架橋点とは? わかりやすく解説

架橋点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 08:03 UTC 版)

ゴム状態」の記事における「架橋点」の解説

ゴム状態となる網目構造長い鎖状高分子架橋したものだが、架橋点には鎖状高分子同士共有結合した化学架橋と、それ以外物理架橋がある。物理架橋には、分子鎖の絡み合いによる架橋と、分子鎖の一部結晶化などにより生成した微少な固体相(結晶相、非晶相)による架橋がある。共有結合架橋したゴムは、化学変化しない限りはどんな高温でも流動化しない。だが、絡み合い架橋によるゴム温度上がると架橋点で分子鎖がすべるようになり流動性が出る。結晶化による架橋点は結晶融点以上になれば消失するイオン結合水素結合による架橋温度上がれば固定されずに流動化する。 ゴム材料特性改善のために微少な固体材料混合することがあり、この固体材料フィラーと呼ぶ。多数分子鎖がフィラー結合して一種の架橋点となることでゴム特性影響することが多い。

※この「架橋点」の解説は、「ゴム状態」の解説の一部です。
「架橋点」を含む「ゴム状態」の記事については、「ゴム状態」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「架橋点」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「架橋点」の関連用語

架橋点のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



架橋点のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゴム状態 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS