架橋工事
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1978年(昭和53年)10月10日 - 坂出市番の州緑町にて起工式。 1979年(昭和54年)11月30日 - 本四備讃線高架橋着工。 1980年(昭和55年)6月26日 - 坂出市の陸上部測量の為、聖通寺山で最初の幅杭打ち開始。 1981年(昭和56年)3月24日 - 下津井瀬戸大橋着工。 9月19日 - 岩黒島橋着工。 11月17日 - 鷲羽山トンネルを四つ目構造の複断面トンネルで建設することに決定。 当初はオープンカット工法の計画だったが、景観上の配慮のため変更。なお、同構造の採用は世界初。 1982年(昭和57年)1月12日 - 本四備讃線児島駅の基礎工事開始。 10月12日 - 橋色がライトグレーに決定。 10月21日 - 鷲羽山トンネルの西側鉄道トンネル(新幹線用)掘削開始。 1983年(昭和58年)3月25日 この時点においての用地取得状況を、岡山県51.2%、香川県28.6%と発表。 4月8日 - 岩黒島高架橋着工。 5月1日 - 櫃石島高架橋着工。 7月8日 - 与島高架橋着工。 10月17日 - 鷲羽山トンネルの東側鉄道トンネル(在来線用)掘削開始。 1984年(昭和59年)4月21日 - 鷲羽山トンネルの西側鉄道トンネルが貫通。 7月4日 - 坂出北IC建設地の幅杭打ち開始。 8月28日 - 早島IC建設地の幅杭打ち開始。 10月3日 - 鷲羽山トンネルの東側鉄道トンネルが貫通。 10月25日 - 坂出IC建設地の幅杭打ち開始。 12月3日 - 本四備讃線の神道山トンネル掘削開始。 1985年(昭和60年)3月28日 - 番の州高架橋下部工が5年がかりで完成。 3月31日 - 岡山県側の用地取得状況が70%を越える。 7月6日 - 坂出北ICの高架橋下部工の工事着手。 8月7日 - 早島ICの工事着手。 11月26日 - 鷲羽山トンネルの道路用上り線が貫通。 12月12日 - 本四備讃線の福南山トンネルが貫通。 12月31日 - この時点においての用地取得状況を、岡山県95.9%、香川県97.0%と発表。 1986年(昭和61年)4月17日 - 道路部の塩生トンネルが貫通。 9月19日 - 本四備讃線の蜂峰山トンネルが貫通。 10月6日 - 道路部の柳田トンネルが貫通。 10月30日 - 道路部の正面山トンネル(上り線)が貫通。 11月15日 - 本四備讃線の下村トンネルが貫通。 1987年(昭和62年)1月17日 - 鷲羽山トンネルで最後の、道路用下り線が貫通。 5月20日 - 本州四国連絡橋公団が瀬戸大橋の開通を1988年4月と発表。 5月25日 - 本州四国連絡橋公団が瀬戸大橋道路部の名称を瀬戸中央自動車道と発表。 8月12日 - すべての橋桁が閉合。これにより、史上初めて本州と四国が陸続きになった。 12月16日 - 瀬戸中央自動車道で最後まで残っていた菰池高架橋が連結、全線が繋がる。そして本州と四国が結ばれるのであった。 1988年(昭和63年)1月から2月 - 鉄道総合技術研究所による走行試験の実施。電車や気動車・電気機関車を使用して、列車の走行による橋の状態変化について測定された。特に荷重試験は、新幹線0系電車16両と同じ1,000 tの死荷重として、パンタグラフを下げた電気機関車9両を1両の電気機関車が牽引した空前絶後の編成でおこなわれた。 3月1日 - 山陽自動車道の早島IC(倉敷JCT経由) - 福山東IC間(延長39.3 km)が開通し、本土の西への道路網整備が整う。 3月20日 - JR西日本本四備讃線の茶屋町 - 児島間が部分開業。 3月20日 - 同年8月31日まで瀬戸大橋架橋記念博覧会を開催。 4月10日 - 瀬戸中央自動車道と、JR四国本四備讃線(瀬戸大橋線)の児島 - 宇多津・坂出間が開業(与島にて瀬戸大橋開通式を開催)。瀬戸大橋の建設費用は1兆1,300億円で、高速道路部の建設費用は6,400億円、鉄道部の建設費用は4,900億円である。建設費用を30年かけて2018年(平成30年)4月9日までに債務償還する予定であったが、高速道路部については当初、本州四国連絡橋公団(現・本州四国連絡高速道路株式会社)が単独で債務償還をする必要があったために、早島 - 坂出間で利用台数を1日24,900台と見込んでも普通自動車で片道6,300円という高額な通行料金が設定されるに至った。一方で鉄道部の運賃は早島駅 - 坂出駅間で大人片道620円と高速道路と比較して非常に安かったため、当然ながら鉄道利用が圧倒的に多くなり、結果的に鉄道は年間1,000万人が利用する黒字路線となり順調に債務を償還していった一方、高速道路は債務の利子すらも賄えず、毎年欠損金を出し債務が膨らんでいった。
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