フレグランス

実用日本語表現辞典

fragrance

別表記：フレグランス

「fragrance」とは

「fragrance」は、香りや芳香を意味する英語の単語である。日常的には、特に良い香り、心地よい香りを指すことが多い。また、香水や化粧品の業界では、製品の香りを指すために使われることもある。例えば、ある香水が「フルーティなフレグランスを持つ」と表現される場合、その香水が果物のような香りを持っていることを示している。

「fragrance」の発音・読み方

「fragrance」の発音はIPA表記では /ˈfreɪɡrəns/ となる。IPAのカタカナ読みでは「フレイグランス」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「フレグランス」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「fragrance」の定義を英語で解説

「fragrance」は、"a pleasant, sweet smell"と定義される。つまり、「心地よい、甘い香り」を意味する。香りが人間の感情や記憶に強く影響を与えることから、この単語はしばしば詩や物語で感情的な表現を補強するために使用される。

「fragrance」の類語

「fragrance」の類語としては、「scent」「aroma」「perfume」などがある。これらの単語も香りを意味するが、それぞれ微妙にニュアンスが異なる。「scent」は動物の匂いや特定の物の匂いを指すことが多く、「aroma」は食事や飲み物の良い香りを指すことが多い。「perfume」は特に人工的に作られた香り、特に香水を指す。

「fragrance」に関連する用語・表現

「fragrance」に関連する用語としては、「fragrant」「fragrantly」などがある。「fragrant」は形容詞で、香りが良いことを意味する。「fragrantly」は副詞で、香りが良く広がる様子を表す。

「fragrance」の例文

1. The fragrance of the flowers filled the room.（花の香りが部屋中に広がった）
2. She wore a fragrance that reminded me of spring.（彼女は春を思い出させる香りをまとっていた）
3. The fragrance of the coffee woke me up.（コーヒーの香りで目が覚めた）
4. I love the fragrance of freshly baked bread.（焼きたてのパンの香りが大好きだ）
5. The fragrance of the soap was very relaxing.（その石鹸の香りはとてもリラックスできた）
6. The fragrance of the roses was intoxicating.（バラの香りは酔わせるようだった）
7. The fragrance of the pine trees was refreshing.（松の木の香りは爽やかだった）
8. The fragrance of the perfume was too strong.（その香水の香りは強すぎた）
9. The fragrance of the tea leaves was soothing.（茶葉の香りは癒された）
10. The fragrance of the spices was enticing.（スパイスの香りは魅力的だった）

（2023年7月20日更新）

フレグランス

英語：fragrance

フレグランス（fragrance）とは、大まかにいえば「香水・化粧品・芳香剤などに用いられる香料」のことである。または、そのような香料を含んだ製品のことである。香水全般を指す意味で用いられる場合も多い。

フレグランスの定義

産業分野では、いわゆる「香料」のうち、食品の風味（フレーバー）付けに用いられる香料を除いた香料を総称して「フレグランス」と呼んでいる。業界ではフレグランスは「香粧品香料」とも呼ばれる。

フレグランスの語源

フレグランスは、そもそもは英語で「芳香」を意味する表現である。語源をたどれば古フランス語、さらにラテン語に遡る。花や香水などが発する「良い香り（＝芳香）」がフレグランスの原義である。

香水は、欧米では香り成分の濃度に応じて「パルファン（パフューム）」「オードパルファン」「オードトワレ」「オーデコロン」などに分類されるが、日本ではこれらを総称して「フレグランス」と呼ぶことも多い。なお業界的には「ファインフレグランス製品」と呼ばれる。

フレグランスの類語（アロマとの違い、フレーバーとの違い）

芳香・良い香りを意味する語としては「フレグランス」の他に「アロマ」や「フレーバー」などもよく用いられる。アロマは（もともと「香草」を意味するギリシア語に由来し）、主に食べ物から立ち上る美味しそうな匂いを指す意味で用いられる。「フレーバー」は「風味」や「香気」と訳されることが多く、味覚としての香り、または香りも含めた味というニュアンスが色濃い。

（2020年9月16日更新）

デジタル大辞泉

フレグランス【fragrance】

読み方：ふれぐらんす

１ 快い香り。芳香。香気。

２ 香水・オーデコロン・石鹸(せっけん)・ボディーパウダー・室内香料などの芳香性製品の総称。

らん用語集

フレグランス

香り。芳香。fragrance
受粉の手助けをしてくれる昆虫を誘うために香りを放つ。　
種小名に、次のような言葉を用いて香りがあることを示している原種もある。　aromatica（＝香料の）、odorata（＝香気がある）、fragrans（＝強い香りがある）、moschata（＝麝香の香りがある）など
◇フレグランスのあるランの例

昼香性	カトレヤ類	B. nodosa, C. bicolor, C. gaskelliana, C. schroderae,C. warkeriana， C. trianae, Ency. cordigera, Epi. floribundum，
	デンドロビウム	Den. tetragonum,Den. anosmum, Den. crumenatum, Den. devonianum, Den. monophyllum,Den. parishii, Den. peguanum, Den. primulinum, Den. wassellii，
	パフィオ	Paph. delenatii, Paph. malipoense，
	オンシジウム	Onc. ornithorhynchum，Onc. Sharry Baby,
	その他	Aergs. biloba, Aer. houlletiana, Aer. quinquevulnera, Brs. verrucosa,　Acn. barkeri, Angcm. magdalenae, Ang. clowesii,Cym. goeringii， Dendrochilum glumaceum， Lyc. aromatica, Max. tenuifolia Phal. violacea, Rhy. gigantea，Sedirea japonica, Trpla. fragrance
夜香性		B. digbyana，　Angcm. didierii，　Neof. falcata（風蘭）
異臭を放つ		Bulb. phalaenopsis， Kefst. graminea,　Stan. tigrina

◇ランのフレグランスをたとえると……

種　類	具　体　例
花の香り	ジャスミン、バラ、沈丁花、ライラック、スズラン、 スミレ、ヒヤシンス、クチナシ、ユリ、スイカズラ
果実の香り	リンゴ、レモン、オレンジ、ラズベリー、ナッツ、 ココナツ、ウメ
香料の香り	バニラ、ニッキ（シナモン）、クローブ(丁子)、石鹸、 歯磨き粉
その他 　　の香り	ムスク（麝香）、チョコレート、キュウリ、キノコ、 糞尿

◇洋ランのフレグランス審査項目
①香りの強さと拡散性、②香りの上品さ、③香りの華やかさ、⑤香りの新鮮さ

ウィキペディア

フレグランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/09/24 09:08 UTC 版)

フレグランス（英: fragrance）

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フレグランス (現行)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/12/28 18:55 UTC 版)

「ラルフ・ローレン」の記事における「フレグランス (現行)」の解説

メンズ Polo （緑色のボトルが特徴） SAFARI （サファリ。1992年に登場） POLO SPORT （ポロ スポーツ。1993年に登場） ROMANCE （ロマンス） ROMANCE SILVER （ロマンス シルバー） POLO BLACK （ポロ ブラック） POLO DOUBLE BLACK （ポロ ダブル ブラック。2006年に登場） POLO RED （ポロ レッド） POLO BLUE （ポロ ブルー） POLO BLUE SPORT （ポロ ブルー スポーツ。2012年に登場） THE BIG PONY COLLECTION （ザ ビッグ ポニー コレクション。2012年に登場。全4種） レディース Lauren （ローレン。1978年に登場） Safari （サファリ。1990年に登場） ROMANCE （ロマンス。1998年に登場。2008年には年度リミテッド・ヴァージョンも発売された） MIDNIGHT ROMANCE （ミッドナイト ロマンス） THE BIG PONY COLLECTION （ザ ビッグ ポニー コレクション。2012年に登場。全4種） GLAMOUROUS （グラマラス。ペネロペ・クルスの愛用香水） GLAMOUROUS DAYLIGHT （グラマラス デイライト） RALPH （ラルフ） Ralph Lauren Blue （ラルフ ローレン ブルー）

フレグランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/11/26 02:55 UTC 版)

「カルバン・クライン」の記事における「フレグランス」の解説

Calvin Klein Fragrancesとして展開。 代表的な銘柄 ck one ck be ETERNITY Truth Contradiction ESCAPE

フレグランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/26 22:17 UTC 版)

「カネボウ化粧品」の記事における「フレグランス」の解説

iffi（イフィー）低価格フレグランスブランド。「Fresh Cologne」をリブランドしたもので、「湯あがりの香り」「サラの香り」は引き継がれた。他の種類もある。瓶やラベルのデザインが何度かリニューアルされている。 花王との合併に伴う事業範囲見直しにより、花王のリーゼやニベア花王のエイト・フォーに機能統合。なお現在、このポジションはサラやヌーディが受け継ぐ。 FRESH COLOGNE（フレッシュコロン）低価格フレグランスブランド。「iffi」の前身。1980年頃に発売され大ヒット商品となった資生堂の「シャワーコロン」に対抗して発売、10代をメインターゲットとした。シトラス系をメインとしたシャワーコロンに対し、「湯あがりの香り」「サラの香り」とせっけん・シャンプー系の香りをラインナップ。のちに種類が増えた。発売以来、瓶やラベルのデザインが何度かリニューアルされている。

フレグランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/28 18:14 UTC 版)

「艶漢」の記事における「フレグランス」の解説

Primaniacs「艶漢」 フレグランス 01.吉原詩郎 Primaniacs「艶漢」 フレグランス 02.山田光路郎 Primaniacs「艶漢」 フレグランス 03.吉原安里 上記3点は、2017年10月6日発売。『舞台 浪漫活劇譚 艶漢 衣装展』でも再販売。 Primaniacs「艶漢」 フレグランス 04.早乙女水彦 Primaniacs「艶漢」 フレグランス 05.佐倉春澄 上記2点は、『舞台 浪漫活劇譚 艶漢 衣装展』で限定発売。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/11/05 04:25 UTC 版)

「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」の記事における「フレグランス」の解説

チュベローズ・デュ・メキシク（TUBÉREUSE DU MEXIQUE） 白い花の女王チューベローズに、スパイシーなクローブとバニラの香り。 ローズ・ドゥ・ダマス（ROSE DE DAMAS） ローズのブーケにスパイスの効いたジンジャーとベチバーの香り。 スミ・ヒノキ（SUMI HINOKI） 燻したヒノキの深い香り。 アル・カシール（AL KASSIR） ビャクダン、ゼラニウムとカルダモンのエキゾチックな香り。 ビガラード・ドゥ・セヴィーユ（BIGARADE DE SÉVILLE） オレンジ、新鮮なミントとローズマリーの香り。 リケン・デコス（LICHEN D'ECOSSE） 苔とガルバナウム（英語版）の香り。 マカサー（MAKASSAR） ウッディな菖蒲とブロンド煙草を凝縮しブレンドしたオリエンタルな香り。 ミエル・ダングルテール（MIEL D'ANGLETERRE） 白い蜂蜜、麝香と杉の木の香り。 ベルガモット・ドゥ・カラーブル（BERGAMOTE DE CALABRE） 苦味あるオレンジとアールグレイ、ガイアック（英語版）の木の香り。 ヘリオトロープ・デュ・ペルー（HÉLIOTROPE DU PÉROU） ヘリオトロープの白い花々、トンカ豆とスミレの香り。 フルール・ドランジェ・ドゥ・ベルカンヌ（FLEURS D'ORANGER DE BERKANE） オレンジの花と葉の香り。 ユズ・ドゥ・キソ（YUZU DE KISO） ミント、ゲッケイジュ、柚子の爽やかな香り。

フレグランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/28 14:45 UTC 版)

「1D WORLD JAPAN」の記事における「フレグランス」の解説

2013年8月にイギリスで発売されたフレグランスOur Momenはイギリスにおいてフレグランス大賞2013を受賞した。男性ミュージシャンではジャスティン・ビーバーがフレグランスを発売しているが、男性ミュージシャンでフレグランス大賞を受賞したのはワン・ダイレクションが初めてである。日本においても第5回日本フレグランス大賞（2014年）でパブリック賞を受賞している。 2014年4月に第2弾フレグランスThat Momentがイギリスで発売され、日本発売は2014年10月と発表された。Our Momen・That Momentともに1D WORLD JAPANで先行発売会が実施されている。 2014年8月に第3弾フレグランスYOU & Iがイギリスで発売された。日本での発売は公式には発表されていないが、海外の公式サイトでは2015年2月発売と記されている。