観光列車への改造
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「長良川鉄道ナガラ3形気動車」の記事における「観光列車への改造」の解説
1992年(平成4年)のピーク時には長良川鉄道の年間輸送人員は1,800万人余に達していたが、その後沿線人口の減少や平行道路の高規格化などによって利用客が減少、2015年(平成27年)には800万人を割る状態となった。沿線利用客の増加が見込めない状況の中、地域外から観光客を呼び込むため、ナガラ3形2両を改造した観光列車を導入することなった。水戸岡鋭治のデザインにより、ナガラ301・302が観光列車「ながら」に改装された。車体色がロイヤルレッドに変更され、ゴールドのロゴマークが入れられた。 ナガラ301は乗車整理券のみで乗車できる「森号」となり、4人掛テーブル席6組のほか、6人掛、4人掛のソファー席、4人用カウンター席、土産物を販売するカウンターが設けられた。ナガラ302は食事を提供する「鮎号」となり、2人掛テーブル席5組、4人掛テーブル席2組、3人掛テーブル席、4人用カウンター席各1箇所、食事提供用のミニキッチンが設けられた。それぞれの区画はガラスパーティションなどで区切られている。2両とも、窓枠には岐阜県産の檜が使用された。「森号」(ナガラ301)の定員は82人(座席38人)、「鮎号」(ナガラ302)の定員は立席なしの27人に、車両質量は2両とも27.5 tとなった。2016年(平成28年)4月27日から営業運転を開始、土日祝日を中心に1日1往復運転され、「鮎号」は美濃太田駅 - 郡上八幡駅間の運転、「森号」は美濃太田駅 - 北濃駅間の運転となっている。 「森号」の車内
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観光列車への改造
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「長良川鉄道ナガラ500形気動車」の記事における「観光列車への改造」の解説
2016年より運行している観光列車「ながら」の3両目「川風号」(かわかぜごう)への改造が2017年11月に発表された。 既存の観光列車「ながら」車両ナガラ301・302号車と同様に水戸岡鋭治がデザインを担当しているが、改造はこの2両とは異なり自社内で行われている。2018年2月24日にナガラ502号車が改造のために関 → 美濃白鳥間で自力回送された。美濃白鳥駅の車庫では塗装工事がなされており、塗装工事より事前に行われた内装工事に関しても「川風」への改造の様子が改造費用の一部を支援したクラウドファンディングサイトの「FAAVO美濃國」でレポートされている。 2018年4月4日には改造後初の試運転が行われ、同月12日には既存の観光列車「ながら」車両と連結しての報道向けの試運転が往路は「鮎号」との2両で、復路が「鮎号」「森号」との3両で行われた。 2018年4月18日に営業運行を開始し、関駅で出発式が行われた。これ以降は「お弁当プラン」や「ほろ酔いプラン」といった単独での運用が組まれる場合が多い。 2018年6月3日には、ながら2号において「森号」「鮎号」にナガラ502「川風号」が連結されて3両運行された。同年10月には「森号」の検査に伴い代走としてビュープラン用車両に充当された。 観光列車としての運用がない場合には車内のテーブルを取り外すことで一般列車での運用も考慮されており、乗車整理券不要の普通列車としても全線で使用される。2018年のゴールデンウィークや6月17日(「さわやかウォーキング」開催のため)にも増結用車両として使用された。
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