その他の学園都市の学生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:01 UTC 版)
「とある魔術の禁書目録の登場人物」の記事における「その他の学園都市の学生」の解説
海原 光貴(うなばら みつき) 声 - 岸尾だいすけ 常盤台中学理事長の孫。大能力者(レベル4)。 美琴に好意を持つ爽やかな少年で、しばしば彼女に付きまとっているらしい。一方で、自分の能力を使ってカンニングを行っていることなどから、努力家の美琴は彼を嫌っている。 能力はレベル4の「念動力(テレキネシス)」。自身を分子レベルで固め、コールドスリープ状態になることが可能。また、定期テストでは、教員のパソコンの画面表面に密かに「能力の膜」を張ってパソコン起動における画面光量や熱量を感知してカンニングを行っている。そのため、本来の成績はあまり芳しくない模様。コールドスリープ時はエツァリの槍でも解体できない。 なお、作中に登場する「海原光貴」は基本的に本人ではなく、その容姿をまとったエツァリを指す。 エリス=ウォリアー 20年前に死亡した学園都市の少年。シェリー=クロムウェルの友人であり、彼女の使う「ゴーレム=エリス」の由来となった人物。 学園都市とイギリス清教の共同で超能力と魔術を両方行使する人間を生み出す研究の素体としてイギリスを訪れ、イギリス側の協力者だったシェリーと出会う。しかし魔術を行使するや拒否反応が出て重傷を負い、時を同じくして乱入した共同研究に反対する騎士派の襲撃に遭い、シェリーを逃がすことには成功するが自身は騎士たちによって殺害された。 原谷 矢文(はらたに やぶみ) 横須賀が所属するスキルアウトにカツアゲの被害にあった学生。 横須賀の無駄に大きい存在感や、削板の根性論に外れた能力解説といった2人のやり取りにツッコミを入れる。 工山 規範(くやま きはん) 学園都市に住む高校生。 小学生の頃に教職員用パスワードを偶然解除してしまったことをきっかけにクラッキング に目覚め、趣味的クラッカーとして暗躍するようになる。「守護神」の噂を聞きつけて初春に挑むもあっさり見破られ、「警備員」によって補導された。 フレメア=セイヴェルン 8歳の無能力者(レベル0)の少女。フレンダの妹。第13学区の学生寮に住む。 かつて駒場利徳が「無能力者狩り」から助けて保護し、その姿を携帯電話の画面で一方通行に見せた少女でもある。姉と同じく金髪碧眼で、ゲームやアニメのキャラクターのような派手でフリフリの衣装を着ている。姉の会話にたまにノルウェー語がでる(超電磁砲T)ためノルウェー人とみられるが、姉と同じく流暢な日本語を話す。B級ホラーゲームが好きで、グリーンピースが嫌い。「大体〜」と付けるのが口癖。「にゃあ」という猫の鳴き声のような口調も特徴だが、浜面によれば昔はそんな口癖はなかったらしい。 浜面と一方通行の両方に関わりがある人間という理由で「新入生」に標的として狙われていたため、半蔵に保護されていた。「新入生」による襲撃後は新生「アイテム」の面々に見守られながら暮らしている。「一端覧祭」前夜祭で迷子になった際、同じく迷子になっていた打ち止めと出会いともだちになっている。 何度も危険な事件に巻き込まれそのたびに誰かによって命を救われているという経緯から、「人的資源」プロジェクトの人造庇護対象として「力点」に選ばれ、「ヒーロー」達に追われることとなる。だが、垣根が連鎖の攻撃を受けたのを見て庇護対象以外の性質を獲得、AIM思考体に逆に干渉し薬味を恋査の内部に叩き込むことに成功する。 微細 乙愛(びさい おとめ) 学園都市の学生であり研究者。SP上条編に登場。 高校生ながらも、ブレザーが不自然に見えるほどの妖艶な雰囲気を纏った色っぽい少女。戦闘では鞭を使うが、鞭で敵をいたぶる行為に快楽を感じている節がある。仲間からは「微細博士」と呼ばれ、第22学区に位置する密着微生物の研究施設「火星の土(マーズワールド)」の研究責任者を務めている。また、部下である私設の特殊部隊を護衛として引き連れている。 スタングレネードで相手を翻弄しながら爆音と閃光に紛れて「衝撃を伝導させやすい微粒子」を周辺に散布し、それを自身の能力で衝撃に指向性を持たせている。これにより、全長が1mほどしかない鞭の射程距離を10m以上延ばし、遠く離れた相手を自在に攻撃する戦術を取っている。能力の名称などの詳細は不明。 作中の数カ月前から密着微生物とコンタクトを始め、彼らを火星の過酷な環境から救い出し地球上で保護しようとする。その研究の中でテストのために同種の微生物を作り出そうとして、「演算能力を持たず、外部に流出すれば地球を覆い尽くしてしまうほどの莫大な繁殖力を持っただけの突然変異体」を生み出してしまう。それらは適切に管理していたものの、存在を聞き付けたフレイスと彼女に協力する上条達と交戦し敗れたために、人工変異体は絶滅させられる。その後、密着微生物を救出するためのシャトル発射を計画する。 扶桑 彩愛(ふそう あやめ) 声 - 夏吉ゆうこ 学園都市に多数存在するヒーローの1人。上半身がビキニ、下半身がぶかぶかのズボンという舞台衣装を着た少女で、普段はゲリラバンドの活動をしている。薄着は自分をさらけ出して歌を届けるという意図があるため。貧乳にコンプレックスがある。能力強化用に巨大スピーカーを搭載した無人トレーラーを使用するが、道路交通法違反であるため、正義の味方でありながら警備員に追われる姿がたびたび目撃される。 10月にはトレーラーのローン返済のため、賞金10億円目当てで「脱獄トライアル」に参加する。能力と身体能力で配備されたメカを次々破壊していったが、実力者を排除していた雷斧に襲われ、撃ち落としたT:HWの麻酔針を背後から刺されて脱落する。 11月には「人的資源」の影響を受けてフレメアを救うために立ち上がり、巨大スピーカーを搭載した広告トラックを引き連れ、自身の能力と合わせた大音量と衝撃波を駆使して他の「ヒーロー」達と交戦していた。購入したスピーカートレーラーのローンに悩まされており、バイトなどで完済を目指していたが、乱入した麦野の一撃でトラックをすべて破壊されてしまった。 音響系能力を保有し、歌声を衝撃波にして攻撃に使う。能力の性質上、音痴と思われがちだが、攻撃に使わなければかなりの美声。AIMジャマーで能力を封じられても、生の歌声で共振を起こしてロボット内部の半導体を壊すこともできる。 『超電磁砲』には、天賦夢路編ではインディアンポーカーの製作者の1人として夢の中だけの登場で、本人は獄門開錠編が初登場。 幌河(ほろかわ) 学舎の園にある女学校の一つ・枝垂桜学園に通う女子生徒。 アズミ 学園都市に住む女子小学生。 フレメアと同級生。大人しめの性格をしている。 天埜 郭夜(あまの かぐや) ある統括理事のブレインを務める中学生くらいの少女。長い黒髪に十二単を纏う純和風な風貌だが、口調は粗野。その体躯は人間離れした「少女漫画みたいな」スタイルであるといい、究極の美貌の代償として、1G環境下、つまり地球での食事や二足歩行が不可能になっている。 学園都市が打ち上げている人工衛星「ひこぼしII号」の中にある「無重力生体実験室」に滞在している。直径20mほどの無重力部屋に、半ば監禁されているかのように配属されている。「ひこぼしII号」の主と形容されており、地上からの指示に応じて衛星の管理を行っている。 デンマーク「魔神」包囲網では、SSTOで届けられた一方通行をS5でイエリングに向けて射出した。 化生院 明日香(けしょういん あすか) ある中高一貫校の高等部生徒会長。異能力者(レベル2)。大きなリボンをつけたロングヘアーの少女。大仰な名前と裏腹に引っ込み思案な性格で、周囲からは「ビクビクウサギ」のあだ名で呼ばれる。 虚勢は張るが何かあると年下の未絵に泣きつくなど非常に頼りなく、成績も平均以下で、生徒会でもほとんど役に立ってはいない。ただし妙なカリスマ性とピーキーな個性があるためそれなりに慕われてはいる模様。木原唯一が成り変わる対象に選ばれ、稀少な寄生虫に感染したという扱いで緊急入院することになった。エレメント襲撃前には退院、ほぼ面識がないにも関わらず妙に上条に懐いている。 能力はレベル2の発火系。 秋川 未絵(あきかわ みえ) ある中高一貫校の中等部に通う少女。母親は宝飾デザイナーでアローヘッド彗星から宝石を引き抜くプロジェクトに一枚噛むほどの影響力を持ち、父親は大金庫や建築に関わる業種。腰が低く稼ぎは妻の5分の1以下の父と、なぜ母が結婚したのか不思議に思っている。 非常に優秀な学生で放課後には高等部の生徒会にお手伝いとして駆り出され、業務の実質8割を執り行っている。学校の家庭教師的なシステムで明日香とは縁があり、勉強を教えたり食事を作ったりと何かと頼りない先輩の世話を焼いている。 12月3日、僧正による被害を制御するためのサイドストーリーとして利用されることとなり、父が設計した金庫が地盤の崩落で壊れ、庫内に収められていた母のプロジェクトに重要な500カラットで6兆円相当の液体ダイヤを守るべく、3人の大学生からなる強盗の追手から逃げ続けた。その際上条と僧正の交戦で追跡が一時緩んだため、詳しい事情は知らないが助けられたと思って両者に感謝している。翌日自身の学校に通うこととなった上条と再会、さらに翌日になって明日香の異変を感じとり彼に助けを求めた。 乾山 庄治(けんざん しょうじ) 大学生3人グループのリーダー格である若い男。「魔神」僧正の襲撃によって大破した警備員の関係車両から警備員仕様のPフォンと拳銃を窃盗し、防犯オリエンテーションと僧正が原因の混乱に乗じて時価6兆円の液体ダイヤを盗もうと、仲間を引き連れ未絵を追跡した。爆走する上条のアクロバイクに轢かれながらも追跡を続け、遂に追いついて銃でダイヤを脅し取ろうとしたが、干潟、潮騒、未絵の父に殴り倒され、逮捕された。 岡田 歩(おかだ あゆむ) 乾山の仲間の大学生の男。おどおどしている。乾山の火事場泥棒に便乗して液体ダイヤを追っていたが、上条を追って爆走してきた僧正に接触して街路樹に叩きつけられる。負傷により脱落するが、救急車を呼ぼうとした干潟を乾山が銃で脅して妨害したため、路上に放置される。 干潟 彰夫(ひがた あきお) 乾山の仲間の大学生の男。冗談のつもりだった火事場泥棒の話が現実に進んでしまい、乾山が拳銃を所持している事もあって乗り気ではなかったが未絵の追跡を行う。上条や僧正に接触する事なくダイヤを追い続けたが、狂気に囚われた乾山が未絵に対し銃を向けるのを見て、人殺しにするくらいならと鉄パイプで殴って暴走を止めようとした。 杠 林檎(ゆずりは りんご) 外伝『とある科学の未元物質』の登場人物。低能力者(レベル1)。「暗闇の五月計画」の生き残りの少女。一方通行の“執着心”を植え付けられており、実験の弊害か、元々の性格かは不明だが、一方通行の思考を植え付けられているとは思えないほどふわふわしており、記憶が少しずつ抜け落ちている。計画の過程で友人の知果を殺してしまった事がトラウマになっている。映像で見た垣根の天使のような能力に憧れを抱いていた。 一方通行を倒すためにその演算パターンを欲していた垣根に保護される。しかし、代替品としての一方通行の再現を望む相似に狙われて、洗脳したDAアラウズにより誘拐され心を調整されて、自我を失った状態で垣根と戦わされる。「未元物質」で音や光を重ね合わせて脳の電気信号に干渉したことで意識を取り戻したが、垣根に最初に保護された時点で仕込まれていた臓器への機能停止命令を出す自壊プログラムが発動して死亡してしまう。最期の瞬間、垣根が知果を覚えている自分を忘れないと約束したことに満足して息を引き取った。 能力はレベル1〜2相当の「念動使い(サイコキネシスト)」。通常の出力は小石を揺らす程度だが、強い負荷(ストレス)を受けることが鍵となって出力が桁違いに跳ね上がり、一方通行のベクトル操作のように「方向だけ」を反転させることも可能。相似により調整された際には一時的に超能力者と互角の戦闘力を引き出され、「未元物質」の翼でも威力を殺しきれないほどの出力で無数の瓦礫を発射、変質した烈風を弾き返し、能力で強引に身体を加速させて高速移動することが可能になったが、Gによる身体的負荷でダメージを負うリスクがある。 流郷 知果(りゅうごう ともか) 外伝『とある科学の未元物質』の登場人物。「暗闇の五月計画」の被験体であり、杠の友人。心臓が弱く、計画でも「見込みなし」で見放されていたが、杠の“執着対象”だと判断されて彼女の目の前で暴行を受け、能力を制御できなくなった彼女の暴走で落下した瓦礫に押し潰され、事故死してしまう。 リサコ レパトリが保護する「置き去り」の少女。10歳くらいで赤い髪をキャンディのように縛っている。 ソダテが盗んだボールをマンホールの下に隠していると考えて下水道に潜るが、錯乱した楽丘に追われる。脳幹やヴィヴァーナに助けられて地上に帰還した後は、レパトリらと共にカキキエ隧道に向かう。 自分では一度も戦わずに「ハンドカフス」を生き延び、ソダテ以外の他の子供達と別れて表の街に戻ってきたが、自分が弱かったせいで脳幹、ヴィヴァーナ、ドレンチャー、浜面が死んでしまったという後悔から、数値や順位として実感できる力を欲して、どんな手を使ってでも強くなりたいと思ってカキキエ隧道へと向かう。そこを端数に突かれて憑依されてしまうが、浜面と脳幹の生存によって論理が崩れ、メルザベスが電話で端数の意識をそらした隙にクリファパズル545により救出されて、人を傷つける力ではなく、みんなを笑って励まし、どんなピンチでもみんなの力を120%引き出せるような優しい力を望み、端数の幽霊を跳ね除けて虚数学区へと追放した。 ソダテ レパトリが保護する「置き去り」の少年。窃盗癖があり、盗んだ備品を秘密基地に隠している。 自分たちが実験のために利用される存在だと理解しており、リサコだけでも救うためにわざとボールを盗んだ。帰ってきてしまったリサコを救うため、浜面がレディバードを撃破するのを援護した。
※この「その他の学園都市の学生」の解説は、「とある魔術の禁書目録の登場人物」の解説の一部です。
「その他の学園都市の学生」を含む「とある魔術の禁書目録の登場人物」の記事については、「とある魔術の禁書目録の登場人物」の概要を参照ください。
- その他の学園都市の学生のページへのリンク