はしとは? わかりやすく解説

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はし【×嘴/×觜】

読み方:はし

《「端(はし)」と同語源》くちばし。「鶍(いすか)の—」

「まがりたる—を開きて」〈鴎外・文づかひ〉


は・し【愛し】

読み方:はし

[形シクいとしい愛すべきである。かわいらしい。

「み吉野玉松(え)は—・しきかも君がみ言を持ちて通はく」〈万・一一三


はし【橋】

読み方:はし

道路・鉄道水路などを、川や谷、また他の交通路の上などに通す際、その通路としてかける構築物橋梁(きょうりょう)。

[補説] 書名別項。→橋

[下接語] 浮き橋大橋掛け橋(かささぎ)の橋・唐(から)橋・反り橋八つ橋(ばし)石橋板橋一本橋仮橋木橋(けた)橋・桟橋思案橋太鼓橋綱橋釣り橋・土(ど)橋・どんどん橋・縄橋・跳ね橋・船(ふな)橋・丸木橋眼鏡橋廊下橋


はし【橋】

読み方:はし

池谷信三郎短編小説昭和2年(1927)発表


はし【波斯】

読み方:はし

中国におけるササン朝ペルシア呼称


はし【端】

読み方:はし

《「はじ」とも》

中央中心からいちばん離れた部分

細長いものの先端末端。「棒の—」「行列の—」

㋑ある場所や空間内の周辺に近い部分。「手紙の—に書き添える」「部屋の—に寄せる」

物を切り離したうちの、小さい方。切れはし。「革の—」

物事の、核心から遠い部分重要でない部分また、全体の中の一部分。「言葉の—をとらえる」

物事初め部分順序の1番目。「問題を—から解く」「聞いた—から忘れる」

建築物で、外に面した所。表に面した部屋出入り口や廂(ひさし)・縁側簀子(すのこ)など。

「—に出でゐて、…頭かい梳(けづ)りなどしてをり」〈大和一四九〉

書物などの冒頭また、序文

「—に書くべきことを奥に書き」〈賀茂女集〉

物事のおこりはじめ。端緒また、とっかかり

逢ひ見むと言ひ渡りしは行く末物思ふことの—にぞありける」〈千載・恋四〉

中途半端の意で、自分地位・身分などを謙遜していう語。はしくれ

木にもあらずにもあらぬ竹のよの—に我が身はなりぬべらなり」〈古今・雑下〉

端女郎(はしじょろう)」の略。

「あの太夫の—へ下りるは間のないこと」〈浮・万金丹・一〉

10 (「端に」の形で接続助詞的に用いて)…する間に、一方では。…するかたわらで。

「うち嘆き萎(しな)えうらぶれ偲(しの)ひつつ争ふ—に木の暗(くれ)の四月立てば」〈四一六六〉


はし【箸】

読み方:はし

食物などを挟むのに用いる2本で一対の細い棒。木・竹象牙(ぞうげ)などで作る

[下接語] (ばし)一本箸祝い箸移り箸苧殻(おがら)箸・金(かな)箸・香(こう)箸・(さい)箸・挵(せせ)り箸・雑煮箸竹箸・床(とこ)箸・取り箸握り箸塗り箸火箸太箸惑い箸柳箸利休箸渡り箸割り箸


はし【階/×梯】

読み方:はし

(階)庭から建物上がる階段きざはし

「—を三段登る」〈鴎外山椒大夫

)はしご。かけはし


派し

読み方:はし

サ行変格活用動詞派する」の連用形

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はし 【橋】

原始人初め倒木などの自然が造った橋を渡ったが、新石器時代頃から人工丸木橋などが見られるようになった中世ヨーロッパの橋宗教思想からんで装飾多くなるが、ローマ教皇正式名称であるPontifexmaximus(最高の司教)のPontifexは〈橋を架ける人〉の意であり、これは古代ローマ橋架け人が国家祭祀上の重要人物であるところから、それが国家長の名称となり、教皇もその称号用いようになったのだという。橋はまた地上から天国に至る道とも考えられていた。日本では急流が多いので架橋工事に困難が伴い人柱の話などが伝えられている。橋のたもと女神祀る風から橋姫伝説生まれた。また水神祀る。橋を渡らずに引き返した戻り橋の話などもあるが、橋のところで死者蘇生したとする蘇生譚に由来している。橋は境界としての意味も強いので、橋占の風も生まれた(橋のほとりで往来人の言葉聞き、それで吉凶を占う)。→ 橋姫伝説

はし 【箸】

箸の使用は、物を手でつかむことを忌んだ宗教的理由原因一つではないかといわれる中国にもあるが、日本では食事用のほかに、晴れ儀式や行事に用いる。平安時代には大嘗祭宮廷儀式竹箸用い誕生祝食初節句などには柳箸供えられ月見宴にはの箸を用いた正月年男の箸を使い、旧六月末に新箸の祝い、青箸の年取り、などといっての箸を供える地方もある。

盤の端。1筋と9筋のこと。
端角」は、▲9七角などとのぞいた端にいる角のこと。「端玉」は、1筋や9筋に追われた玉のこと。

はし


はし

  1. ポケット。端についているところより。〔不〕

分類


ハシ

読み方:はし

  1. 拘留

分類 ルンペン大阪

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土師

読み方
土師はし

波止

読み方
波止はし

読み方
はし

読み方
はし

読み方
はし

読み方
はし

読み方
はし

読み方
はし

はし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/29 00:31 UTC 版)

はし(ハシ)

  • - 通行のために、道路などの両側を結んでかけわたした構築物。
  • - 食べ物を挟み取って食べるのに用いる、一対の棒。象牙などで作る。
  • - 細長い物の先の方。へり。ふち。きわ。はじ。
  • - はしご。高い所へ登るための道具。二本の長い材に足掛かりとなる横木を何本もとりつけたもの。
  • - くちばし鳥類口器。上下のが突き出して角質でおおわれたもの。
  • - からに上がる階段。きざはし。

関連項目

  • Wikipedia:索引 はし#はし


はし

出典:『Wiktionary』 (2021/12/01 04:32 UTC 版)

名詞:橋

はし

  1. (交通) 谷などの低地水路の、両端比較高くなっている箇所結んで低地降りずに渡るための構築物、又はそのような状態にあるもの。

発音

類義語

翻訳

名詞:箸

はし

  1. 東アジア地域起源とし、現在もその地域中心に広く用いられる食物移動させるのに用い食器一種で、二本一組用いられる棒。

発音

翻訳

名詞:端

はし(「はじ」とも) 

  1. 先んじるものや続くものがない位置始まり終わりかのどれか。

発音

関連語

名詞:嘴・喙・觜

はし

  1. 鳥類くちばし

成句

名詞:梯

はし

  1. はしご

派生語

名詞:土師

はし

  1. 古代土器埴輪製作する職人土師はにしといい、「はにし」が音変化はし, はじ, はぜと呼ばれるようになり、現代日本地名にその名を残している。

関連語

名詞:端

はし

  1. 先端末端
  2. (家の) 外側そとがわちかいところ。
  3. きっかけ
  4. 断片はし
  5. 中途半端

発音

二拍名詞一類(?)

名詞:階

はし

  1. 階段きざはし
  2. 梯子はしご
  3. 位階

名詞:嘴

はし

  1. くちばし

名詞:橋

はし

  1. (交通) かわなどにわたした通路
  2. 御殿御殿とをむす渡り廊下

発音

二拍名詞二類(?)

形容詞:愛し

はし

  1. かわいらしいいとしい

活用

基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用種類
はし -しく -しく -し -しき -しけれ シク活用
-しから -しかり -しかる -しかれ


関連語











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