ちょぼくれ
ちょぼくれ
ちょんがれ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/23 19:41 UTC 版)
ちょんがれは、ちょぼくれとも呼ばれる門付芸である。詞章の頭に「ちょんがれちょぼくれ」と連続する部分があり、主に上方では「ちょんがれ」と、江戸・東京では「ちょぼくれ」と呼ばれた。しばしば阿呆陀羅経とも極めて近い芸能とされる。同じ祭文系の芸能は概ねレコード吹き込みがされているが、この芸能は吹き込みされておらず音源はない[1]。従って、歌唱法や踊りの有無など芸態の中心部分は不明である。
- ^ 地方に伝播した能登地方の「チョンガリ」は音源がある。
- ^ 「ちょんがれ」と「ちょぼくれ」に違いがあると睨んでいる説もある
- ^ a b c 小山一成「ちょぼくれ・ちょんがれ」『立正大学人文科学研究所年報』、立正大学、17_a-10_a頁、1994年。ISSN 03899535 。
- ^ 中村1983。p.273
- ^ a b 小林直弥「"ちょぼくれ"の研究 : 日本の芸能・舞踊作品に与えた影響」issn=03855910
- ^ a b 郡司(1953)pp.208-209
- ^ 山路(1988)pp.139-140
- ^ (宝暦9年、江戸中村座の春狂言『初買和田酒盛』で市川八百蔵が大当たりをとったが)速口祭文が又ちょぼくれと称されたことは注目すべき一事である(後略)中村1983p.275
- ^ 江戸から東京へ7巻p.72-73
- ^ a b 吉川(1990)p.44
- ^ 安斎竹夫編・著『浪曲事典』p.138に「初代東家楽遊は東亭三楽門下でチョンガレをやっていた」と明記
- ^ そのなかには、浪花伊助の始めたのは「蝶浮連(ちょうかれん)」でちょんがれであるという説もある。
- ^ a b c d 五来(1995)pp.59-64
- ^ にいがた観光ナビ「ちょぼくり」
- 1 ちょんがれとは
- 2 ちょんがれの概要
- 3 参考文献
- ちょぼくれのページへのリンク