歴代の衣装とは? わかりやすく解説

歴代の衣装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:34 UTC 版)

小林幸子」の記事における「歴代の衣装」の解説

シンプルな黒地友禅などの高価な着物を着ることも多いが、普段からなにかときらびやかゴージャスなファードレスなどの衣装を身にまとっており、音楽番組などでは衣装を何着も用意してコンサートのように度々衣装チェンジをして着替えている。コンサートテレビ出演用のドレス着物などは2019年6月完成引越しした自宅保管されており、島倉千代子から贈られ本人着物端切れ集めて出来た半纏恩師古賀政男に一番最初に選んでもらった着物保管されている。 紅白歌合戦ではさらに趣向凝らしたゴージャス衣装数多く用意している。豪華衣装を着始めた理由は「市川猿之助さんのスーパー歌舞伎を生で見て、私もこんな派手な衣装着てステージで歌いたいなと感銘を受け、助さん楽屋挨拶行ってコスチュームデザイナーを紹介して頂いたのがスタートファンの皆さん自分の歌以外にも派手な衣装見ていただいてビジュアル面でも楽しんでいただきたかったから」と語っており視聴者の間で毎年話題となっている。小林自身今まで衣装代に財産をつぎ込まなけれ今頃大豪邸を建てて左団扇暮らしているだろうと冗談語ったことがある。 「ワイヤー吊り上げたり、特殊リフト上昇したりする」「電飾大量に使用する」「毎年女専用に新規に製作される特注品であり、製作費が億単位と非常に高価なためこの世に1着し存在しない」という特徴持ち紅白終了後1か月公演全国ツアーでも披露されるのが習わしとなっている。 製作した衣装処分したりせずに、湯河原都内自宅倉庫などに全て保管しており、維持費だけでも毎年かなりの金額になるとNHKスタジオパークからこんにちは』のゲスト出演時語っていた。紅白使われ歴代豪華衣装解体して保管している。 1992年紅白では推定4億円とされる電飾衣装登場したが、本番中ショートしコンピュータ故障し、約3分の2点灯しないというトラブル見舞われた。 映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』では、この派手な衣装ネタにした「小林幸子アクションミレニアムビーム発射装置」なる武器劇中劇登場ビーム発射音小林本人の声であったまた、この映画主題歌小林歌っている。なおその際劇中に登場したのは1993年紅白にて披露された【ペガサス】という衣装である。 2006年デザイナー生澤美子新たに採用「火の鳥」デザイン画を忠実に再現したため重量化してしまったため、コンサート用に軽量化したものを後に2着作製アニメ『ヤッターマン』2008年12月15日放送第28話には、この派手な衣装モチーフとしたドロンボーメカサチコDXディーエックス)」が登場。声も小林本人担当しているほか、劇中では小林本人が「天才ドロンボー '08」を熱唱するシーン2000から2007年まで衣装再現するという演出があった。また、ドクちゃん豆知識」では、2008年実際紅白衣装で「世界一軽い布を探しているらしい」というヒント披露された。 2011年衣装東日本大震災発生自粛検討していたが、私達元気づけるつもりなら豪華衣装をやってください。との被災者らの声により10月1日より製作開始12月30日リハーサル当日の朝に完成した大きトラック荷台乗せNHKホール搬入口から搬入しようとしたところ獅子の頭が大きすぎで入らなかったため、トラックより下ろし鼻の一部分削って搬入した。 2015年紅白では特別企画4年ぶりに復帰した小林動画サイトニコニコ動画」とコラボした巨大衣装初音ミクボカロ曲として有名な千本桜」を披露リハーサルでは白のドレス姿の小林背後からメガ幸子登場する演出途中でスタッフから「いったん止めます後ろメガ幸子調子悪いです」との声が上がり一時中断となったが、翌日本番では大成功となった衣装には毎年曲目合わせたコンセプトから名前が付けられている。 衣装担当デザイン桜井久美子や上迫美恵子生澤美子加藤昌孝、森脇裕之、デューク松山秋元メカステージなどが歴代参加している。 年度衣装名歌唱曲備考1979年昭和54年) 『白いドレスおもいで酒 シンプルなドレス、まだ衣装大きな要素とはしていなかった。 1980年昭和55年) 『青いドレスとまり木 青いドレスマイクを持つ手に椿の花。 1981年昭和56年) 『の青ドレス迷い 透かし模様入れた左手上げ羽モチーフにみえる演出、後を予感させる手の込んだものとなり始めた(作・永島正)。 1982年昭和57年) 『白いドレスおもいで酒 肩を出したドレスパールあしらったもの。 1983年昭和58年) 『宝塚"ベルサイユのバラ"』 ふたたびの 前年の成功もあり、この回から本格的に衣装へのこだわり見受けられる1984年昭和59年) 『チャイナドレスもしかして 白を基調とし、鳳凰模様を描く。白い大きな羽の扇子を持つ。 1985年昭和60年) 『十二単夫婦しぐれ 赤い十二単を身にまとい「夫婦しぐれ」を歌う。 1986年昭和61年) 『クレオパトラ・カムバック』 別離 金とエメラルドグリーン衣装小林背後には多く孔雀の羽根が付けてある。間奏では「洋風十二単』のよう」と紹介された。 1987年昭和62年) 『平安王朝絵巻雪椿 昭和天皇療養中ということもあり前年比較するととてもシンプル紅白初め着物身にまとう。色は白。 1988年昭和63年) 『唐織壺織装束雪椿 オレンジ着物のような衣装。頭に金や銀の髪飾り使用1989年平成元年) 『21世紀天女福寿草 天女イメージした衣装歌い始め前に大きな羽衣のようなものをもっていた。1番を歌い終わると小林自分で銀の衣装を脱ぐ。すると小林ドレスの袖にキラキラと光る飾り出てくる。 1990年平成2年) 『東洋神秘天命燃ゆ インド職人何日もかけて織り上げた衣装全体的に赤や黒で刺繍施されており、小林背後には炎をイメージしたカーテン取り付けてある。そして、ヘッドドレスは高さが約30センチメートルあり、中には水晶取り付けてある。 1991年平成3年) 『冬の鳥冬化粧 この年小林紅白初め空中浮遊挑戦した。金の冠と黒や銀に光る衣装登場。一番を歌い終わると、直径5ミリワイヤー小林上昇し、それと同時に衣装鳥のように大きく開く。衣装なかには大きなバネ取り付けてあり、その力で衣装が開く仕組みになっている1992年平成4年) 『光のファンタジー』 恋 62500個の電球色々な色に輝きながら衣装が動くはずだったのだが、紅白当日衣装コンピューター故障し電球光らないという事態に見舞われた。しかし翌年30周年記念リサイタルの際にオープニングでこの衣装成功させた。 1993年平成5年) 『ペガサス約束 大きな衣装衣装真ん中で青いドレス着て登場。1番を歌っているときに青いドレスが金のドレス早変わりするその後、金の衣装後ろペガサスの絵が付いている金色大きな羽が登場真ん中から風送られヒラヒラ揺れる。高さ8メートル。幅14メートル。この衣装リスペクト生まれたのが、2016年コンサートから使用されている「フェニックス」となる。 1994年平成6年) 『人間ナイアガラ屋台ピラミッドのような物の上で青いドレス着て登場。1番を歌い終わるとピラミッドのような物に取り付けてある青く丸いボールのような物が回転しドライアイス大量に出される1995年平成7年) 『21世紀観音様』 母ひとり 銀色衣装登場。1番を歌い終わると同時に小林リフト上昇衣装が銀から黒に早変わりする2番途中で小林背後大きなのようなものが現れるくるくる回転をし続ける。 1996年平成8年) 『雪女越後情話 1番は黒い着物登場間奏着物滑り落ち金のドレス出現。それと同時に大きな雪の結晶が開く。最後に宇宙イメージした星のカーテン出現する1997年平成9年) 『生命誕生幸せ 小林入った卵が高い位置まで上がって1番が始まる。1番の途中でスカート滑り落ち紫のスカート早変わり間奏蝶々イメージした大きな羽が舞台いっぱい広がり前後に動く。同時に小林スカートも紫からオレンジ変化する最後に小林頭上に角のような物が現れる1998年平成10年) 『ヒューマンファンタジー』 風といっしょに 一番が始まる前に稲妻割れ、その中から小林黄緑ピンクドレス着て登場歌い始めると小林左右に24色に輝く光ファイバーの布が出現。歌う間に上下する2番が終わるころに小林黄緑ピンクドレスから、緑でヒラヒラ揺れドレス変わりながらリフト上昇。それからさらに薄さ0.1ミリボディースーツドレス出現する1999年平成11年) 『2000年かぐや姫やんちゃ酒 赤い着物での登場。1番を歌い終わると赤い着物滑り落ち、緑の着物登場同時に小林リフト上昇し後ろに竹をイメージしたカーテンのようなものが現れる最後2番歌い終わると同時に舞台左右から金に輝くカーテンのようなものが現れる2000年平成12年) 『愛×2傘』 泣かせ 舞台袖から赤い傘持ち歩いて登場登り真ん中歌い始める。間奏小林の下から緑色カーテン現れ隠す。それと同時に後ろ大きなピンク色の傘が登場緑色カーテンが開くと開き大きなスカートになる。全体的にピンク衣装2001年平成13年) 『Flower of dream』 夢の涯て〜子午線の夢 小林仮面かぶったダンサー20人が小林の下で赤いドレス着て踊る。1番を歌い終わると小林衣装赤から金に変わり後ろには大きなのようなものが出現するヘッドドレス衣装には黄金安全ピン多く使用されている。 2002年平成14年) 『氷の女王雪泣夜 赤いうち掛で登場。1コーラス歌い終えると、うち掛が滑り落ち、氷をイメージした白い衣装早変わり背後にはパイプのようなもので形成され巨大なブロック現れる2003年平成15年) 『孔雀孔雀 金色の卵が割れて小林が赤いドレス着て登場する。1番を歌っている途中で後ろ銀色回転するものが出現この後左右に白く大きな羽が広がり最後に孔雀イメージしたカーテンのようなものが開く予定だったが本番電気トラブルによりこの3つ作動せずに終わってしまった。しかし、その後何度も調整をして『NHK歌謡コンサート』でリベンジ果たしたその時小林成功したことに嬉し涙流していた。 2004年平成16年) 『アテネ女神いそしぎ 2004年紅白未発表 衣装2005年1月の『NHK歌謡コンサート』で披露した多数赤い花で炎をイメージした衣装登場間奏滑り落ちイメージした緑色衣装チェンジ背後羽根生え背景にはヴィーナスイメージしたものが現れる。なお、小さなホールお披露目した際はカーテン瞬時滑り落ちる仕組み代えられたという。 2005年平成17年) 『冬から春へ越後絶唱 水色衣装登場。氷の岩のようなものの上で1コーラス歌い終えると、小林下降し、つぼみと背景(冬)が上昇。つぼみが開くと小林ピンク衣装登場。2コーラス目を歌い終えると背景(冬)が滑り落ちてピンク(春)に変わる。 2006年平成18年『火の鳥』 大江戸喧嘩黄金ドレス登場間奏NASA開発した特殊リフトで高さ8メートルまで上昇し同時に青龍上昇青龍倒れると、黄金巨大ドレス現れ回転する2016年3月19日5月8日開催ダイバーシティ劇的4周年 幸せ舞い降りる」「小林幸子特別展コレ」で一般公開された。2020年1月現在、この衣装多く使用されている。 2007年平成19年) 『万華鏡恋桜 桜の花びらが沢山あしらわれている黒い着物登場。1番を歌い終わると銀色で光る布が小林を隠す。それと同時に回転する大きなブロック出現。それからまもなく銀色の布が開き小林は青や水色に光るドレス早変わりリフト上昇小林左右に万華鏡イメージしたカーテン登場総重量2トン。高さ8メートル全幅15メートル2008年平成20年) 『砂漠に突然現れるオアシス女王楼蘭 砂漠イメージした黄土色衣装登場。1コーラス途中でオアシスイメージピンク紫・水色の衣装一瞬にして早変わり間奏で高さ8メートルまで上昇同時に羽根生える。背景巨大ジェット4機を使用して世界一軽いといわれる布が浮上。横12メートル奥行き4メートル2009年平成21年) 『メガ幸子万葉恋歌 ああ、君待つと 本人同様の衣装着用した高さ8.5メートル横幅8メートル奥行き5.4メートル総重量3トン巨大な胸像登場2010年平成22年) 『母母ちゃんひとり言 歌のタイトルどおり故郷お母さん という暖かいイメージからイメージ歌い始めは約5.5メートル位置からのスタート間奏黒幕がはずれ後ろ向きうずくまった登場そのままのみが回転し前向きに小林背中乗った状態。は羽を広げ2番歌唱中上左右に動くほか首も動き羽もはばたく羽を広げると幅13メートル、高さは最高8メートル2016年3月19日5月8日開催ダイバーシティ劇的4周年 幸せ舞い降りる」「小林幸子特別展コレ」で一般公開された。 2011年平成23年) 『メガ獅子』 おんなの酒場 2009年に続くメガ第2弾衣装テーマ五穀豊穣となっている。暗闇包まれながら一番を歌うと間奏部分暗幕がはずれ大きく口を開けメガ獅子登場小林獅子口の中に立った状態になり獅子のみが上昇小林獅子の口に飲み込まれ口が閉じた後、獅子頭部から小林登場し獅子後ろ部分大きく広がる。耳や獅子の顔や口、全体本物獅子舞のように動く。獅子は高さ6メートル全長8メートル重さ2・5トン小林が身にまとっている衣装には幸子田で収穫され稲穂ちりばめられている。2016年3月19日5月8日開催ダイバーシティ劇的4周年 幸せ舞い降りる」「小林幸子特別展コレ」で一般公開された。 2015年平成27年) 『NEO幸子千本桜 動画サイトニコニコ動画」とコラボしたステージ4年ぶりの出演ということ原点に戻る意味で白色基準とした衣装つまみ細工レジン作られモチーフ装飾コスチューム多数ついているイントロ歌い終わると衣装上昇し背中LEDパネルの羽が広がり後ろから2009年衣装メガ幸子登場するサビに入ると衣装が5.5メートルまで上昇し最後に背景などにニコニコ動画コメント流れ弾幕演出された。2016年1月放送中居金スマ」にて衣装が最お披露目同年開催ニコニコ超会議2016」でも展示された。 2013年~2015年(平成25年平成27年) 『ティアラ茨の木/越後に眠る 2012年紅白お披露目予定だったが落選翌年自身50周年記念コンサート初披露序盤は緑の照明照らされ(呪縛)の中で歌唱間奏照明変わり高さ最大7mまで上昇ツリー状になり黒いドレス出現し2番歌唱する。ここでは「呪縛からの解放」をイメージしたという。終盤ではティアラの形になり、横幅は約6m。 従来巨大衣装NHKホールステージ想定した大きさだが、地方公演では完全な大きさでは搬入お披露目出来ないこともあるため比較コンパクトなサイズに。 2019年自身55周年記念台湾公演2日渡り披露された(その時歌唱曲は「千本桜」)。

※この「歴代の衣装」の解説は、「小林幸子」の解説の一部です。
「歴代の衣装」を含む「小林幸子」の記事については、「小林幸子」の概要を参照ください。

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