真のグレムリンとは? わかりやすく解説

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真のグレムリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 18:48 UTC 版)

とある魔術の禁書目録の用語」の記事における「真のグレムリン」の解説

魔術結社グレムリン」の本当の姿。科学魔術融合ではなくあらゆる宗教あらゆる魔神」が参画できる組織のことであり、オティヌスですら打ち破れなかった漆黒の世界の裏側にある「隠世」と呼ばれる位相複数の「魔神」が存在している。四大文明出自を持つネフテュス娘々などを筆頭にしているため、魔術結社として見ると非常に歴史が古い。

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真のグレムリン(魔神勢力)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:01 UTC 版)

とある魔術の禁書目録の登場人物」の記事における「真のグレムリン(魔神勢力)」の解説

僧正そうじょう) 声 - 津嘉山正種 真のグレムリンのメンバーある日本仏由来の「魔神」。干からびた木乃伊そのもの外見で、不動明王装身具模した紫の僧衣豪奢な純金飾りを身にまとい、黄金の剣を代わりにしている。外見老人だが、「魔神」の中では比較的若い部類に入る。 かつて衆生救済のため、厳し修行の末に即身仏となる道を選んだものの、入定後に貴賎なく衆生救済する事を望まない貴族派閥争い巻き込まれ結果仏の座与えられることなくあさましい欲を捨てられなかった未熟者」として葬り去られかけた。その時すでに仏としての力を得ていた事で周囲さまざまな情報取得し自分受けた仕打ちから衆生救済には新たな仏に座を与える必要がなかったと結論付け哀れな欲を捨てる事ができない衆生」の望んだ通り、自らを「仏となっても座も役割与えられず、ただ莫大な力を持ち彷徨うモノ」と定義して魔神」として再起動果たしその場調整進めていた貴族や僧達を皆殺しにして、役割与えられることなく力を振るい続ける「迷い仏」と化す。そのため仏としての名を持たず僧綱である僧正の名で呼ばれている。 一度手に入れたものには執着抱かない性格で、上に立った物言い他人評価する悪癖がある。善悪役割もないが故に誰にも方向性もなだめ方も分からない存在であり、冤罪同然押しつけられた「あさはかな欲を捨てられず、結果役割のない仏となった誰かとして動く事が世界救済に繋がると信じて満足しているので、説得通用しない。 自らが人としての死を迎えた時に周囲存在し乾燥過程遺体から滲み出モノ絡み合って繋がり得た「土」を自在に操る術式有し、土で作った巨大な腕を振るい攻撃するその際利用した土は補充されるとがないため、術式行使後に地盤崩落引き起こす。ただし、ガラスコンクリートのように一度加工されたものを操ることはできない加えて、「地面」に接している者を探知する能力もある。その真価一代で仏となったことによる六道交差にあり、内臓極端に委縮している木乃伊化した肉体をでありながら活動し、首を折られようが真空や1,000度を超える高熱さらされようが問題なく活動することが可能で、時速60km/h近い速度で走る。上条は、誰も見た事のない六道価値ランクレール切り替えのように操り破壊される側、向かってくる側を「弱体化」させるという、左方テッラの「光の処刑」に近い術式ではないか推測したが、実際のところは不明隠世に潜み、実存世界様子観察していたが、オティヌスが崩壊した直後干渉行った結果アレイスターの侵入許してしまい、「位相」を暴かれたため、実存世界現れた。実存世界現れる際に世界崩壊を防ぐため、自身存在無限に小分けすることで世界許容できるレベル落としていたが、そのために使用したゾンビ術式がアレイスターによって細工されていたため、新たなパラメーター打ち込まれてしまう。 防犯オリエンテーションが行われているとある高校現れ上条呼び出して六道ではない7つ目の道を示す採点者になるよう依頼し代わりに運命論支配する権利与えると提案する。それを断られる学園都市多大な被害与えながら、逃走する上条追跡開始、「警備員」や右方のフィアンマの妨害ものともせず追い詰め上条正面から戦わず科学的な絡め手を使い周囲被害止めながら逃げるというらしくない戦法を取るのは一緒にいる美琴のせいだと批判して協力者馬鹿にされた上条怒らせる。そして、第23学区マスドライバー宇宙空間まで打ち上げられるも、宇宙アローヘッド彗星一体化軌道操ってマッハ20上の高速地球帰還しようとしたが、アレイスターの命令出撃した脳幹対魔術式駆動鎧貫かれ、アレイスターに詫び告げながら死亡したネフテュス 声 - ゆかな 真のグレムリンのメンバーであるエジプト神話由来の「魔神」。体中包帯巻いた左右瞳の色異な褐色の肌の美女。体に巻かれ包帯は、神の肉体内外劣化腐敗から守るためのもの。四大文明一角をなすため、「魔神」の中でも長老格。 その正体とは王の副葬として生き埋めにされた奴隷召使い達の集合体で、葬儀の場に参列した泣き女を軸に創作された、豊穣ヌトの子冥神オシリスの妹にして死神セトの妻である女性神格「ネフテュス」を名乗る神格形成され経緯から非常に涙もろく、些細な事でももらい泣きしてしまう。権力者身勝手命を落とした過去から人間の死を踏みにじる行為生贄強要などを嫌う性格で、生け贄強要するテスカトリポカとはソリが合わない半身であるセトオシリス殺した罪を滂沱の涙で浄化する事から、死と葬儀神殺し穢れ祓う属性を持つ。神の葬儀大泣きしたという伝承により、自分が涙を流すところを見せて他人感情揺さぶり、同じ涙を誘発させる「強制精神共振」の魔術を得意としており、「泣く」ことで他の「魔神」の感情集中にも横槍を入れることができる。例えば、対象魔術増幅させ外部から暴発させる「伝播の涙」は、力が強ければ強いほど高威力の「攻撃」となる。ただ、精神変調術式降水などで他の判別できなくなると効果を失う。周囲存在するありとあらゆる水分一滴残さず搾り取り、かき集めた巨大な刃を形成することもでき、電波遮断などの応用も可能。この力には、四界表層世界には存在しない神の絶命上の穢れ持ってなければ真正面から対抗できないまた、前述のように集合としての存在であり、自分の力を分割することに特化しているため、パラメーターにより力を奪われた状態でも新たな位相1回生み出すだけの余力有していた。肉体風化し時の流れと共に消えていったミイラ粉末状になったものの集積体であり、個の循環など求めず多重連結する生命力の輪は、並列回路のようにどこかが断裂しても繋がり切り替えることで大きな循環維持するので、肉体大きく損傷してもほとんど影響はない。 自分自身個人という概念がないので外の世界やそこに住む人々興味はなく、王の供をするように無言強要をしてきた者達の末裔仲良くするつもりもないが、隠世潜んで実存世界様子観察しながら、「神話の中で予定調和みなされた、必要な犠牲として扱われた死の伝承異を唱える女神」として、目の前誰かが挫折するのを見て誰も彼も見境なく優柔不断に肩入れし、勝手気まま現れて、勝手気まま感情移入して、勝手気まま大泣きして現世干渉していた。人間科学サイドに対しては割と好意的であり、簡単に手が届く天に輝く星辿り着くために情熱を注ぐ姿を素直に羨んでいる。だが、アレイスターにより「位相」を暴かれたため、実存世界現れその際世界崩壊を防ぐために、自身存在無限に小分けすることで世界許容できるレベル落としていたが、そのために使用した魔神ゾンビ」の術式がアレイスターによって細工されていたため、新たなパラメーター打ち込まれた。 僧正追われる上条たちの前に現れ魔神同士戦争抑えて本当犠牲を防ぐために僧正能力について情報与える。僧正敗北後心の中ではまだまだ神様らしいことをしてみたいという想い持っていたため、娘々葬った上里倒そうとするが位相の力ごと「理想送り」で肉体えぐられ敗北エジプト式の木乃伊特徴として心臓以外の主要臓器肉体の外に保管してあったためかろうじて復活上条上里出現警告したその時にはすでに肉体大半失ったことで非常に衰弱しており、最後に残され神の力で自らの体を作り替えサンプル=ショゴス体内から消失したことで体内脂肪失い命を落としかけたパトリシア救いそのまま消滅した一方上里によって「新天地」へ追放された9割以上の力は「魔神」たちとのケンカ明け暮れていたが、コロンゾンちょっかい懸けているうちに元の世界誤って帰還してしまう。その後は「人の業」を傍観するため、動機が一番希薄だった浜面同行してロンドンへと向かう。名前しか知らない少女笑顔を見るために傍観者から主人公になった浜面肩入れし、一方通行襲撃され浜面助け一方通行列車から叩き落とす同時に、いずれ後腐れなく全力戦えるよう胸に詰まっていた血を吐かせることで彼の不調治療する最終決戦ではクイーンブリタニア号侵入して再び一方通行交戦したが、「人造の樹」を操った彼とクリファパズル545の絆を認め勝利を譲った娘々ニャンニャン) 声 - 朝日奈丸佳 真のグレムリンのメンバーである道教由来の「魔神」。敢えて自ら命を絶ち魔神となった尸解仙で、れっきとした仙人ありながら時に血を吸う鬼のように恐れられ存在。名前のとおり少女の姿をしているが、青白いと呼ぶのも生ぬるいほど病的に肌色が悪い。丈の短いチャイナドレス着用し、額には貼っている。ノーパン戦闘狂で、とにかくアクシデント起こしたがって場を掻き乱す四大文明一角をなすため「魔神」の中でも長老格。 指先変化させ、仙人武器とされる様々な宝貝(パオペイ)」を作り出す能力を持つ。宗教書歴史書ではなく古代中国の「小説」に出てくる仙人武具世界位相仕組み同質の物で、混ぜてしまうとお互いに相殺してしまう相容れることのできない奇跡を、壁で区切り、別々の収めて純粋さを保つ事で、尸解仙の持つ莫大な力をジャンルごとに小分けして管理するための代物である。また、武具同士がぶつかる際には「再現され火花」が飛び散り見えない死角から標的を狙う。 隠世に潜み、実存世界様子観察していたが、アレイスターにより、「位相」を暴かれたため、実存世界現れた。実存世界現れる際に世界崩壊を防ぐために、自身存在無限に小分けすることで世界許容できるレベル落としていたが、そのために使用した魔神ゾンビ」の術式がアレイスターによって細工されていたため、新たなパラメーター打ち込まれた。 ネフテュスと共に上条僧正情報与えたが、脳幹僧正殺害したのを知り激情のままに学園都市壊滅させようとする。しかし、上里の手にかかり新天地へ期待打ち震えながら消滅した。「新天地」では「魔神」たちとのケンカ明け暮れていたが、ネフテュス同じくコロンゾンちょっかい懸けているうちに元の世界誤って帰還してしまう。その後は「人の業」を傍観するため、動機が一番希薄だった浜面同行してロンドンへと向かう。「黄金」消滅後浜面と共に移動するコロンゾン襲撃したものの、五体満足のまま取り逃がすクイーンブリタニア号ではアレイスターに攻撃仕掛けたが、負傷度外視して真正面から戦えたことに満足して敗北認め勝利を譲ったゾンビ 真のグレムリンのメンバーであるブードゥー教由来の「魔神」。全身縫い目だらけの少女魔神が持つ無限の力無限に等分することで、世界にとってギリギリ許容可能なレベルにまで自己とどめる術式「鏡合わせ分割」を考案したサンジェルマン撃破前後して脳幹討たれ、自らがほかの「魔神」たちに施していた術式上書きされる。 ヌァダ 真のグレムリンのメンバーであるケルト神話由来の「魔神」。全身に戦化粧入れ墨入れ左手に銀の義手をつけた青年片腕失いながらも医術神の力借り神々の王の座に返り咲いた戦の神ヌァダ伝承倣い、自らの腕を切り落として試練乗り越えた存在。 銀の義手からヌァダ肉体寄生していた何億何兆もの白い「ダルヴ=ダオル」を使役する術式を使う。これらは牙も脚もない数mmウジのようなで、「新天地」ではギャンブルモチーフマイブームだったのか、ビル押し潰すほど巨大な賽子MIRVのように分裂する巨大なコインビル1棟丸ごと切断しかねない巨大ギロチンのようなカード台風のような巨大ルーレット盤などを作り出した上里襲われ「銀の腕」だけを残して消滅したため、新天地では隻腕となっている。 キメラ 真のグレムリンメンバーであるギリシア神話由来の「魔神」。ライオンの鬣のようなファーをつけた金髪で背の高い優男人間限界超えた美しさ辿り着くために他の生き物因子構造取り込んでいることから「ナルシスト変態扱いされているが、人間では彼の存在が「美し過ぎてえられない」ため、視認するだけでなく声を聞き匂いをかぐだけでも発狂しかねないネフテュスによれば、「四面四角教会芸術から解き放たれルネサンス反動」らしい。 テスカトリポカ 真のグレムリンメンバーであるアステカ神話テスカトリポカ由来する魔神」。片足義足代わりに黒く磨き上げられた丸い鏡を受けた浅黒い男。娘々によればケツァルコアトル間違えられスペイン人対抗する意味で生み出された」存在であるとのこと太陽神として無数の閃光発射する術式使い国家丸ごと呑み込まれもおかしくない規模の大爆発起こすまた、本体地球叩き落とされれば爆発地球全体巨大な白熱電球のように発光し氷河期一瞬終わらせるほどの高熱発生させるともできるプロセルピナ 真のグレムリンメンバーであるローマ神話プロセルピナ由来する魔神」。西洋風の黒いドレス型の喪服同色ベールで顔を隠す妙齢美女上里の手掛かり消滅母親使った世界全土をマイナス60と氷で覆い尽くす神罰元にした、惑星規模人工氷河期発生魔術使用する唯一の体から出た者は体内取り込んだものを強引に死へ落とすザクロの粒を模した術式使っていたが、これはサンプル=ショゴスでできた張りぼてシャンボール作った偽の術式であったため、本人もこの術を使えるかは不明「忘れられた神」 ラヴクラフト参考資料にされたせいで「原典」を忘れられてしまった「魔神」。棒人間のように非常に単純化された姿をしている。「魔神」でなければ認識すらできない「何か」を操る。

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