魔法律家
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「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」の記事における「魔法律家」の解説
ヨイチ / 火向 洋一(ひむかい よういち) 声 - 柿原徹也 ムヒョやエンチューの魔法律学校(MLS)時代の同級生にしてMLS教職員。協会の調査本部に身を置く。魔具師編では調査部本部長に昇進している。 とても仲間(友達)思いで、エンチューに狙われ常に危険に晒されているムヒョの身を何かと案じる。魔法律家第二位・執行以外の魔法律をこなすエキスパート「裁判官」の資格を持つ。女好きで、「魔法律界のプリンス」とも言われている。 身軽さを生かした魔縛りの術の連撃が得意。仕事は苦手らしいが、最強の裁判官と称されている。ちゃっかり陣の作成に必要なテープや破魔丸と言った魔具を持ち合わせたりと、有能な裁判官である事が伺える。 軽い男にも見えるが、エンチューに「裁判官でも立派に戦える」事を示すためにブープと死闘を繰り広げたり、魔監獄へ幽閉されるエンチューを見送った際には涙を見せる等、熱い一面も持っている。 MLS時代からムヒョの相棒になることを望んでいた。最終条(最終話)では、ムヒョの相棒になれずに泣いていた。 爪を噛む癖がある。 身長173cm。8月5日生まれ。好きなもの:サンドイッチ、女の子。特技:スポーツ全般・サイズ当て、タッチ、隠密行動。苦手なもの:仕事・女の子の涙。 ビコ / 我孫子 優(あびこ ゆう) 声 - 河村梨恵 ムヒョのMLS時代の同期生。魔具(札やペンなどの魔法律家の専門用具)を製作する「魔具師」で、通称「魔具師のビコ」。MLS時代からすでに魔具師としての才能があった(エンチューの魔封じの筆を直す等)。 一人称は「ボク」で男児のような外見だが、歴とした女の子である。頑固な性格の持ち主で、物事を率直に言う。基本的に無表情だが、少女らしい一面を見せることもある。禁魔法律家に堕ちた師匠のリオを今でも尊敬している。 リオが作ったムヒョの魔法律書が壊れた為、新しい物を製作し、リオを奪還したことにより彼女の協力を得て、「未完の書」を完成させた。魔監獄へ幽閉されるエンチューを見送りに行った際、パーティーで作ったパンをエンチューに食べてもらうため渡す。 身長126cm。2月28日生まれ。好きなもの:グラタン(リオが作ったものが世界一だと思っている)、レーズンパン、果物全般(特にキイチゴ)。特技:掃除、物を直す(分解)、物持ちがいい、天然ボケ(自覚無し)。苦手なもの:走る(袋が重いから)、炭酸のジュース、長い会話。 今井 玲子(いまい れいこ) 声 - 斎賀みつき 裁判官で、ヨイチの先輩。 勇猛果敢で男性的な厳しい性格だが、女性らしい面倒見のよさも併せ持つ。MLS時代からその強運と生命力で、悪霊退治・洞穴に十日間家出・海に置き去り20km遠泳など数々の「不死鳥伝説」を作る。悪霊退治の詳細については小説[七色の魔声]にて明らかにされている。また毒島とはMLS時代から同期同室の仲であり今でも一番の理解者である。 脱走しようとした悪霊ソフィーを身を挺して抑えるも、殉職したかと思われたが、奇跡的に生還。その後はロージーの世話をしながら、ペイジの下で働く。 剣道五段の達人で魔除け小太刀を主要武器として扱う。パンジャの襲撃を受けた際はトイレの清掃用具を振り回して戦ったこともある。 ミックに捕まりアジトに連れて行かれるが、ロージーらに無事救助され、リオと共に帰ってくることが出来た。エンチューとリオの判決が決まった後、「無期執行猶予」の判決が下ったリオの監視員として共に暮らしている。 毒島にロージーとの事を茶化されると真っ赤になるなど、照れ屋な一面も。 身長164cm。2月10日生まれ。好きなもの:牛乳や乳製品に酢の物。特技:暗記(復唱も可)、剣道(五段、達人)。苦手なもの:星座占い(気になるので見たくない)。 ペイジ・クラウス 声 - 羽多野渉 執行人。初老の男性。魔法律協会調査の元本部長で四賢人の一人。ヨイチの上司で、ムヒョとエンチューの師匠。ロージーが魔法律を志すきっかけをつくった人物。 自称、詩人。普段は飄々とし物腰も穏やかだが、怒ると突然乱暴な口調になる。(ロージー曰く「やっぱムヒョの師匠」) MLS時代からムヒョ・エンチュー・ヨイチ・ビコらの面々の笑顔をただ守りたいと思っていた。エンチューがいつかムヒョの才能に潰されてしまうのではないかと思い、エンチューに通信教育による受講を勧めていたが「友達がいるココにいたいです」という言葉を信じて敢えてそっとしておいた。そのため、エンチューが禁魔の道に走っても、けっして諦めなかった。 エンチュー編ではヨイチと共にイサビのもとを訪れ、イサビや山の怪に勝利、イサビを認めさせティキを倒すのに必要な古の魔具「通行証」の在処を聞き出した。その後のティキとの死闘の末、エンチューを助けることに成功する。 ベクトール編では、彼に対して組織された協会討伐軍の中心として活躍。一連の騒動が起こる前からムヒョが霊根に取り憑かれていることを知っていた。 50年前のティキとの戦闘で師匠を亡くし、自身も足を悪くしている。 喫煙時にパイプをくわえている。魔法律書は本型と杖型。 コミック4巻・5巻・6巻(一部を除く)では、眼鏡をかけていなかったが、7巻以降は、眼鏡をかけている。 魔具師編では本部長の地位をヨイチに譲り、魔法律学園や調査部、魔法律協会の理事を就任している。 身長190cm。5月25日生まれ。好きなもの:詩、パイプのケムリ、ブランデー、甘いコーヒー、演劇(バレエ、オペラ)、散歩(旅に発展する時も)。特技:詩(だと思っている)、アイロンがけが早い、弟子の育成(だと思っている)。苦手なもの:ピカピカじゃない靴、機械全般、協会関係者、パーティー・美しい女性。 ゴリョー / 五嶺 陀羅尼丸(ごりょう だらにまる) 声 - 小林裕介 執行人。陰陽道の流れを汲む名門・五嶺家の頭首であり、超一流魔法律事務所・五嶺グループの若頭取。ムヒョのMLS時代の先輩。 ムヒョと比べると煉の量は少ないが、五嶺家秘伝の技や戦略を駆使して戦う。また、軽い執行なら呪文無しでも発動できる。 「〜だねぃ」という独特の話し方をする。プライドが高く、わがままで毒舌。富や名誉を重んじ、グループのためには自分や他人を犠牲にすることも厭わない。しかしその割には金銭感覚に疎く、14巻の質問コーナーでは「1円ってなんだい」と質問してエビスを絶句させた。子供時代から大組織の頭首という立場にあり、そのプライド故に友人を作らなかった。唯一エビスにはパートナーとして絶対の信頼を寄せているが、態度にはほとんど表さず、豚呼ばわりして過酷に扱う。 魔法律協会を打倒禁魔法律へと煽り、また独自に禁魔法律家達を追っていたため、箱舟による攻撃を受け、五嶺グループは壊滅状態に陥った。その後は個人的にムヒョ達に協力していたが、箱舟が倒された後に姿を消す。エビスと共に旅をしているらしき様子が描かれているが、詳しい状況は不明。 身長178cm。12月20日生まれ。好きなもの:羊羹、おしるこ、蕎麦、茶、庭の散策(五嶺邸内)。特技:書(毛筆師範級)、戦略、地獄耳。苦手なもの:お金の計算、騒音、電車、油っこい食べ物、生臭い食べ物etc(食べ物の好き嫌いは多い)。コミックス8巻の質問コーナーでの彼の性別を問う読者の質問に対し、作者は「さてどっちでしょう」と答えている為、性別は不明である。 エビス / 恵比寿 花夫(えびす はなお) 声 - 高橋伸也 ゴリョーの右腕で、裁判官(補佐系)。 元は盗みなどをして生活していた霊媒体質の孤児。 物語の舞台より10年前、ヘドロの中で力尽きていたところをゴリョーに救われ、以来ゴリョーの側近を務めている。「初めて誰かから必要とされた」こともあり、ゴリョーを非常に慕っている。彼の補佐に徹してきたため、一人で霊と戦うことはできない。 赤沢団地編での失態により一度は解雇されたが、それでも忠誠心は揺るがず、ゴリョーが誘拐されたときなどは命がけで助けようとした。その後は再びゴリョーの側近に戻りサポート役をこなしている。 身長130cm。12月21日生まれ。好きなもの:ラーメン、包(パオ)全般(主に肉まん)、鯛焼き、たこ焼き、お好み焼き。特技:ゴリョーの身の回りの世話(着付けやスケジュール管理など。五嶺グループの人間のほとんどもそう思っている)、早起き(目覚まし時計が無くてもOK)。苦手なもの: 五嶺の怒り、閉所と高所。 マリル・マシアス & リリー・マシアス 声 - 松田颯水(マリル)、松田利冴(リリー) 二級書記官の双子の兄妹。まだ子供だが、魔法律研究で名が知られている魔法律博士。 ロージーらと共に魔法律協会の強化合宿に参加した。霊の対処法など知識は豊富で、誰に対しても偉そうな口をきく。妹のリリーは異様に霊感が強い。彼らが研究中の「アロロパシー=人における成長の相互作用」がムヒョとロージーに働いていると考え、気にかけている。現在、ペイジ達調査本部と協力関係にある。 エンチューをめぐるすべての戦いが終わった後、二人で今回の戦いのすべてを歴史として書き記している。イサビとフリオがいつの間にかいなくなったこと、禁書もいつの間にか消えたこと、そしてムヒョとロージーのアロロパシーからして、いつかまた何かが起こるとにらんでいる。 国籍はイギリス。 身長:兄143cm、妹142cm。10月13日生まれ。好きなもの:本(マリル)、ペンと紙(リリー)、情報(ゴシップ、大事件、etc)、ケーキ。特技:妄想、分析、研究。苦手なもの:辛い食べ物、いじけたリリー(マリル)、頑固なマリル(リリー) 笹ノ葉 梅吉(ささのは うめきち) 毒島春美の助手を務める一級書記官の少年。 方言が混ざったような喋りをする。ムヒョの大ファンで、助手試験を受けたこともあるが、落ちている。そのためムヒョのパートナーとなったロージーを嫉妬し敵視したが、今は良好な関係にある。魔具を7つ使えるが、未熟なところが多く、臆病で動揺しやすい。 実は人間ではなく、正体は毒島が魔法律で呼んだ使者で、正式名称は「雲竜鼠」。煉を持っているのは毒島から魂を半分与えられているため。人間に憧れているため、常に人化している。 今は今度の試験のため、勉強中。 身長123cm。生年月日:?。好きなもの:ハンバーガー、魔具いじり(ながめていたりしてうっとりする)、魔法律関連の雑誌を読む(自分が使えそうな魔具の情報を探している)。特技:たばこを隠す、ビールを上手に注ぐ。苦手なもの:幽霊、毒島のカミナリ。 毒島 春美(ぶすじま はるみ) 女性執行人で、今井玲子の同期。助手の梅吉には「ボス」と呼ばれている。山奥に事務所を開いているため、魔法律関係の仕事が少なく、副業として「毒島運送」を営んでいる。 世界で数人しかいないという「遠隔魔法律」の使い手。リオと同じく巨乳で、ナイスバディな美人である。自分の裸を人に見られても気にしない、豪快で男勝りな性格。大好物は「一仕事終えたとき縁側で飲む酒」。 自らの寿命を犠牲にして手に入れた銃器型の魔法律書が宝。己の寿命を削って地獄の使者たる梅吉と契約した為、余命幾許もない。喫煙家で、酒癖が悪い。しかし真っ直ぐな正義感を持ち、ムヒョ達の「エンチューを救う為の旅」に好意を持ち、自ら手助けを願い出た。 ティキとの戦いで負った傷のため入院していたが脱走、飲酒状態で運転していた所を協会内で検挙され罰金&免許一発取り消し。今は一文無しのため、リオと今井の所に梅吉と共に居候している。 身長165cm、7月25日生まれ。好きなもの:酒(ビール)、たばこ(ピース)、運転(トラック)。特技:梅吉をもてあそぶ、運転。苦手なもの:肩のこる服、道の混雑。 ギンジ / 素柿家 銀二(すがきや ぎんじ) 魔法律学校高等部五年生で、委員長。裁判官補佐。青年の割りに背が低いが、態度はデカい。 初登場の際、学校内に侵入した女の子(ナナ)を追跡している最中に偶然ロージーと出会い、追跡を妨害した罰としてロージーに魔具庫の掃除を命じた。口で言えるだけの実力を持つ優秀な生徒で、かなり高等な技が使えるが自身の才能の限界を対峙したモグリのボビーに指摘されており、学業を疎かになりつつあったがペイジに諭され心を入れ直した。学内の先輩として、仮入学したロージーの面倒を見ている。 エンチューを捕獲する際にペイジの使者であるキュラと「血の契約」を結んだ。一連の事件以後も、定期的に血を吸われてはフラフラになっている。 身長 163cm。8月11日生まれ。好きなもの:ラーメン、マンガ(主にスポ根・ヤンキー物収集)、魔具の練習。特技:魔具磨き、整備、陸上競技全般。苦手なもの:女の子(目があわせられない)、行列(ラーメンのためならがまんできる)、ヒマ(動いていないとおちつかない)。 サンプー / 三谷 風太郎(みたに ふうたろう) 魔法律協会北支部の執行人。 外見は若いが一人称は『ワシ』で語尾に『〜じゃ』とつけることがあったりと、見た目に似合わぬしゃべり方をする。また、片言で喋ることも多い。北支部で霊に捕まりそうになっていたナナの窮地を救った。初対面のナナを『おばさん』と呼ぶ。 ベクトールが北支部の魔法律家達を襲った時、カゲに守られて九死に一生を得、その後協会総本山に式文で情報を伝えつつ隠れ家でベクトールを討つ機会を狙っていた。ベクトールが倒された後は、セゼミの行方を追って姿を消した。 シューター曰く「未来のホープ」。 身長132cm(カゲが乗ると153cm)。1992年1月25日生まれ。好きなもの:おもち、ヨーグルト。特技:頭の中をカラッポにできる。苦手なもの:人込み、辛い食べ物、地図、カゲの無茶な要求。 ジョージ・シューター 執行人。口髭を生やした長髪の男。魔法律家たちの間では「豪腕」と言われる強者。 『死の国』と呼ばれるある特定の使者の召喚を省く剣型の魔法律書を扱い、『見えない魔法律』を得意としている(ヨイチ曰く「実際に使者はいるが姿を見せることはめったにない」)。またそれ自体の切れ味も抜群である。 軽そうで高飛車な性格だが、ペイジなど実力者に対してはそれなりに敬意を払う。しかし弱者に対しては冷酷な態度をとり、ムヒョが起きないことを理由に彼とロージーに『戦力外通告』をつきつける。こっそりと北支部に潜入したムヒョたちを「ドブネズミ」「ゴミ」と罵るが、ロージーは彼もまたムヒョ同様冷たさで優しい感情を押し殺している一人ぼっちの魔法律家と見抜いた。 若い頃行動を共にした魔法律家たちに次々と死なれ、『死神シューター』などと呼ばれたため周りと自分を憎んだ。そして誰とも交流を断ち、『死の国』と鴉門を習得して孤独となる道を選んだ。 九苦狸の攻撃で重傷を負い、現在は療養生活を送っている。 身長181cm。1972年6月10日生まれ。好きなもの:ブランデー、チーズ、パン(フランスパン)ペッパーソースのハンバーグ。特技:ジグソーパズル、トランプ(ポーカー)、ボウリング(ムラかなりアリ)苦手なもの:安い食べ物、映画館、汚い食べ方をする人間。 北島 虎之助(きたじま とらのすけ) 魔法律協会北支部長にしてサンプーの師。「北の虎」と呼ばれる老人の執行人。ペイジとは旧知の仲。 ベクトールに捕われていたが、サンプーによって助け出されたらしく、自分だけの力でベクトールを抑えようとするが、結局はペイジたちと協力して戦うことになる。自分の身長の倍以上はあろう、鉄仮面を被り斧を持った使者を召喚する。 ベクトール討伐後は、そのまま閉鎖された北支部に残っている。 身長148cm。1929年8月22日生まれ。好きなもの:ビール、サラミ、ハム、脂の乗った鮭。特技:まき割り、登山、燻製造り、スキー苦手なもの:ぬるいビール、酒の飲めない奴。 左近(さこん) 声 - 間島淳司 裁判官補佐。オールバックの男性。 クビになっていたエビスに代わりゴリョーの助手を務めていた。ゴリョーへの忠誠心は厚いが、彼の世話に手を焼き、失業中のエビスに大量の手紙を送っていた。懐に刀を持つ。 大河内 奏成(おおこうち そうせい) 声 - 蟹江俊介 高名な執行人。権力者だが、リオに対して悪質な取引を行っていた。母親が悪霊に襲われていた彼女を、「最近反抗的だったから」と見捨てた。後にエンチュー一派に襲われて死亡した。 リリー・エレナ 声 - ニケライ・ファラナーゼ 女性執行人で、老婦人。大河内同様権力者だが、リオに嫉妬し、彼女の母を見殺しにした。後にエンチューによって殺される。 アントニオ作丸(さくまる) 若りし日のペイジの師匠。四賢人の一人であり、当時最強の執行人だった。小柄だが豪快な人物。 ティキを倒すことを生涯の目的としており、50年前「ティキぽっくり大作戦」を決行したが失敗、ペイジを逃がし命を落とした。 大木(おおき) 声 - 日野まり 夜警係で今井と組んでいた裁判官補佐。
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