コンピテンシーモデルとは? わかりやすく解説

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コンピテンシーモデル

【英】:Competency Model

 コンピテンシーの定義には幅がみられるが、包括的には「仕事上の役割や機能をうまくこなすために個人に必要とされる測定可能な知識技術能力行動及びその他の特性パターン」(アメリカ合衆国人事管理庁)と定義されている。共通しているのは、1)行動表れている、表すことができること、2)その能力特性結果成果結びつくのであることであり、我が国人事院人物試験技法研究会では、コンピテンシーを「行動表れる能力特性結果成果結びつく能力特性。」と定義し、いわば職務遂行能力捉えている。
WHOでは、WHOグローバル・コンピテンシー・モデルを作成し結果をだす仕事ができる人材育成方針明らかにしている。コア・コンピテンシー7項目(1)信頼できる効果的なコミュニケーション、2)自己認識自己管理、3)成果生み出す行動、4)変化する環境への対応、5)統合チームワーク育成、6)個人文化相違尊重奨励、7)規範設置)、マネージメント・コンピテンシー3項(1)自己裁量権をつくり労働環境活性化、2)資源効果的な利用、3)組織内・外の連携強化)、リーダーシップ・コンピテンシー3項(1)将来成功への起動、2)新制度組織的学習促進、3)WHOの位置づけ促進)の計13項目について、定義、効果的行動特性、非効果的行動特性整理している。(水嶋春朔)

参考URL:WHOホームページ
http://www.who.int/employment/competencies/WHO_com...

コンピテンシー・モデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/24 11:07 UTC 版)

コンピテンシー・モデル(Competency Model)は、特定の職務について職務分析を行ない、その職務で成功しやすい特性を探る手法で、モデル化することで、人材の発見や選抜、評価、育成、解雇などに役立てることができる。

日本では、マーサー、永井隆雄のほか、太田隆次がモデル化したものが有名で、マーサー方式はかなり普及している。永井隆雄のものはネット上で公開されていたが、詳細は『コンピテンシー活用便覧』に示されている。太田隆次のものは『コンピテンシー実務ハンドブック』がある。永井版コンピテンシーは、オンラインで無償で入手できたので、ファイザーを始め、多くの企業がコンピテンシーモデル作成の参照にされたが、現在はサイトが削除されている。



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