能力・特性
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「ラム (うる星やつら)」の記事における「能力・特性」の解説
飛行能力と放電能力を有する(放電の際の電圧は、自らの意思で自由に変えることができる)。初登場の地球の命運をかけた鬼ごっこの時は、高くジャンプする程度だった(ポーン、という擬音が付く)が、その後は完全な飛行を見せるようになり、その気になればかなりの速度(速度の描写はエピソードによって差があるので、数値的な最高速度がどの程度かは不明)で飛ぶことができる。 電撃を放つ超能力を持つため、高電圧を吸収して充電することも出来、またその際は電気の味が分かるとみられる描写がある。限界まで自分の体に電気を溜めると常に放電している状態となる。原作では第3話「悲しき雨音」での再登場時より使用している。電撃は怒った際の攻撃に使われる他、愛情表現であったり、寝ている間に寝ぼけて放電することもあると自ら語っている。なお、原作第8話「酒と泪と男と女」まではあたるに電撃を使用するのは愛情表現目的が多かったが電気ショックが人間にとって苦痛なことや場合により感電死することを知らなかった。この回で電撃を喰らって喜ぶラム後援会4人組を見て、日頃電撃を喰らって悲鳴をあげるあたるの方が異常(本来はあたるが正常で、4人組の方がマゾヒスト気味)と思って電撃を与えすぎて失神させてしまい、死んだと勘違いした。これ以降は電撃を愛情表現で使用することがなくなるもラムにとっての最高の愛情表現は電撃放射らしく、不思議な力を持つ宇宙のお菓子「奪魂糖」の力によりもともと好きだったあたるへの好意が限界まで高まった際には「最大級愛情表現」と称してあたるに抱きつき凄まじい放電を行った。当初はラムの電撃を喰らったあたるが悲痛な叫びをあげるというのが初期のお決まりであったが、原作中盤辺りからあたるが超人化してくると電撃を避けられること、電撃放射前に逃げられることも多くなった。 放電するとストレスが解消される体質のようである。またツノが生えていない間(作中の描写では数日程度)や、錯乱坊が作った超能力封じの黄色いリボンを角につけられている間はこれらの超能力(空中浮遊、電撃放射能力等)を失う。電撃を発射する時は基本指先や手のひらから発射し、特にポーズ等は決まっていないが「トラブルは舞い降りた」の回以降は度々ウルトラセブンのワイドショットのようなポーズで電撃を発射している。 電撃等の超能力を除いた腕力については、地球人の一般女性と同程度であるが地球人に比べ寒さには非常に強く、雪が積もるような日でもビキニ姿で平然と外出している(本人いわく「鍛えかたが違う」)。痺れ薬も効かない。 普段はあたるの部屋(諸星家の2階)、または地球上空に停泊している自分専用の虎縞模様の小型UFO(ラムの母星では個人用の乗り物らしい)に住み、あたるの部屋で寝るときは、押し入れの中で一人か、テンと一緒に寝ている描写がある。自分のUFOの中で眠るときは、普段は自室のベッドで寝ているが、疾病(地球の風邪に感染した時など)の際には治療カプセルのようなところに入って寝ている描写もある。 作中、幾度となく自らが着けているブラジャーから物を取り出すシーンがあり、睡眠薬の反応液、包帯、Gコン、エンゲージリング、千円札などが出てきたことがある。睡眠薬の反応液を取り出した際、面堂に「あなたのブラには妙なものが入ってるんですね」とつっ込まれた。なお、ブラジャーの替えはなく、これが鬼ごっこの敗因ともなった。 また、これはラムだけではないが鬼族は、体内にばい菌が入るとツノが免疫反応して牛のように曲がって伸びてしまうという症状が出る時がある(ラムは牛に噛まれたことでこの症状になり自分が牛になってしまうのではないかと勘違いした)。 編み物は人並み程度にできるが急いで作った場合は悲惨な出来栄えになる。 彼女の手料理は猛烈に辛く、あたるはラムの料理を「まずい」と評し食べたがらない。そもそも鬼族自体がタバスコ等のホットソースをジュースのように飲むような種族であるため、人間と鬼族との味覚の違いがあたる達地球人の口に合わない原因である。ラムの料理の腕は(鬼族の基準では)決して悪くはなく(テンはラムの手料理を食べた際「けっこういけるで」と発言している」)実際に人間の味覚に配慮して月見団子を作った時には温泉マークから評価されている。ただし、使用する食材の多くは地球人に影響がある素材(ラムたち宇宙人には馴染みのあるもの)で作ることが多く、トラブルを巻き起こす元になる。また、作り方も豪快で、豪火燃え盛るオーブンや火炎放射器での調理法を用いる場合も多い(料理上手のランも同様の器具を用いている)。劇場用アニメ『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』においては、山盛りのポテトサラダのようなものにパイナップルやバナナをそのまま突き刺した上に唐辛子をふりかけ、素手でペタペタと不恰好な形状に仕上げている。 地球の料理については、イカ料理が好みで特にスルメが大好物、一方でラーメンを「味がない」と言っている。梅干しを食べると酔っ払う体質(テンも同じ)で、更に泥酔状態になるとやや酒乱の気が垣間見え、ところ構わず電撃を乱射してしまう。ニンニクの臭いが苦手。また地球外の食材では「モグモグ」という食材が嫌いと言っている。 理数系に強く、科学的に進歩の異なる地球に合わせて自分の星の電化製品などを瞬く間に改造して見せたりなど特に機械工学に関して強いが、宇宙人のため国語系の教科が苦手。 一時期担任の勧めで女子バレーボール部に所属していた(バレーボール部員という設定は修学旅行編に入った後から全く登場していないため、その後も続けたのかは不明)。
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能力特性
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迫撃砲の底盤を運ぶ兵士中口径クラスまでの迫撃砲は、このように分解して運搬することが可能。現代でも、迫撃砲は歩兵が携行できる最も強力な支援火器である 米軍の重迫撃砲陣地(朝鮮戦争)後方に大量の砲弾が集積されているが、この程度の弾薬は急速射撃を行えば数分で打ち尽くしてしまうほど迫撃砲の速射能力は高い モンテ・カッシーノで撮影された、ドイツ空軍空挺兵が操作する迫撃砲。砲弾が砲身に装填された直後の一瞬をとらえた写真で、砲弾に装着された増加発射薬が白く写っている。砲弾が砲身の底まで落下したら発射されるので、砲手達は発砲音と砲口炎に備えている。迫撃砲は大きな仰角をとって射撃する曲射弾道をとるため、砲を露出せずに設置して射撃することができる 梱包された砲弾と弾薬箱写真は81mm迫撃砲の白燐発煙弾で訓練中の光景。迫撃砲は様々な用途で使われるため、弾薬を消費し易く、大量の補給が必要である 近接支援射撃中の迫撃砲(イタリア戦線)写真は米軍の81mm迫撃砲M1で、歩兵大隊に随伴して行動し、大隊の3個歩兵中隊を近接支援する。砲兵と異なり、中口径までの迫撃砲は歩兵に直協できることが大きな特徴である 密林戦における迫撃砲陣地(ニューギニア)ジャングルでは密生した木々が弾道の障害となるが、迫撃砲弾は直角に近い角度で落下するため、榴弾砲などに比べ砲撃効果が高くなる 外観などの特徴については「構造」の節に記したため、ここでは性能上の特性について記す。なお、一つの項目が長所と短所の両方を包含する場合があることに留意。 操用性 構造がシンプルで操作も簡便であることから高度な砲兵教育を要さず、一般の歩兵が比較的短期間の訓練で扱える。また、同口径の榴弾砲と比して極めて軽量のため可搬性に優れ、迅速な展開と陣地転換が行え機動的に運用できる。運用に要する兵員数も少ない。 口径60mmや81mmクラスのものは分解して数名の兵員で運搬できるため、中隊レベルなど最前線の歩兵部隊が運用できる数少ない火力支援兵器の一つであり、自衛隊をはじめ、現代の軍隊でも多用されている。 速射能力 照準を調整した後は砲弾を砲身内へ落とし込むだけというシンプルな射撃メカニズム(落発式)であり、一定時間内により多くの射撃ができる。また、前述の反動吸収方式によるため、多くの迫撃砲は射撃時の駐退復座に要する工程が不要となる。 一般に、持続射撃において毎分10発前後を発射でき、緊急時の急速射撃では短時間に限られるが倍近い発射が可能である。 例えば、L16A2の場合は持続射撃時15発/分で急速射撃時30発/分、120mm迫撃砲 RTの場合は持続射撃時12発/分で急速射撃時20発/分もの高い速射能力を持つ。 破壊力 砲口初速を低く抑えていることから射撃時の衝撃が小さく、砲身だけでなく砲弾外殻の肉厚も薄くできるため、それだけ炸薬量を増加できる。砲弾の爆発エネルギーは炸薬量に依存するため、同口径の他の火砲と比して1発あたりの破壊力が大きい。高い速射性能と合わせ、単位時間あたりの炸薬投射量が多く、低い命中精度を補完している。 (上記は榴弾の場合。徹甲弾のような運動エネルギーを利用する砲弾は除く。なお、榴弾は爆炎や爆風ではなく弾殻の破片によって軟目標の殺傷を目的とするため、炸薬と弾殻の厚さはバランスが重要。単純に炸薬量が多ければ良いというわけではない) 例えば、120mm迫撃砲 RTで使用する榴弾PR14は砲弾重量が18.5kgで炸薬はそのうち約4.5kg、一方、米軍のM198 155mm榴弾砲で使用する榴弾M107は砲弾重量が約44kgで炸薬はそのうち7kg前後である。120mm迫撃砲 RTの発射速度は毎分12発、M198の発射速度は毎分2発であり(いずれも持続射撃時)、単位時間あたりの炸薬投射量を比較すると120mm迫撃砲 RTはM198の4倍近い大きな火力を有する。 費用対効果 簡易な構造であり、他の火砲と比べ各部の強度をそれほど必要としないため、低コスト・短期間で製造できる。また、初速が低いために砲身命数(寿命)が長く、砲身の交換に要する運用コストも抑えられる。また、砲弾重量に対する発射薬(装薬)の量が少なく、炸薬量も多いことなど、コスト・パフォーマンスが非常に良い。 ただし、汎用性が高いが故に頻繁に用いられ、面制圧兵器という特性からも砲弾を大量に消費しがちで弾薬コストは増加する。 曲射弾道 砲弾が大きく湾曲した曲射弾道を描き垂直に近い角度で着弾することから、遮蔽物によって防御された目標に対して直上から攻撃できる。防御は一般に正面を優先することが多いため、上方への攻撃は効果が高い。また、砲弾の落下角度が垂直に近いほど、弾殻の破片が効率良く飛散するため殺傷効果も高い。 大きな仰角をとって射撃することから、砲を塹壕や掩体などの防御陣地内に設置してそのまま射撃でき、高い防壁や稜線の後背に位置する目標も攻撃できる。また、森林やジャングルなど樹木が密生した戦場において、榴弾砲の弾道では木々の幹に砲弾が接触してしまうが、迫撃砲なら生い茂った葉を抜けてジャングルの下地に着弾させることができる。 例えば、ビルマ戦線(1945年)の英軍は迫撃砲の方が役に立つことに気付き、多くの火砲を迫撃砲へ換装した。また、ベトナム戦争でも米軍は迫撃砲を重視し、地上部隊に大量の迫撃砲を配備している。 射程距離 砲口初速が低い上に大きく湾曲した曲射弾道をとることから、必然的に射程は短い。前各項は、ほとんどが射程を犠牲にして得られる利点である。 ただし、軍砲兵や師団砲兵などの長距離火力支援部隊は、誤射の恐れがあるため、友軍に近接した目標を砲撃できない。そのため、大隊や中隊に配備された迫撃砲が砲兵のカバーできない範囲の近接火力支援を行う。つまり、任務が異なるため、短い射程が一概に短所とは言えない。 なお、近年ではロケット・アシスト弾(RAP)の登場によって射程の延伸が可能となっている。 命中精度 安定翼を使う砲弾は横風の影響を受け易く、砲弾が弾道の頂点に達した後の自由落下部が長いため、同じ射距離であれば他の火砲と比べ命中率が低い。CEP(半数必中界)を比較すると、例えば155mm榴弾砲のCEPは射程20kmの場合300mであり、一方、120mm迫撃砲のCEPは射程7kmでも636mと大きく劣る。ただし、命中精度は距離に反比例して向上し、81mm迫撃砲のCEPは射程2kmの場合75mのため近接支援火器として十分に使用可能である。[疑問点 – ノート] この命中精度の低さと1発あたりの炸薬量の多さが相まった結果として、火力支援時の近迫距離(弾着点をどこまで味方地上部隊に近づけられるか)が榴弾砲よりも長くなることもある。 近迫距離と負傷公算の関係使用砲負傷公算が10%となる近迫距離 [m]負傷公算が0.1%となる近迫距離 [m]1/3射程2/3射程最大射程1/3射程2/3射程最大射程M224 60mm 迫撃砲 60 65 65 100 150 175 M252 81mm 迫撃砲 75 80 80 165 185 230 M120/121 120mm 迫撃砲 100 100 100 150 300 400 M102/M119 105mm榴弾砲 85 85 90 175 200 275 M109/M198 155mm榴弾砲 100 100 125 200 280 450 155mmDPICM弾 150 180 200 280 300 475 出典 - GlobalSecurity.org. “FM 3-90.2 Appendix G, Fires Integration” (英語). 2011年8月16日閲覧。 迫撃砲の主要な役割の一つが制圧射撃であり、たとえ直撃できなくとも目標を退避させ、戦闘行動が抑制される状態にあれば制圧目的を達したことになる。そもそも迫撃砲は対戦車砲のようなピンポイントの精密射撃ではなく面制圧を目的とした砲であり、当然、移動目標に対する攻撃は不向きである。 また、近年では、XM395(CEPはGPS/INS誘導で118m、レーザー誘導で2m以下)などの誘導砲弾が開発されており、非常に精密な射撃が可能である。また、スウェーデンのSTRIXは赤外線映像による目標識別能力をもち、移動目標であっても自己誘導で命中する高い精度を持つ。ただしこの場合、砲弾のコストは増大する。現在では安価な小型ドローン等で弾着位置を修正することで精度を向上させることが可能になった。 弾着速度 低い初速と大きく湾曲した曲射弾道をとるため、飛翔時間が長くなり、対砲迫レーダーに射撃位置を捕捉され易い。同様に、発射音や砲弾の飛翔音が聞こえてから着弾までの時間が比較的長く、目標に退避態勢をとられる可能性が高くなる(発射音を認識できるか否かは、射程や地形、天候などにもよる)。 ただし、弾着速度が遅いということは爆発時の衝撃が地面に吸収されにくくなることでもあり、爆発効果の及ぶ範囲は広くなる。口径60mmクラスの迫撃砲ですら、開闢地などの理想的な条件下であれば殺傷半径は20mに達する。 貫徹力 砲弾の運動エネルギーで目標を貫徹する砲ではないため、迫撃砲で使用する弾種には通常「徹甲弾」は用意されない。このため、厚い防御を施された掩体や装甲車両など、ハード・ターゲットの撃破には不向きである。 ただし、近年では成形炸薬弾による平射が可能なガンモーターや既存の120mm迫撃砲で使用可能な対戦車迫撃砲弾、また、軽装甲車輌なら十分に撃破可能な対装甲破片榴弾(PRAB)などが開発され、「硬目標は不得手」というかつての定義は変わりつつある。
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