歴代の船長とマスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 19:44 UTC 版)
「クイーン・ヴィクトリア (客船)」の記事における「歴代の船長とマスター」の解説
本船クイーン・ヴィクトリアの初代マスターにポール・ライト船長 Paul Wright が任命された(2006年10月)。第2代マスターはクリストファー・ラインド船長 Christopher Rynd が就任、またイアン・マクノート船長 は短期ではあるが本船の指揮をとり、シーボーン(英語)へ転属になる。 クイーン・ヴィクトリアの初の外洋航海は母港から北欧を目指した10日の旅で、出港日は2007年12月11日。続いてカナリア諸島まで走った本船は、いよいよ初の世界一周の旅(英語)と銘打ち、地球を107日で 周回した(英語)。同じ試みに挑み、かつて初めて地球一周の船旅を成し遂げた「ヴィクトリア」という船は、1519年から1522年にわたる1153日間をかけている。この航海の最初の区間はQE2と並走して大西洋を横断、ニューヨーク港に入ると2008年1月13日に自由の女神像の見守るなかQM2と合流する。祝福の花火が上がり、キュナード社の〈3女王〉が初めて同じ港に係留された。QE2の引退が同年後半に迫る ため、同社はその前に実現させようと手を尽くしたし、3船が揃う機会はこの時だけになると発表 してもいる。結局はQE2の引退日程がずれこんで、2008年4月22日にサウサンプトンで再会することになる。 マルタ島で本船は2008年5月、スラスターの不具合により埠頭に船体を引っ掛けてしまう。損傷は軽微で航行に支障はないと見られたものの補修のため足止めされ、日数を取り戻すため予定にあったラグレット港(チュニジア)への寄港はキャンセルされた。
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