夏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 01:53 UTC 版)
夏の天文・自然
星座
北半球では、夏の夜空で目立つのは、天の川を隔てて向かい合うこと座とわし座、その間にあるはくちょう座である。それぞれに含まれる一等星であるベガ・アルタイル・デネブを結んだものを夏の大三角という。このベガを織女、アルタイルを牽牛として両者を夫婦と見なし、年に一度だけ出会える、という伝説が七夕のいわれである。
南の空ではさそり座が姿を現す。これは冬のオリオン座と入れ替えに出入りすることで有名である。
植物
日本で炎天下に咲く花としてはヒマワリやサルスベリが有名。夏の風物詩としてはアサガオも代表格。日本で夏本番といわれる7月・8月はすでに日長が短くなり始める時期に当たり、そのころに咲く植物は往々にして短日植物である。
高山では高山植物が一斉に花を咲かせる。夏の終わりには実をつけ、短い活動期間を終える。「夏の思い出」という詩にはミズバショウがでるが、春の花であり、夏には2mにもなる大きな葉をつけている。
また、夏後半には高温と水不足のために植物の衰弱を起こす場合があり、時には落葉が起こる場合がある。
昆虫
日本の夏(盛夏)にもっとも目立つのはセミである。大部分のセミが夏に出現し、それぞれに鳴き声を響かせる。鳴く虫は秋のものと考えられがちだが、キリギリスも夏が最盛期である。
カブトムシやクワガタムシも夏のものと考えられている。クワガタムシには成虫で年を越すものが多いが、カブトムシは夏だけ成虫が現れる。ほかにもスズメバチやカナブンなど、様々な昆虫が樹液の醗酵したものに集まるので、昆虫の場所取り合戦が見られる。子供の昆虫採集の目当ての一つでもある。もっとも、夏の盛りには昆虫は少なくなり、昆虫採集家はこれを俗に夏枯れという。昆虫の一番多い時期は初夏である。
海の生物
夏は海岸がやや寂れる。海藻類は主として春から初夏に盛りを迎え、その後は衰える。これは、温度が上昇して活動が盛んになるにつれ、肥料分があっという間に消費されてそれが乏しくなるためと言われる。ホンダワラ類は根元で切れて海面に漂いでて、流れ藻となる。
他方、日本では黒潮の影響が強くなり、初夏にはカツオが盛りとなる。夏後半にはさらにカツオノエボシなどが沿岸に近寄るようになる。また、ウミガメが産卵のために海岸にやってくる。
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- ^ “1日で21人が銃撃の被害、2人死亡 治安改善したはずのシカゴで”. CNN (2018年6月21日). 2018年6月28日閲覧。
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- ^ “「納涼/童謡・唱歌」の歌詞 って「イイネ!」”. www.uta-net.com. 2023年10月26日閲覧。
- ^ “瀧廉太郎による混声合唱曲集「組歌 四季」 瀧 廉太郎”. 合唱楽譜のパナムジカ. 2023年10月26日閲覧。
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- ^ “童謡「せみのうた」歌詞”. kashinavi.com. 2023年10月26日閲覧。
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