シメオンの回心と牧師招聘とは? わかりやすく解説

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シメオンの回心と牧師招聘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/23 14:04 UTC 版)

チャールズ・シメオン」の記事における「シメオンの回心と牧師招聘」の解説

シメオンイートン・カレッジ高校)を卒業しケンブリッジ大学入学した20歳だったシメオンは非常に高慢で、服装こだわった趣味乗馬ダンス飲酒だったが、キリスト教には無関心だったという。しかし、ケンブリッジ大を卒業するためには、聖餐式3回出席しなければならないという規則があることを知らされたとき、シメオン反応次のようだった。 「何だって? 私は言った。私が聖餐式に出なきゃならないだって? それを知らされたとき、すぐ頭に浮かんだことは、私が聖餐式に出るくらいなら、サタンだって、同じくらいそれにふさわしいだろうということと、もし出なきゃならないなら、そのための準備必要だということだった。時を移さずして私は早速、耳にしたことのある唯一の宗教書…を買い求め、非常に熱心に読み始めたあまりに真剣に読み断食し祈ったため、3週間経たないうちに、私はすっかり体調崩してしまった。…そのとき苦悩は約3か月続いたが、実のところ、私の罪は頭の髪の毛よりも、海辺の砂よりも多かったため、本当何年苦しんで然るべきだったのだ。しかし、終わりのない底なし自責の念が、ついには私に微笑みかけ、彼が私を受け入れて下さるという希望与え始めた。…イースターの週、私は聖餐式についての本を読んでいたが、その時ユダヤ人達はいけにえ動物の頭に手を置き自分の罪をそれらに移した時、それが一体どういうことなのかを知っていた、というくだりを読んだ。そのとたん、ある考えが頭にひらめいた私は私すべての罪を何に移せ良いのだろう? 私が、その頭に手を置き、自分の罪を移すことのできるいけにえを、神は備えてくれているだろうかもしそれが神の御心だとしたら、私の魂は、これ以上一瞬たりとも罪を負い続けことはないのだ。かくして、私はイエス聖なるの上に私の罪を置くことを求め、憐みを受ける希望持ち始めた。それは水曜日のことだった。木曜日、その希望増し加わり金曜日土曜日にさらに強くなった。そして日曜日の朝早く、私は心と唇でこう告げながら目を覚ましたイエス・キリスト今日よみがえられた! ハレルヤハレルヤそのときから、私の魂の中に豊かな平安があふれ、聖堂の主の食卓についたとき、私は、私の祝福され救い主通して、神と最も親し交わり持ったのだった。」 シメオンは、その回心から3年間、他のクリスチャンと会わなかった。メソジストリバイバル影響はまだ強かったが、大学など権力社会福音派キリスト者少なかったシメオンケンブリッジ大に入学する数年前には、オックスフォード大学学生日曜日祈り交わりの会を始めたという理由退学になっているシメオン新聞に以下のような投稿文を載せようと考えるほど、すっかり途方に暮れてしまってたようだ。 「自分どうしようもない罪人だと感じ主イエス・キリストのみに救い求め、その救い主人々伝えるためにのみ生きたい願っている若い牧師がいます。彼は、その点で自分と同じ意見熱意を抱く人々この世には他にもいるはずだと考えずにはおれないのです。そのような人を一人も見つけられずに3年経っていましたが、もし、そのような牧師がいたならば、彼は喜んでその副牧師となり、無報酬その人仕えることでしょう。」 1782年シメオンケンブリッジ市の中心部にあるホーリー・トリニティ教会英語版)の牧師になった。その教会大学にも、市民にも福音伝え格好拠点である。シメオン学生時代、よくその会堂の前を通り、こう考えていたのだという。 「もし神様が私にあの教会与えて下さったなら、どんなに嬉しいことだろう。あの教会福音説教語り大学でも神様のみことばを伝える者となることができる。」

※この「シメオンの回心と牧師招聘」の解説は、「チャールズ・シメオン」の解説の一部です。
「シメオンの回心と牧師招聘」を含む「チャールズ・シメオン」の記事については、「チャールズ・シメオン」の概要を参照ください。

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