せ
1 五十音図サ行の第4音。歯茎の無声摩擦子音[s]と母音[e]とから成る音節。[se]
2 平仮名「せ」は「世」の行書体から。片仮名「セ」も「世」の行書体からの変形。
[補説] 「せ」は古く[tse](あるいは[ʃe][tʃe])であったかともいわれる。室町時代末には[ʃe]であったが、東国語では[se]と発音され、近世以降次第に[se]と発音されるようになった。
セ
せ【世】
せ【▽兄/▽夫/背】
読み方:せ
1 女が男を親しんでいう語。主として夫・恋人をさす。⇔妹(いも)。
「信濃道(しなぬぢ)は今の墾(は)り道刈りばねに足踏ましむな沓(くつ)はけ我が—」〈万・三三九九〉
2 女の側から兄または弟をよぶ語。⇔妹。
せ【施】
読み方:せ
⇒し
せ【施】
せ【瀬】
読み方:せ
1 川などの流れが浅く歩いて渡れる所。浅瀬。「—を渡る」⇔淵(ふち)。
2 川の流れの急な所。また、海水の流れ。潮流。「—を下る」「潮—」
3 物事に出あうとき。機会。「身をすててこそ浮かぶ—もあれ」「逢(お)う—」
5 そのような点。ふし。
「かへりて面だたしげなるを、うれしき—もまじりて、大臣(おとど)は御涙のいとまなし」〈源・葵〉
6 場所。ところ。
せ【▽狭】
せ【▽畝】
せ【石=花/石=蜐】
せ【背/▽脊】
読み方:せ
1 動物の胸腹部の反対側で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背中。「—に負う」「—を流す」「敵に—を見せる」
3 物の、盛り上がって連なっている部分。「山の—」「鞍の—」
せ【▽諾】
【~せ】 せ
せ(やなし)、それ(とちがう)
瀬
姓 | 読み方 |
---|---|
瀬 | せ |
せ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:09 UTC 版)
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( |
平仮名 | |
---|---|
文字 |
せ
|
字源 | 世の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-27 |
Unicode | U+305B |
片仮名 | |
文字 |
セ
|
字源 | 世の部分 |
JIS X 0213 | 1-5-27 |
Unicode | U+30BB |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | SE |
訓令式 | SE |
JIS X 4063 | se |
アイヌ語 | SE |
発音 | |
IPA | se̞ |
種別 | |
音 | 清音 |
かな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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五十音と撥音
濁点つき
半濁点つき
|
せ、セは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第3行第4段(さ行え段)に位置する。清音の他、濁音(ぜ、ゼ)、半濁音(せ゚、セ゚)を持つ。
概要
現代標準語の音韻: 1子音と1母音「え」から成る音。子音は、次の通り。
- 清音 「せ」: 舌の先を上歯茎に近づけて、隙間から息を摩擦させて通すときに出る音(歯茎摩擦音)。無声。
- 濁音 「ぜ」: 舌の先を上歯茎に近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声音(歯茎摩擦音)。または、いったん舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声音(歯茎破擦音)、すなわち「つ」の子音の有声音である。それら二つの「ぜ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。
- 五十音順: 第14位。
- いろは順: 第46位。「も」の次。「す」の前。
- 平仮名「せ」の字形: 「世」の草体
- 片仮名「セ」の字形: 「世」の草体、または「世」の異体の部分
- ローマ字
- 点字:
- 通話表: 「世界のセ」
- モールス信号: ・---・
- 手旗信号:9→7
音韻史
16世紀に訪れたキリスト教宣教師たちが記録した資料によると、「せ」「ぜ」は「xe」「je」と表記されており、現在の「シェ」「ジェ」に相当する音であったことが知られている。ジョアン・ロドリゲスが編纂した『日本大文典(Arte da lingoa de Iapam)』(1604年 - 08年、長崎)には関東方言について以下のように記述している。
xe(シェ) の音節はささやくように se(セ) または ce(セ) に発音される。例えば Xecai(世界、シェカイ) の代りに Cecai(セカイ) と言い、Saxeraruru(サシェラルル) の代りに Saseraruru(サセラルル) と言う。この発音をするので、関東のものは甚だ有名である。
このことから現在の発音が当時は関東の方言音であったことが分かる。現在でも東北地方の一部や西日本の方言に「シェ」「ジェ」の発音が残っている。
せ に関わる諸事項
関連項目
せ
瀨
瀬
灘
畆
畒
畝
畝 |
畞
背
背 |
脊
「せ」の例文・使い方・用例・文例
- 駅近くの本屋で彼女と待ち合わせた
- フォード車を買う余裕はありません
- できれば会議に参加してもらえませんか
- すみません,今は手元にお金がありません
- とりわけ経済を向上させなければならない
- その知らせはたちまち広まった
- 雨が降らなかったせいで草木が枯れてしまった
- この贈り物は受け取れません
- 生まれ合わせで
- 私のせいで時間を無駄にしないでください
- 彼に電子メールを受け取ったと知らせましたか
- 彼は私に計画の変更を知らせてきた
- 新入部員にクラブの規則をよくわからせる
- 特別法を通過成立させる
- 「昨日は授業で何をしましたか」「実は,授業には行きませんでした」
- 彼は自分の生き方を会社に合わせることができなかった
- バターと砂糖を混ぜ合わせそれから卵を加えなさい
- その知らせで彼の不安が増した
- 彼は英語のほかにフランス語も話せる
- 太陽のせいで頭がボーッとした
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