美濃國とは? わかりやすく解説

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みの‐の‐くに【美濃国】

読み方:みののくに

美濃【一】[一]


美濃国

読み方:ミノノクニ(minonokuni)

旧国名現在の岐阜県南部


美濃国

美濃国では「美濃彫」という特徴的な彫金技法用いた作品多くある。「美濃彫」という呼称稲葉通竜が著した『装剣奇賞』の中の一節「光暁、濃州住光暁と銘せり。縁の天井まで金着にして秋の野など至って深彫にす。光政、光伸、右に同じ世に是を美濃彫といひ、或は美濃後藤などとも称する事、詳かならず。」とあり、ここからの名称であることが知れる美濃彫の作には秋草の意匠多く材質赤銅地はほとんどないまた、目貫以外のものには魚子をまき、鍔は切羽台と耳を残し、他は鋤き下げる事を常としている。一方古美濃と汎称される金工作品もあるが、これは美濃風作柄示しながら製作期が桃山時代上がる刀装具に対しての名称である。美濃彫特徴持った桃山以前の作を桃山時代以降美濃彫遡及的有縁推定して表現したものが古美濃と呼ばれているのである。したがって古美濃とは美濃近似した作柄時代が古いということ確定的に言えるだけで、必ずしも美濃作られているという事意味するものではない点注意が必要である。
関連用語 : 秋草図鐔 秋野鹿図縁頭 山椒図目貫 這龍図目貫 

美濃国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 03:29 UTC 版)

美濃国(みののくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に属する。


注釈

  1. ^ 美作国(作州)との重複を避けるため二文字目を用いるが、古くは「美州」とも呼ばれた。「のうしゅう」と読むのは江戸時代後期以降(「」の漢音は「じょう」で、「のう」と読むのは慣用音とされる)。ジョアン・ロドリゲス『日本語小文典』では"Giôxû"(ヂョーシュー)と綴られ、城州上州常州の"Iôxû"(ジョーシュー)とは発音が区別されている。
  2. ^ 1887年明治20年)に尾張国に移管。
  3. ^ いずれも1887年(明治20年)に尾張国に移管。
  4. ^ いずれも1883年(明治16年)に美濃国に編入。
  5. ^ 1887年(明治20年)に美濃国に編入。

出典

  1. ^ 舘野和己「『古事記』と木簡に見える国名表記の対比」、『古代学』4号、2012年、20頁。
  2. ^ 角川地名大辞典 21 岐阜県. 角川書店. (昭和55年9月20日 1980) 
  3. ^ 「船来山古墳群保存活用基本構想 概要版[1]
  4. ^ 筧敏生「古代国家の形成と美濃・飛騨」 松田之利・谷口和人・筧敏生・所史隆・上村恵宏・黒田隆志『岐阜の歴史』山川出版社 2000年 52-53ページ
  5. ^ 恵那郡史、1926年。すなわち古代には木曾は美濃国恵奈郡に属していたのである。そして元慶3年(879年)9月に懸坂上岑と鳥居峠を境界とし、岐蘇・小岐蘇の所属は美濃国恵奈郡絵上郷と定められた。
  6. ^ 宝賀寿男『古代氏族系譜集成 中巻』



美濃国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 02:17 UTC 版)

神人部氏」の記事における「美濃国」の解説

半布里戸籍』の中に美濃国加茂郡人として神人部弥屋売の名が見え国内多芸郡には大神神社が、大野郡には大神郷が、席田郡には美和郷が存在する。その他、美濃国には神人氏なども見られる

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美濃国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 09:28 UTC 版)

旗本札」の記事における「美濃国」の解説

美濃国では、交代寄合御礼衆である不破郡岩手(現・岐阜県不破郡垂井町岩手)の竹中氏及び交代寄合衆の美濃衆である石津郡多良(現・岐阜県大垣市上石津町宮)の高木氏紙幣発行した西美地方両氏発行した紙幣はいずれも、生活必需品であった木炭売買する際に用いることによって流通を図るべく炭会所発行した炭代呼ばれるのである

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美濃国

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 08:57 UTC 版)

固有名詞

みののくに

  1. 日本旧国令制国)のひとつ。現在岐阜県南部にあたる。

関連語


「美濃国」の例文・使い方・用例・文例

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