恵那神社とは? わかりやすく解説

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恵那神社

読み方:エナジンジャ(enajinja)

教団 神社本庁

所在 岐阜県中津川市

祭神 伊邪那岐大神 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

恵那神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 22:24 UTC 版)

恵那神社

前宮拝殿
所在地 岐阜県中津川市中津川字正ヶ根3786(前宮)
位置 前宮:北緯35度26分36.5秒 東経137度32分0.9秒 / 北緯35.443472度 東経137.533583度 / 35.443472; 137.533583座標: 北緯35度26分36.5秒 東経137度32分0.9秒 / 北緯35.443472度 東経137.533583度 / 35.443472; 137.533583
奥宮: 北緯35度26分25.7秒 東経137度36分1.2秒 / 北緯35.440472度 東経137.600333度 / 35.440472; 137.600333
主祭神 伊弉諾命
伊弉册命
社格 式内社(小)
県社
金幣社
創建 不明
本殿の様式 流造
例祭 9月29日(前宮)
9月19日(奥宮)
地図
前宮
奥宮
8 km
奥宮
前宮
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鳥居
拝殿
恵那山山頂部にある奥宮

恵那神社(えなじんじゃ)は、岐阜県中津川市に鎮座する神社

祭神

主祭神

配祀

歴史

創建時期は不明。恵那山伊弉冉命天照大神を生んだ際の胞衣(えな へその緒のこと)を納めた地であり、かつては恵那山自体が御神体であったという。

やがて神仏習合により、恵那権現とも称されたという。

延喜式神名帳より後に作成された『美濃国神名帳』には恵奈郡七社があり、恵那山山頂の社を恵奈神社、中津川市川上(かおれ)の社を加上明神と記されている。

恵那山頂には、摂社として葛城神社(一言主命)、富士神社(木花咲開姫神)、熊野神社(速玉男命)、神明神社(天照大神・豊受大神)、劔神社(天目一箇命)、一宮神社(猿田彦神)が祀られている。

かつて麓の里宮のあたりには別当寺宗泉寺もあって殿舎も多かったが、

天正2年(1574年)に武田勝頼から指令を受けた木曽義昌阿寺城を攻略した際に、寺や殿舎が壊敗したと伝わる[1]

元々は恵那山山頂が本宮、麓が前宮であったが、元和6年(1620年)に前宮を新たに造営し直した際に、本宮が奥宮、前宮が本宮に変更された。

明治6年(1873年)に郷社、大正14年(1925年)に県社となった。

恵那山を中心とし、西に恵那神社、東に阿智神社が位置している。

例祭

  • 毎年9月29日の本宮の例祭では恵那文楽が奉納される。恵那文楽は岐阜県無形民俗文化財に指定されている[2]

恵那神社の夫婦杉

本宮の前にある夫婦1966年(昭和41年)9月14日に、岐阜県の天然記念物に指定された。左側の夫杉が幹周り6.29 m・高さ47 m、右側の婦杉が幹周り5.48m・高さ46 m。推定樹齢が600年から800年で、樹勢は旺盛である[3][4]

その他の文化財

岐阜県指定重要文化財
  • 太刀 銘 貞綱[5]

所在地

  • 岐阜県中津川市中津川字正ヶ根3786(本宮)

交通機関

血洗神社

恵那神社より根の上高原に向かって南西方向に約3.2kmの位置[6]に血洗神社がある。

祭神は、天照大神と大山祇神合祀している。

元は伊弉冉命が天照大神を出産した後に、胞衣を洗い清めたとされる血洗池の傍らあった。

血洗池は深さが5m、面積が1haと伝わる大きな池であったと伝わるが、

宝永元年(1704年)に豪雨による山崩れで土砂が混入し、昭和初期には1坪程度の小池となり、いつしか池は消滅し、現在は血洗池跡の石碑が残っている。

昭和61年(1986年)、国道363号の道路改修の際に、社地の一部が道路の一部となったため、血洗池よりも、約260m北東の現在地に遷座した。

伊弉冉命は、出産後に岩に腰かけて休んだところ、気分が楽になったので「安気の里と名付けよと」言い給った。

後に、安気が安岐に変化し、明治になって阿木となった。

参考文献

  • 『中津川市史 中巻Ⅰ』 近世(一) 第四章 村の生活 第七節 信仰 九 恵那大権現 p827 - p834 中津川市 1988年
  • 『恵那郡史』 第三篇 平安時代 第十二章 神社佛教 恵奈神社・加上明神 p75 恵那郡教育会 大正15年

外部リンク

脚注

  1. ^ 御坂越記
  2. ^ 恵那文楽”. 岐阜県. 2012年10月16日閲覧。
  3. ^ 恵那神社の夫婦スギ”. 中津川市 (2009年1月28日). 2011年7月2日閲覧。
  4. ^ 恵那神社の夫婦スギ”. 岐阜県. 2014年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月16日閲覧。
  5. ^ 太刀 銘 貞綱”. 岐阜県. 2013年5月13日閲覧。
  6. ^ 中津川市阿木6872-1


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