シメオン四天王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:38 UTC 版)
アークライト直属の最高幹部4人。非常に高い戦闘能力を誇る。ただしアークライトに次ぐ強者がこの4人だけというわけではなく、傘下の部隊にも同等の戦闘力を持つ者が存在している(四天王級の力を持つと言われているハットフィールドとシュトローム。右天より強いとされる未央、セツナ、梔等)。 当初は3人、最終的には4人全員が聖痕(スティグマータ)の保持者となっている。 楼閣寺離瑠(ろうかくじ りる) 声 - なし / 豊口めぐみ アークライトの腹心。四天王。24歳。身長181cm。髪の色は黒。 巨乳のグラマーであり、能力発動の際には手にした巨大な扇を振りかざす。性格は極めて冷酷で、アークライトに対しては狂気的な忠誠心と愛情を抱いている。寝る時は全裸派。 自らの直属部隊として『少女部隊』が存在する。他の四天王が敬語を使い、様付けで呼んでいることから、実質的に四天王自体のリーダーに位置している(ただしアルカのみ「離瑠」と呼び捨てにしている)。 かつては「真王」と呼ばれる第8BLACKSPOTの支配者だったがアークライトの強さに惹かれ部下となる。その際アークライトの肋骨の一部を移植されたことで彼の力を受け継ぎ(このことは旧約聖書のアダムとイブにおいて、イブがアダムの肋骨から誕生した逸話に酷似している)、より強大なニードレスとなっており、右足にはその証である聖痕(スティグマータ)が備わっている。テスタメントに「ポチ」と名付けるなど、ネーミングセンスは無い。また、凶暴化したアークライトの肉体を「可愛い」と称するなど、彼に対して偏見的な溺愛っぷりを見せる。 その正体は、イヴと同じくイヴシリーズの一体であり、チョーカーのコードネームは「EVE-M」とイヴのコードネームよりも一つ若い。イヴがブレイドのパートナーとして造られた様に、離瑠もまたアークライト(本物)のパートナーとなるべくギド達に造り出された存在で、幼少期の姿はイヴに酷似している。数年前に何者かに造り出された離瑠は、アークライトが原因で起こった爆発に巻き込まれているが、離瑠はカプセルの中に入っていた事で皮肉にも生き延びていた。その時駆けつけた救助隊員に「イヴ」の名を名乗ったが、かすれた声であった為に、救助隊員は「リル」と聞き間違えてしまい、その後シティの楼閣寺財団に引き取られた結果、「楼閣寺離瑠」を名乗るに至っている。 シティ編にて、アークライトのいる地下プラント「第7セクター」に乗り込んできた事から、自ら直接ブレイド達の相手をしようとするが、ブレイド本人は少女部隊と総力戦で戦う事がご希望であった模様で、ショックで泣きじゃくる彼に「ババア」呼ばわりされた。プラント内の全てを自らの手足にする感覚で操り、ブレイド達を苦戦させるが、一瞬の隙を突かれて、アークライトの眠っていた母胎を破壊されてしまう。 自身が忠誠を誓っていたアークライトが偽者で、左天こそが本物のアークライトであった事実は全く気付いていないどころか、興味すら示していなかったようで、最後は本物であった左天に、「お前は『自分が主の一部』といっていたのはただの勘違いだ」と酷評された挙句、黒の引力でコントロールされた少女部隊に貪り喰われるという無残な結末を迎えた。 アニメでは、アークライトの死後、彼を復活させるために自身を「生贄」にして肉体を捧げた。F:念動力(サイコキネシス) キリストセカンド以来の最強のフラグメントといわれ、自分より何十倍もの大きさもあるビルを持ち上げたりできる。ディスクの解析によると、「重力」、「磁力」、「香」等、多くの能力の完全な上位互換能力と評されており、彼女との戦闘は極力控えるようクルスたちに忠告している。他にも「幻視(アパリション)」、「瞬間移動(テレポート)」、「物質鑑定(サイコメトリー)」、「意思受信(テレパシー)」等といったあらゆる超能力を使用できる。 睡眠中に寝ぼけて使うこともある。エターナル・ディストーション - 直線上の相手を吹き飛ばす。 ブラックホールダストエンジェル - 全ての周囲の物を吸い込む強力なブラックホールを作り出し、吸い込まれた物は超圧縮された上に、中心にある竜巻状の渦でミンチにされる。 左天(さてん) 声 - 津田健次郎 / 谷山紀章 アークライトの左腕。年齢不詳。身長190cm。髪の色は灰。ドラマCDではイヴに「田崎」と呼ばれる。ブレイドのライバル的な存在。アークライトの事は「兄さん」と呼んでいる。 裸の上半身に顔まで包帯を巻いているため、ブレイドから「怪我人」と言われた。額と首にも包帯が巻かれているが、これは怪我によるものではないらしい。もし仮に白毫やチョーカーがあってもわからなくなっている。腕に大きなギプスのようなプロテクタを付けており、弱点は「立ち読みすると、腕がしびれる」。愛煙家で、マールボロを吸う。エデンズシードを体内に宿すだけでなく、聖痕(スティグマータ)の保持者の一人でもあり、印は左腕に浮かぶ。 単独行動をとることが多く、敵でありながらイヴに告白したり、ブレイドやクルスを助ける一方、協力関係にある666委員会の石山などの行動を牽制するなど、謎の多い人物。シメオン製薬や666委員会のみならず、敵であるクルスたちの素性にも詳しく、作品の狂言回し的な存在でもある。ブレイドがキリスト・セカンドのクローンであること、ZEROの能力を持つがアークライトと異なりPFができないことなどをあらかじめ知っていると思われる描写もある。シメオンに囚われたイヴと対峙した際、「奪ったのか?」と謎の発言をしたが、その真意は不明。 クールな性格で、四天王ともとれる強烈な威圧感が滲み出ており、それはクルスを震撼させ、未央・セツナ・梔の3人を怯えさせるほどである。これはセツナとの接し方に上下関係が出来た要因の一つともいえるだろう。 その一方で、前述のようにいきなりイヴに告白したり、エレベーターが定員オーバーだったときに左天だけ階段で上ったり、本編でカットされたシーンではブレイドたちがギャグをやっている間ゲームをやっているなど、ギャグ的なシーンも多い。また、少女部隊が「美少女部隊」と名乗るたびにいちいち「美はいらねえだろ」と突っ込んでいる。頭はキレるが、とっさのギャグやノリへの対応はイマイチ。そして面倒臭がり屋。 9巻末時点では新たに発覚した反逆者を捜索中だが、実際はそれ以前に上記のエレベーターの時点で退場して以降登場していない。その後、イヴの容態が急変したときに石山と共に現れ、ブレイドを圧倒。石山の能力により負傷したクルスを助ける為に、共にブレイドの記憶の世界に入り、そこでイヴの変身能力経緯の秘密について知ることになった。 ブレイドの記憶の世界から現実世界に戻った後、シティに帰還して、激戦となっている隙を突いて臨床実験病棟を襲撃し、何者かを解放している。 実は左天こそが本物のアダム・アークライトであり、過去編においてブレイドと遭遇したアークライトも彼である。聖骸を取り込んだ後に、わざと欠陥のあるクローンのアークライトを作りだし、クローンと入れ替わり左天として活動していた。ギドを解放し、彼がブレイド達に正体を現した後、本性を現して自らの正体も明かす。本来のパートナーであるイヴMこと楼閣寺離瑠には何の興味も抱いておらず、自身のクローンに惹かれていた彼女を酷評した後、少女部隊に貪り食わせる形で抹殺した。また、解放軍から得たチップのデータを元に、聖痕(スティグマータ)の「正しい配置」についても知っていたが、プリマリアにそれに関するデータを消させていた。 全身に現在持っている聖痕を備えた状態で、ブレイド達を圧倒していたが、ブレイドが「扉」を抉じ開けた事で状況が一変。現出した天使達の攻撃に、最後の聖痕である「女神の盾(シールド・オブ・イージス)」の力で防いでいたブレイドに対し、自身やギドは天使達の攻撃をまともに防ぐ事も出来ず、更には自らを出し抜く形で「全能者」となったブレイドに圧倒され、脳の残骸の状態にまでされてしまう。しかし、天使の残骸の一部を取り込んだ事で、何とか全能者としての力を手に入れた左天は、最凶最悪のフラグメントである「第六波動」を発動。走馬灯による精神攻撃によってブレイドを脳死に追い込もうとするが、イヴと再融合を果たしたブレイドによって第六波動を打ち破られ、最後は不完全な形で再生した所をブレイドの止めの一撃を受けて敗北。完全な消滅を迎えた。 アニメでの彼の正体はアダム・プロジェクトでギドの助手であった神無月鏡司である。プロジェクト崩壊時に死亡したと思われていたが、瀕死の重傷を666人委員会に回収され、人工的にエデンの林檎と白毫を植えつけられ、外見もまたザ・セカンドと瓜二つとなってしまった。彼らの目的達成の道具として活動していた(ブレイドたちを助けるような描写があったのもその過程)。定期的に委員会のメンテナンスを受けなければ生き永らえない肉体であったが、イヴの能力でそれが克服できると確信。掌を返して委員会を殲滅し、表舞台にて自らの正体を現す。 アークライトをも圧倒して、彼を抹殺した後にシメオンを制圧。イヴに自身(神)の子を生殖させて世界を我が物にしようとする。しかし、ディスクも推測しているように、彼の本当の目的は世界を独裁することなどではなく、香澄の遺伝子で誕生したイヴを手に入れることで、叶う事の無かった想いを成就させることであった。イヴに対する強い執着があったのも、神無月にとっては彼女が香澄の生まれ変わりであったのかもしれない。しかし、璃琉の命と引き換えに復活したアークライトの手により、フィールドジェネレーターの力で肉体が消滅。最期は攫ったイヴをギドに返し、「自分と香澄はつり合いは取れない」と、悲しみに満ちた謝罪の言葉を残し、散って逝った。F:第四波動 周囲の熱エネルギーを吸収し、増幅して放出する能力。仕組みは単純ながら、左天はこの能力を操る事に非常に長けており、あたかも「火」「冷気」「風」など複数のフラグメントを行使しているかのように見せられる上、そのどれもが非常に強力な威力を持つ。その特性故に、吸収できる熱が減る冷気など分子運動低下現象に非常に弱い。凍結 - 周囲の熱エネルギーを吸い取り、様々なものを凍らせる。この技がそのまま他の技の発動条件にもなる。 攻撃吸収 - 炎、炎神の息吹などの攻撃の熱エネルギーを吸収する。 第四波動 - 吸収した熱エネルギーを増幅、火炎に変換して放つ。手の平から放出するため、左右2方向に放つ「二重第四波動」という技もある。熱を吸収せずとも炎を放つことは出来るが、威力は落ちる。 ストリームディストーション - 熱で気流を作り、小型台風を発生させる。 第五波動 - 第四波動の奥の手。宇宙の根本となっている五番目の力、ダークマターを両手(腕のプロテクタも展開)から放出する。発動時は体内のエデンの林檎を開放するため両肩の表面に聖痕が浮かぶ。過去編でBS解放軍に対して使用した際は詳細が描かれなかったが、ブレイドとの再戦時やヴォーラス戦で使用した。なお、他の4つの力は重力、電磁力、弱い力、強い力である。 F:ZERO 原作とアニメ版で習得していた本当の能力。第四波動自体も他者から覚えた可能性がある。ただし、原作、アニメ共に、この能力を明かした後も第四波動を主体とした戦法を取る傾向にあり、原作では第四波動以外の能力を技として使用したのは氷と炎神の伊吹の合成技である「アトミックヘイルスパーク」のみ。また、他にもブレイド達の知らないフラグメントも覚えていた模様。なお、原作では第五波動使用の際はPF・ZEROを併用しているとの記述があるため、彼もクローンのアークライトと同様にPF・ZEROの模様。念動力(サイコキネシス) バミューダアスポート カンダタストリング 炎神の息吹(アグニッシュワッタス) 特殊磁界(マグネティックワールド) 香(フレグランス) 力(パワー) 氷(アイス) F:全能者 ブレイドが喰らった「天使」の残骸を食べた事で一時的に体得した。第六波動 - 「天国」と呼ばれる異次元を相手の脳内に強制的に作り出し、精神を閉じ込めるという技。アークライトによると「天国」とは、人は死ぬ直前に『永遠の体感時間』を持つ世界を脳内に作り上げ、その中に精神を避難させる現象(所謂「走馬灯」はこの現象の前段階)との事。 理論上はこの技を破る方法は存在しないが、ブレイドはイヴと同化する事によって回避している。 右天(うてん) / デューン・ツァウバークンスト 声 - なし / 山口眞弓 アークライトの右腕(?)。四天王。10歳。身長140cm。髪の色はクリーム。性格は非常に生意気であり、手品師のような風貌で「イッツ・ア・マジ〜〜〜ク」が口癖。 テスタメントを破壊したブレイドを探している最中にイヴと遭遇し、戦闘になる。ミッシングリンク級のニードレスだが本質的な戦闘力は非常に低く、四天王の中では最弱。四天王の中では一番格下だからか、左天には様付けで呼ぶセツナからも右天と呼び捨てにされている。ただし、能力の正体を掴めない相手には絶対的な強さを誇る。その能力でイヴたちを追い詰めたが、能力で消しきれなかったミスを犯した所からクルスに能力を見破られ、イヴに「田中」呼ばわりされた挙句瞬殺される。 その後、左天が彼の亡骸から血液を採取、14巻でクローンとして復活し、左足には聖痕(スティグマータ)も得てセトを圧倒する。また、エデンズシードで構成された槍も、武器として保有しているが、後にこれはセトや照山の聖痕によるパワーアップを促してしまう事になった。F:バミューダアスポート(自称『創世』) 生命体以外の物体を透明にする能力。基本的にはそれだけだが、武器を思いもよらぬ場所から出現させたり(実際には単に予め服や周囲に仕込んであるだけ)、周囲の地形を一変させたり、「無から有を生み出す」という神の如き所業に見せかけることが出来る。バミューダアスポート - 能力と同名の技。透明化した武器を放つ。 バミューダイリュージョン - 標的の周囲にある床を消失させたように見せ、相手の行動を制限する。 空中歩行 - 透明化した床の上を歩行する。 バリア - 透明化した壁の向こうに立って攻撃を防ぐ。ただし所詮は単なる壁であるため、ニードレス相手にはやや心もとない。しかし本編では相手が能力の燃費の悪いため威力の高い技を容易に出せないイヴだったため、能力がバレるまではこれでイヴの攻撃を完全に凌いでいた。 透明化 - 聖痕を得た右天クローンが使用。オリジナルが成せなかった「有機物の透明化」により、自身の姿を消して攻撃をかわす。 アルカ・シルト 声 - なし / 伊瀬茉莉也 クルスの姉。イヴと似た雰囲気を持つBS解放軍参謀。18歳。身長162cm。髪の色は若竹色(クルスと同じ)。 クルスを逃がすためにテスタメントに立ち向かい生死は不明となっていたが、実はそのままテスタメントを倒しており、シメオン四天王最後の1人として再び現れる。アークライトの命令により、データチップの略奪の命を受けていたBS解放軍の裏切り者でもある。四天王の中では最も冷酷・残忍な性格で、任務遂行のためならどんな卑劣な手段も厭わない。また、自分より能力が低ければ同じニードレスであろうとも嘲った態度をとるという、傲慢さも併せ持っている。 聖痕(スティグマータ)の保持者であった事から、戦闘では照山、ソルヴァ、セトを軽くあしらい、ブレイドすらもまったく歯が立たない等、非常に高い戦闘力を持っている。しかし、それでも純粋な戦闘力では左天より若干劣る。 クルスを唯一の肉親である気の迷いから、自らの手で殺さないようにしたが、クルスが生き残ってしまい、自らの汚点としてクルスを殺そうとする。ブレイド達を大苦戦させるが、自らの能力を過信しすぎた結果、逆にブレイドの攻撃をパワーアップさせてしまい、第四波動、V・S・I、リトルボーイを複合させた新必殺技である「特攻・V・S・リトルボーイ」に敗北。その場を撤退している。その後、自身のクローン部隊を率いてハットフィールドとともに華夏の集落に出陣するが、裏で殺そうとしたはずのクルスを助けるような暗躍を行う等、行動には理解不能な部分が多い。 実はBS解放軍を裏切っていたというのは演技であり、本心ではアークライトに忠誠心など抱いてはおらず、アークライトもまた、アルカを信用してはいなかった。メングロウズによって、二つに分けられたデータチップの内の片方が、クルスの頭部に隠されていた事実を突き止めていたアルカは、ザガートと共にその事実を隠し続け、もう片方のデータチップが入ったペンダントをあえてクルスに渡す事で、アークライトに頭部に隠されていたチップが見つからないようにしていた。 後にクルスが単独でシティに潜入してきた事から、クルスの身が危うくなるのを悟り、単独でクルスを捕獲して、外科手術でクルスからデータチップの片方を回収しようとしたが、裏切りを予見していたアークライトによって頭部と胴体を切断されてしまい、ブラックアウトインボークで吐かされる。しかし、最後の力を振り絞ってアークライトに抵抗を試みるものの、最後は自らの能力であった炎神の息吹によって無残に焼き尽くされ、死亡。最後までクルスの事を思っていた。 また、自らの遺伝子を元に製造された幼女のクローン達が、対ブレイド用の戦力として使用されている。 その性格上、作中のギャグは少なめ。名前の由来はラテン語で「方舟」。 アニメでは、神となったアークライトが世界を統一することで、争いのない世界ができると信じていた(そのため、弟であるクルスを亡き者にしようとしたのも、単なる冷血な性格だったからではなく苦渋の決断だったと言える)。しかし、真意を語ったアークライトの手により負傷。手負いながらも絶望していたクルスを激励して前進させるとともに、罪滅ぼしもあってか作戦に協力する。そのためシメオン四天王では唯一の生存者となる。アークライトの死後はクルスたちの前から姿を消した。F:炎神の息吹(アグニッシュワッタス) 超分子振動(マイクロウェーブ)を発生させる能力。サンスクリット語で「火によって清められた者」と言う意味。照山のように炎を起こすことも可能だが、それはアルカの能力のほんの一端に過ぎない。ミッシングリンク級の能力であり、アルカは自身の能力をZEROで覚えるのは不可能と豪語し、実際に初戦闘時ではブレイドは体感や観察だけではこの能力を技として使用できる程まで覚えられなかった。(ただし、その後ブレイドは離留戦では難なく使用していたため、実際は覚えにくいだけで覚えられない訳では無い)アニメでもその特性上、アルカに近づくことが出来ず、白毫による習得も不可能と示唆された。ただし、分子振動の増幅しかできないためか、熱吸収の能力である「第四波動」とは非常に相性が悪く、第四波動の熱吸収能力を覚えたブレイド相手にも相性が悪くなっている。アルカ側にとって相性が悪いだけであり、左天としては最高の熱エネルギー供給元であるので最高に相性が良いと述べている。あらゆるものを熔解する炎系最上位の能力を誇り攻防一体と死角がないが、近づくものを寄せ付けないその余りの力から応用範囲が狭いところがある。ヒート・エクスプロージョン - 片手に帯びるように発生させたマイクロウェーブを相手に叩き込む必殺技。 伝導・炎神の息吹(アグニッシュ・ワッタス) - 地面を振動で伝導させることで、炎を地を通して遠距離の相手に放つ。 炎神の閃光(アグニッシュ・アーカーシャ) - 炎神の息吹をビーム状にして遠距離の相手に放つ技。幼女のクローン達は、力が未熟な為に2人1組の連携で放つ。
※この「シメオン四天王」の解説は、「NEEDLESS」の解説の一部です。
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