走ながら、先頭集団に加わっていた。しかし、12.7km地点付近で、「ネクストヒロイン」として出場していた大森菜月と接触。そのはずみで転倒したため、右目の上や両膝から出血する事態に陥った。その後も走り続けたが、24.8km付近で先頭集団から遅れ始めると、数回立ち止まった末に35.5km地点で途中棄権。優勝争いは、25Km地点からサド、小原、ジェプキルイの3人に絞られた末に、38.3km過ぎからトップに立ったサドがそのまま制した。なお、この年に限って導入された「ラップチャレンジ」(詳細前述)では、総合3位のジェプキルイが最速のタイム(17分32秒)で賞金50万円を獲得。日本人の最高順位は、前年(2018年)の名古屋ウィメンズマラソン・ベルリンマラソンとの2大会でワイルドカード扱いでMGC出場資格を既に得た小原の総合2位だった。また、2時間27分台で日本人2位(総合4位)に入った中野に、MGCへの出場権が新たに与えられた。その一方で、日本人3着(総合5位)の阿部は、前述したMGC出場資格条件のゴールタイムに2秒及ばなかった。 2018年成績順位氏名国名・所属タイム1松田瑞生 日本・ダイハツ 2時間22分44秒 2前田穂南 日本・天満屋 2時間23分48秒 3安藤友香 日本・スズキ浜松AC 2時間27分37秒 4アニャ・シェール(英語版) ドイツ 2時間29分29秒 5吉田香織 日本・TEAM R×L 2時間29分53秒 場所スタート中間点フィニッシュ時刻12:10 13:16 14:23 天候曇り 曇り 曇り 気温5.0 ℃ 4.5 ℃ 4.4 ℃ 湿度49 % 46 % 53 % 風向風速北西 1.2 m/s 東 1.9 m/s 東 2.1 m/s マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ対象レースへの指定後初めて開催されたことから、「日本人選手内の1 - 3位で完走した場合にはゴールタイムが2時間28分0秒以内、4 - 6位で完走した場合には2時間27分0秒以内」という条件を満たした日本人選手に、MGCへの出場資格を与えることが定められていた。レースでは、前年(2017年)に名古屋ウィメンズマラソンでの優勝を経てロンドン世界陸上の女子マラソンへ出場した安藤友香、前年の北海道マラソン優勝によって女子選手で最初にMGCへの出場権を得ていた前田穂南、ヤンマースタジアム長居に近い大阪市住吉区の出身でフルマラソン初挑戦の松田瑞生が、前半からペースメーカーを振り切る勢いで先頭争いを展開。25km過ぎから前田がいち早く先頭集団を抜け出したものの、31kmの手前で松田がトップに浮上した。松田はそのまま快走を続けると、日本歴代9位(女子フルマラソンへのデビュー戦としては日本歴代3位)の2時間22分44秒というゴールタイムで、初マラソン・初優勝という快挙を達成。27km付近で先頭争いから後退した安藤も、2時間27分台のゴールタイムで3位に入り、優勝者の松田と共にMGCへの出場権を与えられた。 2017年成績順位氏名国名・所属タイム1重友梨佐 日本・天満屋 2時間24分22秒 2堀江美里 日本・ノーリツ 2時間25分44秒 3田中華絵 日本・第一生命 2時間26分19秒 4セレナ・ブルラ(英語版) アメリカ合衆国 2時間26分53秒 5シタヤ・ハルテゲブレル(英語版) バーレーン 2時間28分36秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:19 14:34 天候曇り 曇り 曇り 気温10.2 ℃ 12.9 ℃ 11.1 ℃ 湿度41 % 36 % 44 % 風向風速南西 0.5 m/s 北 0.2 m/s 西 0.1 m/s 先頭集団は最初の5Km地点が17分21秒、10Km地点で34分26秒で通過。14Km付近の下り坂で先頭グループのペースが上がり、先頭集団は6人に。20Km付近では堀江、加藤岬、吉田香織の3人に絞られる中、25Km過ぎで堀江自らロングスパートで突き放して一人先頭に立つ。だが、14Kmから第2グループに待機していた重友が25Km辺りから追走を開始、30Km以降からややペースが落ちた堀江を、重友が猛迫の態勢に入った。35.5Km地点で、ついに重友は堀江を追い越して逆転に成功。レース終盤の重友は完全独走と成り、結果2時間24分台の記録で同大会5年振り2回目の優勝を達成。その後重友は、世界陸上ロンドン大会の女子マラソン日本代表へ正式に選出されたが、2位の堀江は惜しくも補欠に廻される。尚、前2016年リオデジャネイロ五輪・女子マラソン46位の伊藤舞は、19Km辺りで当時重友らの居た第2グループからも脱落し、結局11位に終わった。 2016年成績順位氏名国名・所属タイム1福士加代子 日本・ワコール 2時間22分17秒 2堀江美里 日本・ノーリツ 2時間28分20秒 3竹中理沙 日本・資生堂 2時間29分14秒 4ディアナ・ロバチェブスケ(英語版) リトアニア 2時間30分09秒 5重友梨佐 日本・天満屋 2時間30分40秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:21 14:33 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温9.0 ℃ 12.0 ℃ 11.7 ℃ 湿度42 % 33 % 40 % 風向風速南 1.1 m/s 南東 2.5 m/s 南東 1.6 m/s リオデジャネイロオリンピック・女子マラソン選考会を兼ねたレースとなり、4年前のロンドン五輪選考会と同様、重友梨佐と福士加代子らの一騎打ちが注目される。10km地点ではペースメーカーが3分23秒のハイペースで突っ走ると、先頭争いは福士、重友、竹中理沙、チェピエゴの4人だけに。15km過ぎで、前回ロンドン五輪女子マラソン代表だった重友が先頭集団から脱落、中間点の先頭集団は福士、竹中、チェピエゴが1時間10分27秒で通過。24km過ぎ、依然高速のペースメーカーについたのは福士のみとなり、チェピエゴと竹中が徐々に遅れ始める。30km地点でペースメーカーが外れてからは、福士の完全独走となる。その後も福士は大きくペースダウンする事無く、日本陸連の五輪女子マラソン設定記録(2時間22分30秒)を13秒上回り、3年ぶり2回目の優勝を達成、福士はリオ五輪女子マラソン日本代表入りをほぼ確定的にした(その後同年3月17日に、福士はリオ五輪女子マラソン日本代表選手に正式選出された)。 2015年成績順位氏名国名・所属タイム取消 タチアナ・ガメラ ウクライナ 2時間22分09秒 1エレナ・プロコプツカ(英語版) ラトビア 2時間24分07秒 2重友梨佐 日本・天満屋 2時間26分39秒 3渡邊裕子 日本・エディオン 2時間28分36秒 4城戸智恵子 日本・キヤノンAC九州 2時間29分08秒 5新宅里香 日本・しまむら 2時間29分27秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:18 14:32 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温10.0 ℃ 12.0 ℃ 10.5 ℃ 湿度50 % 40 % 51 % 風向風速北東 1.2 m/s 北 1.0 m/s 北 0.7 m/s 世界陸上北京大会女子マラソン・国内選考会を兼ねた当大会は、序盤の5Km付近でガメラ独りが先頭集団から飛び出したが、8Km過ぎには重友も集団を抜け出し、10Km手前で重友はガメラに追いついた。その後は二人の一騎打ちとなり、中間点は1時間11分15秒で通過。道頓堀橋南詰の折返し点を過ぎると、ガメラのロングスパートに重友はついていけず、以降はガメラの完全独走に。ややペースが落ちた重友は、30Km過ぎの給水点で後方から追い上げた、エレナ・プロコプツカにもかわされる。結果、ガメラが2時間22分台の記録で優勝(のち失格・取消)、約2分遅れでプロコプツカが2位(のち優勝者に繰上げ)、それから約2分半遅れて重友が日本人首位の3位(のち2位に繰上)に入り、3年前の同大会優勝以来久々の好走を見せた。この重友の積極果敢なレース内容が評価され、世界陸上北京大会女子マラソン日本代表に選出される。だが、2014年11月の横浜国際女子マラソン(同年限りで開催終了)で優勝し、選考対象レースで唯一の日本人優勝者だった田中智美が世界陸上代表から落選する事態となり、日本陸連に対し多くのマラソン関係者・ファン達から反論意見が相次いだ。 2014年成績順位氏名国名・所属タイム取消 タチアナ・ガメラシュミルコ ウクライナ 2時間24分37秒 1赤羽有紀子 日本・ホクレン 2時間26分00秒 2カロリナ・ヤジンスカ(英語版) ポーランド 2時間26分31秒 3前田彩里 日本・佛教大学 2時間26分46秒 4マルタ・レマ エチオピア 2時間28分06秒 5ナタリア・プチコワ ロシア 2時間28分44秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:17 14:35 天候曇り 曇り 晴れ 気温9.6 ℃ 10.5 ℃ 9.5 ℃ 湿度61 % 45 % 49 % 風向風速東 1.9 m/s 北 2.8 m/s 南東 2.0 m/s 4年振りにペースメーカー抜きでレースを開催。当初は野口みずきも出場を予定していたが、大会直前に右大腿部の疲労骨折が判明したため、3年連続で大会を欠場した。レースでは、この大会を最後に第一線から退くことを表明していた赤羽有紀子が、19km手前から37kmまでタチアナ・ガメラシュミルコと一進一退の先頭争いを展開。37km過ぎでガメラシュミルコに振り切られたものの、日本人トップの2位(当初・のち優勝に繰り上げ)で引退レースを締めくくった。また、仏教大学4年生の前田彩里が、一般参加選手でトップの3位に入賞。従来の日本学生記録を5分縮めるゴールタイムで、マラソンデビューを果たした。さらに、前田の母・淳子も、一般参加ながら2時間55分24秒という好タイムで完走。前田親子の合計タイムは5時間22分10秒で、ギネスブックに登録されている親子による同一マラソンでの合計ゴールタイムの世界記録(5時間30分21秒)を上回った。国内招待選手の1人として出場した2012年大会優勝者の重友梨佐は、序盤こそ先頭集団の中で快走していたが、15km過ぎから急激に失速。結局、自己ワースト記録の2時間58分45秒で63位に終わった。 2013年成績順位氏名国名・所属タイム取消 タチアナ・ガメラシュミルコ ウクライナ 2時間23分58秒 1福士加代子 日本・ワコール 2時間24分21秒 2渡邊裕子 日本・エディオン 2時間25分56秒 3小﨑まり 日本・ノーリツ 2時間26分41秒 4リサ・ウェイトマン(英語版) オーストラリア 2時間29分09秒 5カロリナ・ヤジンスカ ポーランド 2時間30分29秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:18 14:34 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温6.4 ℃ 5.4 ℃ 7.2 ℃ 湿度50 % 50 % 53 % 風向風速南西 1.5 m/s 南南西 1.0 m/s 南東 1.5 m/s 前年同様に野口みずきがエントリーするも、急性胃腸炎により2年連続の欠場に。本番でのペースメーカーは17分/5km前後で推移、それに付いた先頭集団は5人に絞られる。30km地点でペースメーカー離脱後は福士加代子の独走態勢となり、35kmではタチアナ・ガメラシュミルコに30秒差をつけたが、福士は徐々にペースダウンし40km地点では19秒差に。結果ガメラシュミルコの猛迫に逃げ切れず、ゴール迄残り1km過ぎで福士は逆転されてしまうが、日本人トップの2位(当初・のち優勝に繰り上げ)に入る。世界陸上モスクワ大会女子マラソンで即内定条件の、日本陸連の派遣設定記録の2時間23分59秒以内に届かずも、4月25日に福士は世界陸上で初の女子マラソン日本代表に選出された。 2012年成績順位氏名国名・所属タイム1重友梨佐 日本・天満屋 2時間23分23秒 取消 タチアナ・ガメラシュミルコ ウクライナ 2時間24分46秒 2野尻あずさ 日本・第一生命 2時間24分57秒 3堀江知佳 日本・ユニバーサル 2時間28分35秒 4嶋原清子 日本・セカンドウィンドAC 2時間29分51秒 5佐藤由美 日本・資生堂 2時間32分49秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:16 14:33 天候曇り 曇り 曇り 気温5.5 ℃ 6.6 ℃ 6.5 ℃ 湿度56 % 46 % 50 % 風向風速西北西 1.3 m/s 北 0.8 m/s 東 0.5 m/s 当初は「アテネ五輪女子マラソン金メダリスト」野口みずきと「長距離トラックの女王」福士加代子との対決で注目されたが、本番4日前に野口が故障欠場すると大会事務局が発表した。レース当日は過去数年間で比較的天候が良好で、好記録が期待された。序盤から4人のペースメーカーの内3人もいなくなるほどのハイペースで進み、22km過ぎの折返し地点では重友梨佐と福士の一騎討ちとなった。しかし27km手前で福士が脱落し、重友の独走状態になる。結果重友が日本女子歴代9位の好タイムで優勝を果たし、ロンドン五輪代表最有力候補となり、3月12日の理事会で正式に五輪日本代表へ選出された。福士は4年前の大阪国際と同様に、再び後半で失速してしまい9位(当初・のち8位)に終わる。なお5位(当初・のち4位に繰り上げ)に入った嶋原清子は、この大阪国際を最後に第一線から引退となった。 2011年成績順位氏名国名・所属タイム1赤羽有紀子 日本・ホクレン 2時間26分29秒 2伊藤舞 日本・大塚製薬 2時間26分55秒 3堀江知佳 日本・ユニバーサル 2時間27分26秒 4アンナ・インチェルティ イタリア 2時間27分33秒 5木﨑良子 日本・ダイハツ 2時間29分35秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:15 14:36 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温3.0 ℃ 4.0 ℃ 4.3 ℃ 湿度49 % 51 % 44 % 風向風速東 2.4 m/s 南 1.5 m/s 北東 2.3 m/s 第30回大会記念として、コースの一部が新しく変更された(前述参照)。しかし前回第29回大会より低い気温と、冷たい強風が吹く悪条件となった。前年の同大会では途中棄権の赤羽有紀子が、終始先頭集団につく積極的な走りを見せる。34km付近から赤羽と伊藤舞とのマッチレースとなるが、残り3km辺りで赤羽がスパートして伊藤を引き離し、赤羽がマラソン初優勝を果たした。なお世界陸上大邱大会女子マラソン代表の内定条件である、2時間26分以内でのゴールは出来なかったが、同世界陸上女子マラソン代表は2011年4月21日に、優勝の赤羽と2位の伊藤が二人揃って選出された。 2010年成績順位氏名国名・所属タイム1アマネ・ゴベナ(英語版) エチオピア 2時間25分14秒 2マリサ・バロス ポルトガル 2時間25分44秒 3小﨑まり 日本・ノーリツ 2時間26分27秒 4リディア・シモン ルーマニア 2時間27分11秒 5小幡佳代子 日本・アコム 2時間27分19秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:18 14:35 天候雨 雨 雨 気温5.8 ℃ 5.0 ℃ 6.2 ℃ 湿度70 % 75 % 83 % 風向風速西 0.5 m/s 北東 0.2 m/s 北北西 1.5 m/s 降雨による低温が選手達を苦しめ、記録的には平凡な結果に終わった。途中まで先頭を引っ張った赤羽有紀子は、大会直前に足を痛めていたこともあり、25km地点を過ぎてペースダウン、結局39km付近で途中棄権となる。日本人1位は小﨑まりだったが、2010年11月の広州アジア競技大会代表は、駅伝シーズンと重なる事も有り辞退した。また小幡佳代子は、所属先の陸上部が廃部による引退レースとなったが、出走した全てのフルマラソンを完走という名誉で締め括った。 2009年成績順位氏名国名・所属タイム1渋井陽子 日本・三井住友海上 2時間23分42秒 2赤羽有紀子 日本・ホクレン 2時間25分40秒 3原裕美子 日本・京セラ 2時間26分57秒 4大平美樹 日本・三井住友海上 2時間27分08秒 5リディア・シモン ルーマニア 2時間27分14秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:19 14:34 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温6.7 ℃ 9.2 ℃ 6.0 ℃ 湿度73 % 52 % 70 % 風向風速東南東 1.5 m/s 北東 0.8 m/s 東 2.1 m/s 2008年11月の東京国際女子マラソンで独走しながら30km過ぎに失速して4位に終わった渋井陽子が、2か月という短期間で強行出場。30km地点で自らロングスパートを仕掛け、その後も先頭を争っていた赤羽有紀子を31km過ぎで振り切って優勝、雪辱を果たした。渋井自身、マラソンでは2004年9月のベルリンマラソン以来4年4か月ぶり、大阪国際女子では8年ぶりの優勝を果たし、これにより世界陸上ベルリン大会の日本代表に内定した。また2位の赤羽も、世界陸上ベルリン大会の代表入りを果たしている。 2008年成績順位氏名国名・所属タイム1マーラ・ヤマウチ イギリス 2時間25分10秒 2森本友 日本・天満屋 2時間25分34秒 3ジュリア・モンピ ケニア・アルゼ 2時間26分00秒 4大平美樹 日本・三井住友海上 2時間26分09秒 5扇まどか 日本・十八銀行 2時間26分55秒 場所競技場 スタート時刻12:10 天候曇り 気温6.3 ℃ 湿度61 % 風向風速南南西 1.9 m/s マラソン転向が注目された福士加代子が、自身の初マラソンとして出場。スタートの長居陸上競技場を飛び出してからは福士一人だけ抜け出て先頭に立ち、序盤から独走に。大会記録が期待される程のハイペースで突っ走ったが、30kmを過ぎて急激に失速し、レース終盤に入ると次々後続選手に抜かれていった。40km以降の福士はフラフラの状態で走り続けるも、ゴール直前で4度も転倒してしまう。その度に福士は立ち上がり何とかゴール地点には辿り着いたが、結局19位と惨敗に終わる。尚、優勝は35km手前で福士を捕らえて逆転したマーラ・ヤマウチ、2位に森本友が入った。 日本陸連強化本部長の澤木啓祐は、他選手らが福士を警戒し過ぎてややスローペースな展開となった点を指摘、日本人トップの森本も優勝を逃した事で「北京五輪代表選出は厳しい」との見解を示した。その後3月9日の名古屋国際女子マラソンが事実上3枚目の五輪切符をかけたレースとなり、優勝した中村友梨香が北京五輪女子マラソンに代表選出され、森本は補欠に廻された。 2007年成績順位氏名国名・所属タイム1原裕美子 日本・京セラ 2時間23分48秒 2小﨑まり 日本・ノーリツ 2時間24分39秒 3加納由理 日本・資生堂 2時間24分43秒 4大越一恵 日本・ダイハツ 2時間31分04秒 5江崎由佳 日本・九電工 2時間31分35秒 場所競技場 スタート中間点競技場 フィニッシュ時刻12:10 13:17 14:34 天候晴れ 晴れ 晴れ 気温9.9 ℃ 13.5 ℃ 9.6 ℃ 湿度50 % 45 % 48 % 風向風速北東 1.5 m/s 北東 0.5 m/s 東南東 1.7 m/s 29km過ぎまで原裕美子と渋井陽子の二人が先頭を激しく争っていたが、その後原が渋井を突き放してからは独走して優勝。同一コースで行われる世界陸上大阪大会の、女子マラソン代表第1号に原が即内定となる。なお2位に入った小﨑まりも、原と同じく世界陸上大阪大会代表に選出された。3位の加納由理は、ゴールタイムでは選考基準をクリアし、前年11月の東京国際女子マラソン覇者・土佐礼子の優勝記録を上回ったが、惜しくも補欠に留まった。渋井は30km以降完全にスローダウンとなり、数人の選手にかわされて10位に終わった。 2003年成績順位氏名国名・所属タイム1野口みずき 日本・グローバリー 2時間21分18秒 2千葉真子 日本・豊田自動織機 2時間21分45秒 3坂本直子 日本 2時間21分51秒 4ローラ・キプラガト ケニア 2時間22分22秒 5小﨑まり 日本 2時間23分30秒
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