夏の思い出とは? わかりやすく解説

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夏の思い出

作者阿部牧郎

収載図書魅惑年齢
出版社実業之日本社
刊行年月1997.8


夏の思い出

作者斎藤純

収載図書七番目の方角
出版社日本放送出版協会
刊行年月1999.7

収載図書風と旅とオートバイ―ツーリング・シーン12章
出版社広済堂出版
刊行年月2002.4
シリーズ名広済堂文庫


夏の思い出

作者M.FUMENO

収載図書2分で読めるとても短い物語
出版社文芸社
刊行年月2005.6


夏の思い出

収載図書リレーメルヘン―敦賀水戸 5
出版社敦賀市図書館
刊行年月2008.3

収載図書99のなみだ ―涙がこころを癒す短篇小説
出版社泰文堂
刊行年月2008.10
シリーズ名リンダブックス


夏の思い出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 02:26 UTC 版)

みんなのうた
夏の思い出
歌手 高木淑子、ヴォーチェ・アンジェリカ
作詞者 江間章子
作曲者 中田喜直
映像 実写
初放送月 1962年8月 - 9月
再放送月 2023年8月 - 9月(ラジオのみ)
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映像外部リンク
夏の思い出 - 名曲アルバム - NHK
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夏の思い出」(なつのおもいで)は、江間章子作詞、中田喜直作曲の歌曲NHKからの依頼で作った曲である。

解説

尾瀬
『夏の思い出』歌碑(群馬県片品村)

各界を代表する黄金コンビにより作成されたため、1949年昭和24年)6月13日NHKラジオ番組ラジオ歌謡』にて石井好子の歌で放送されるや否や、瞬く間に多くの日本人の心を捕え、その後、曲中に現れる尾瀬の人気は飛躍的に高まった。

石井好子の歌は当時レコード発売されなかった(ラジオ放送のテープ音源は現存する[1])。レコード発売された最初の音源は、1954年6月発売の藤山一郎が歌ったものである[2]

また1962年(昭和37年)8月 - 9月には、同じNHKの『みんなのうた』でも紹介された。歌は高木淑子とヴォーチェ・アンジェリカ

中学校学習指導要領において、日本で「長く歌われ親しまれている歌曲」[3]の一つとして挙げられていることから、音楽科の教科書にも掲載され、そのため幅広い世代に親しまれている。作曲家自らの手による女声合唱版、混声合唱版が存在し、これらもまた多くの楽譜に掲載されている。ほかに、8手連弾曲やピアノ独奏曲があり、後者は作曲者の死後に発見された。

2006年(平成18年)に文化庁日本PTA全国協議会が「日本の歌百選」に選定した[4]

作詞の経緯

江間は幼少のころ岩手山の近くに住んでいたが、そこはミズバショウの咲く地域だった。そして1944年(昭和19年)、たまたま尾瀬を訪れた。そこで目にしたのが、一面に咲き乱れるミズバショウだったのである。そのときの気持ちを「夢心地」とのちに表現している。戦後すぐの1947年(昭和22年)、NHKから「夢と希望のある歌をお願いします」と依頼された。思い浮かんだのが尾瀬の情景だった。その時の感動を詩にしたのが「夏の思い出」である。

この歌のおかげで尾瀬は有名になったが、ミズバショウの咲くのは5月末であり、尾瀬の春先にあたる。そのため、せっかく夏に来たのにミズバショウを見ることができなかった、という人は多い。江間はその理由を『(夏の思い出)その想いのゆくえ』にて以下のように述べている。

「尾瀬においてミズバショウが最も見事な5、6月を私は夏とよぶ、それは歳時記の影響だと思う」

歳時記には俳句季語が掲載されており、ミズバショウは夏の季語である。文学上の季節と実際の季節には、少しずれがある。また二十四節気においても夏にあたる。

エピソード

  • 作曲者の中田喜直は、本曲の作曲を依頼された時点で、作詞者の江間との面識がなく、また尾瀬にも行ったことがなかった。中田が初めて尾瀬を訪れたのは、作曲から約40年後の1990年のことだった[5]
  • 曲は簡単にできたが、それを聴いた中田の母親が「それは、お粗末ではないですか、すぐ作り直しなさい」と言った。母親の助言で作り直したのが現在の「夏の思い出」である。この経緯があるため中田は、夏の思い出の印税を母親に渡していた。
  • ボードビリアン清水ミチコは、当曲の曲調にアレンジしたハトヤホテルCMソング野坂昭如作詞、いずみたく作曲)を持ちネタとしている。
  • 東芝は1980年代前半、「夏が来れば思い出す、東芝布団乾燥機」という替え歌をテレビCMで使用していたが、現在は使われていない。
  • 川越線武蔵高萩駅発車メロディーはかつて、この曲をアレンジした「夏が来れば」という曲を使用していたが、現在は使われていない。(櫻井音楽工房も参照)
  • 「みんなのうた」版は長期にわたり再放送されていなかったが、初放送から約60年たった2023年8月 - 9月に再放送された。(ラジオのみ)

脚注

  1. ^ 【イベントレポート】石井好子さん(日本シャンソン協会会長)- 十字屋午後のサロン トークショー
  2. ^ 長田暁二『歌謡曲おもしろこぼれ話』社会思想社、2002年、58-59頁。ISBN 4390116495
  3. ^ 中学校学習指導要領解説音楽編文部科学省、平成29年6月
  4. ^ 日本の歌百選” (PDF). 文化庁. 2024年3月24日閲覧。
  5. ^ 読売新聞文化部『唱歌・童謡ものがたり』岩波書店、1999年、118頁。ISBN 4000233408

外部リンク


夏の思い出

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世界の終わりと夜明け前」の記事における「夏の思い出」の解説

江園家長男の勝彦は、インターネットで元交際相手香田育児日記発見し居酒屋にて一年半ぶりに香田再会するその後二人ホテル体を重ねるが、その際香田は、育児日記の内容はただの妄想で、夫との仲が最悪であることを告白する

※この「夏の思い出」の解説は、「世界の終わりと夜明け前」の解説の一部です。
「夏の思い出」を含む「世界の終わりと夜明け前」の記事については、「世界の終わりと夜明け前」の概要を参照ください。

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