直近のレコーディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:48 UTC 版)
「スコット・ヘンダーソン」の記事における「直近のレコーディング」の解説
1990年代中半からヘンダーソンは自身のブルースルーツに戻り、ブルース・アルバム『ドッグ・パーティー』を1994年に、『Tore Down House』を1997年に、『ウェル・トゥ・ザ・ボーン』を2002年にリリース。キーボードなしのバンド編成でプレイを構築。ギターの可能性を追求する冒険に魅せられ続けている。2000年代後半からはトリオでの演奏も原点回帰的にフュージョン色も濃くなり、10年近く続いたブルース・プロジェクトは現在は終止符が打たれた形となっている。 また、ヴィクター・ウッテン、スティーヴ・スミスと共に、ヴァイタル・テック・トーンズのメンバーとして2006年に2枚組CDをリリース。 2010年以降はジェフ・バーリン、デニス・チェンバースとのユニットが始動。当初は「The Fusion Trio」、最終的には「HBC」として活動を継続している。同年にはSTB139、翌年にはShibuya O-EASTで来日公演も行った。 2011年3月には自身のトリオで全国ツアーを行う予定だったが、3月10日の東京公演を終え、仙台に移動する途中、福島で東日本大震災に遭遇。以後の公演はすべて中止となり、十時間以上かけて東京に戻ったが空港が開かれずに台湾での公演も中止されている。しかしその半年後に「HBC」で早くも再来日を果たし、その半年後にはMIのクリニックで単身来日しているなど親日的なスタンスに喜ぶファンも多い。 また2012年には12年ぶりとなるトライバル・テックの新作アルバム『テン』をレコーディング。スコット・キンゼイ、ゲイリー・ウィリスとそれぞれ3曲ずつをプロデュースする形で録音が行われた。前作同様インプロヴィゼーションのジャム・セッションを録音してから曲に仕上げる形でレコーディングしている。スコット自身は「Mech X」「Got Faith 'N Phat」「Palm Moon Plaza」を担当。「Corn Butter」は純然たるジャム・セッションから生まれたもので共作となっている。同作のエンジニアリングはスコット・キンゼイが担当。彼の能力を買ったスコットは「HBC」のアルバムでもキンゼイにエンジニアリング・ミックスダウンを依頼している。 2013年3月8日にはブルーノート東京で一日限りの来日公演も行われ、大盛況のうちに成功させている。
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