Contradictionとは? わかりやすく解説

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contradiction

別表記:コントラディクション

「contradiction」とは・「contradiction」の意味

「contradiction」とは、矛盾相反する事柄を指す英単語である。言葉や行動、主張など互いに矛盾している状況を表す。また、contradictoryやcontradictといった関連語存在しそれぞれ矛盾しているという意味や矛盾する行為をすることを表す。

「contradiction」の語源・由来

「contradiction」は、ラテン語の「contra反対)」と「dicere(言う)」が組み合わさった言葉である。これらの単語組み合わさることで、「反対意見を言う」という意味が生まれ現在の矛盾相反する事柄を指す意味に発展した

「contradiction」の覚え方

「contradiction」を覚える際には、「contra」と「diction」の2つ部分分けて考えと良い前述通り、「contra」は反対意味し、「diction」は言葉表現意味する。これらを組み合わせることで、「反対言葉」つまり矛盾する言葉事柄を指す意味が理解しやすくなる

「contradiction」の類語

「contradiction」の類語には、inconsistencyparadoxdiscrepancyなどがある。それぞれ矛盾不一致逆説的な事柄を指す言葉であり、「contradiction」と同様に矛盾する事柄を表す際に用いられる

「contradiction」を含む英熟語・英語表現

「in contradiction with」とは

「in contradiction with」は、「~と矛盾している」という意味の表現である。ある事柄意見別の事柄意見相反している状況を示す際に使用される

「sell a contradiction」とは

sell a contradiction」とは、矛盾売り物にするという意味の表現である。矛盾利用して注目を集める戦術や、矛盾利用した商品サービス提供することを指す。

「contradiction」の使い方・例文

1. His words and actions are full of contradictions.(彼の言動矛盾満ちている。)
2. The politician's statement was a clear contradiction of his previous claims.(その政治家発言は、彼の以前主張明確に矛盾していた。)
3. The theory is riddled with contradictions and inconsistencies.(その理論矛盾不一致いっぱいだ。)
4. She pointed out the contradiction in his argument.(彼女は彼の議論矛盾点指摘した。)
5. The new evidence is in contradiction with the initial findings.(新たな証拠当初の調査結果矛盾している。)

「contradiction」の英語での説明

A contradiction is a situation in which two or more statements, beliefs, or actions are inconsistent or opposed to each other. It can also refer to a statement or action that is inconsistent with a previous statement or action. The term is often used in the context of logic, philosophy, and debate to point out inconsistencies or flaws in reasoning.

矛盾

(Contradiction から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 03:59 UTC 版)

矛盾(むじゅん、: contradiction)とは、「二つの物事が食い違っていて、辻褄が合わないこと」を意味する日本語であり、中国古典『韓非子』の「矛と盾」の故事に由来する故事成語[1]。また、西洋の論理学用語の訳語として以下の意味も持つ。


注釈

  1. ^ 1900年代の中国の翻訳家・厳復は「相滅」と訳している[5]
  2. ^ ニュートンが近代科学の力学を造りあげることができたのは、「力と運動の矛盾(力によって運動が生じ、運動によって力が克服される過程)」を乗り越えるために、微分と積分法を自ら作りだすことに成功したからである[11]
  3. ^ 実際、共産主義政権のもとで誕生したソビエト連邦(現:ロシア)は政府や経済の活動が停滞し、政府の厳しい管理体制下で生じた経済の失敗で崩壊した[20]
  4. ^ たとえば、天動説に対してコペルニクス地動説を提唱したとき、新しいデータは何も関与していなかった。一般の常識としてはコペルニクスは子供じみた天動説を批判し、観測に基づく実証的な地動説を提唱したのだということになっている。しかしコペルニクスが新しい観測事実を持っていたわけではないし、当時の天動説は観測データに基づいた十分に実証的な理論だった。コペルニクスは当時の天動説に深刻な矛盾を見たのである。例えばコペルニクスは「天動説は地球が動くと破壊されることを心配したが、なぜ同じことを地球よりはるかに大きく速く「回転する天」に心配しないのか」と指摘した。また、天動説の計算は確かに「惑星が地球から見える方向」はそれなりの予想精度を持って示すことができる。しかし、それを「惑星の明るさの変化」にも当てはめようとすると矛盾が生じる。コペルニクスは天動説では惑星の見える方向と、その惑星の明るさの変化(彼はそれを惑星の地球からの距離の変化と見た)は両立できないことを、深刻な矛盾と見た[24]
  5. ^ 板倉は自身の「理論の交代における矛盾の役割」の研究結果から、「理論選択の基準はその単純性にある」とする「マッハ主義」(エルンスト・マッハに始まる実証主義的認識論の立場をいう。物質や精神を実体とする考えに強く反対し、科学の目的は観察された事実を記述することのみにあるとし、仮想的原子などを考えることは全く非科学的であると主張した。)を批判した[28]。また、基本理論の交代が理論外の新事実の発見や他の理論の影響で引き起こされるという「機械論」も科学史の現実に合わないとした[29]。さらに、理論は事実に合わせて変化するという「実証主義」を、「天動説は事実に合わせるという点では十分実証的だった。コペルニクス説がこの点で優れていたわけではない」として否定した[29]。また、プトレマイオスとコペルニクスは座標変換に過ぎず、「どっちもどっち」というような「相対主義」は旧理論の内部矛盾に着目することによって乗り越えることができると主張した[30]

出典

  1. ^ a b goo辞書.
  2. ^ a b c d Wikibooks 2022.
  3. ^ 金谷治訳注『韓非子』, 「難一」, pp. 254–256
  4. ^ a b 朱京偉 2002, pp. 107–110.
  5. ^ 加地伸行 1983, p. 346.
  6. ^ 朱京偉 2005, p. 79.
  7. ^ 村主朋英 2012, p. 68.
  8. ^ 研究社「新英和中辞典」contradict[1]
  9. ^ P+D MAGAZINE 2018.
  10. ^ 三浦つとむ 1968, p. 274.
  11. ^ 板倉聖宣 1957, p. 156.
  12. ^ a b 三浦つとむ 1968, pp. 274–275.
  13. ^ 板倉聖宣 2004, p. 78.
  14. ^ a b 板倉聖宣 2004, p. 80.
  15. ^ 毛沢東 1957.
  16. ^ 三浦つとむ 1968, pp. 282–283.
  17. ^ 板倉聖宣 2004, p. 81.
  18. ^ a b 板倉聖宣 2004, p. 83.
  19. ^ 三浦つとむ 1968, p. 283.
  20. ^ 世界雑学ノート 2018.
  21. ^ 板倉聖宣 1955.
  22. ^ 唐木田 1995, p. 24.
  23. ^ 唐木田 1995, p. 15.
  24. ^ a b 唐木田 1995, pp. 24–29.
  25. ^ 武谷三男 1936, pp. 41–44.
  26. ^ トマス・クーン 1971, p. 102.
  27. ^ 唐木田 1995, pp. 10–11.
  28. ^ 唐木田 1995, p. 36.
  29. ^ a b 唐木田 1995, p. 37.
  30. ^ 唐木田 1995, p. 38.




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