計画作戦戦争とは? わかりやすく解説

計画・作戦・戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 09:56 UTC 版)

「宇宙戦艦ヤマト2199」記事における「計画・作戦・戦争」の解説

ヤマト計画ヤマトけいかくヤマト航海主目的となる、イスカンダル存在する汚染浄化システム「コスモリバースシステム」を受け取り地球環境回復させるという計画国連主導計画であるが、各ブロック寸断されているため、実質上は極東管区日本に相当)が主導している。ヤマト発進に際しては、世界各地からエネルギー送られた。 また、地球遣わされユリーシャならびに本来ならばサーシャも)を故郷イスカンダル送り届ける目的含まれるイズモ計画イズモけいかく旧作でもヤマトは元々限られた人類脱出させる計画のための船であったことが語られるが、本作では具体的な名前が設定されている。 ヤマト計画前身となる地球脱出計画当初ごく一部人類のみを脱出させて、世代継ぎながら長期間にわたり当てもない航海を行う計画だったが、2198年来訪したイスカンダル使者もたらした情報技術供与により本計画破棄されヤマト計画転換された。 しかし、内心では未だにイズモ計画捨て切れていない者が存在するイスカンダルからの技術供与によりワープ可能になったことで、移住可能な惑星発見した後、その情報持って地球帰還し、より多く人類移住を行うことが可能になったと考え、それを画策する芹沢新見内密に指示与える。イズモ計画派の反乱イズモけいかくはのはんらん)※ ヤマトがビーメラ4に立ち寄った際に、主犯格の伊東新見筆頭に、保安部始めとするイズモ計画派の面々により勃発した反乱。 彼らは艦長沖田病床伏した状況乗じ航海長の島を味方につけ、副長真田監禁したうえで、「艦長副長許可得た」と偽りヤマト計画打ち切り宣言して「ビーメラ4の情報持って地球帰還するイズモ計画への移行企てた。 しかし実際には、島は藤堂長官密命受けてイズモ計画派を内偵していた星名と通じており、帰還段階反抗。これに対して伊東新見の間に対立生じ伊東は島だけではなく新見まで射殺しようとするが星名に阻止される。さらにその混乱した状況下に沖田病床から復帰事態沖田一喝一気終息した。 反乱参加者営倉拘束され多くの者は、七色星団海戦において営倉被弾した際に死亡した第21話において推測されている。なお、新見七色星団海戦において特殊削岩弾の除去作業携わって難を逃れ、この功績能力鑑み情状酌量により許され軍務復帰したまた、営倉破壊された中で九死に一生得た伊東シーガルに潜み脱出機会うかがった。後に古代がこのシーガル惑星レプタボーダ探査出たところで機を奪って脱走企てるトラブル不時着、レプタボーダで発生した反乱巻き込まれ伊東死亡行方不明となった内惑星戦争ないわくせいせんそう地球火星の人類同士による戦争第二次内惑星戦争は、ガミラス戦役以前2180年頃に勃発している。物量で勝る地球軍対し火星軍隕石用いた奇襲攻撃によって短期決戦図ったが、艦隊戦力の差を埋められずに主要コロニー無差別攻撃晒されたため、無条件降伏余儀なくされた。戦後マーズノイド地球へ強制移住させられている。 なお、村雨型宇宙巡洋艦は、この戦争下における増産計画によって量産化進められ多数同型艦建造された。また、地球地下都市は、この戦争時に造られ地下シェルター改造したのである。 力号作戦(力ごうさくせん第一次火星海戦2193年頃、火星宙域まで侵攻してきたガミラス艦隊との間に勃発した海戦劇中では全く語られず、詳細不明資料によると、地球側物量をもって押し返そうとするも、逆に大打撃を蒙り惨敗したとされる。この海戦における生き残りキリシマ1隻のみとなっている。また、キリシマ同型艦であるコンゴウハルナはこの海戦撃沈された。 力2号作戦(力にごうさくせん第二次火星海戦2193年地球唯一勝利」した戦いガミラス艦隊による地球へ直接攻撃を防ぐために火星絶対防衛線として行われかろうじて侵攻阻止した。この海戦での「勝利」が、当時司令官務めていた沖田を「英雄」と賞賛させる由縁となる。沖田息子山本明生はこの海戦戦死した。 この作戦以後ガミラス地球へ攻撃遊星爆弾によるロングレンジ爆撃に絞ることとなる。 メ号作戦(メごうさくせん2199年1月17日起こった冥王星海戦名目上地球最後艦隊による最終決戦であるが、その真の目的アマテラス下記)を無事に太陽系迎え入れることにあり、決戦陽動である。機密事項であるため、一部人物以外には陽動であることが知らされていなかった。旗艦キリシマ除き全艦が撃沈されたが、陽動には成功する。 なお、作戦中の符牒には日本神話の『岩戸隠れ伝説由来する名称語句使用されている。アマテラス イスカンダルからの2人目の使者であるサーシャならびに搭乗宇宙船対し地球側付けたコードネーム由来日本神話登場する天照大神。『岩戸隠れ伝説では、天照大神天岩戸隠れたために世界真っ暗になったとされるウズメ サーシャによって届けられる波動コア回収要員コードネームの由来は、『岩戸隠れ伝説において、天照大神天岩戸から誘い出すために踊ったアメノウズメ天宇受賣命)。 アマノイワトヒラク天岩戸開く) アマテラスサーシャ)の太陽系到来司令部知らせるに際し戦艦キリシマ沖田用いた符牒。『岩戸隠れ伝説では、天岩戸開けられ天照大神が外へ出たことによって世界が再び明るくなったとされる。 メ2号作戦(メにごうさくせんヤマトによる冥王星基地破壊目的とした作戦実施可否ヤマト委ねられていた。作戦内容は、ヤマト敵艦隊を引きつけている間に別行動をとる航空隊敵基地発見し攻撃するというものであった反射衛星砲による想定外攻撃により、当初作戦とは大きく異なる形を取ることになったが、最終的に敵基地殲滅成功し地球へ遊星爆弾攻撃根絶させた。 小説版では航空隊編成異なり古代山本第二航空隊アルファチーム加藤以下の第一航空隊ブラボーチームとなっており、反射衛星砲台の発見報告本編ではアルファ2の山本であったが、小説版ではアルファ5沢村が行っている。 ヤマト捕獲作戦ヤマトかくさくせん)※ ミレーネル・リンケの能力使ってヤマト乗組員幻惑しガミラス支配域にワープアウトさせて艦体を捕獲することを目的として、ミーゼラ・セレステラの指揮下に実施された。バラン星アケーリアス遺跡存在する装置用いて媒介となる粒子散布した宙域進入してきたヤマト艦内思念体送り込み乗員全員幻惑して艦の制御を奪うことに成功した。 しかし、偶然、哨戒任務出ていた古代活躍百合亜に憑依したユリーシャ助力により作戦失敗リンケ思念体波動エンジン内に閉じ込められ再起動したエンジン莫大なエネルギー浴びて消滅した結果思念体失ったリンケ肉体装置の中で死亡したヤマト捕獲には失敗したが、ガミラス側はヤマト構造の詳細データと、イスカンダル人ユリーシャ)が乗り込んでいる事実を知ることになったデスラー暗殺未遂事件デスラーあんさつみすいじけん)※ ガミラスのヘルム・ゼーリック国家元帥によって引き起こされクーデター未遂事件貴族階級出身喫水純血主義者であるゼーリックは、異民族平民であっても実力ある者は高い地位取り立てるというデスラー政策かねてから強い不満を抱いており、密かにデスラー暗殺し帝国実権握り貴族社会復権させよう目論んでいた。 ヤマト出現以降ドメルやセレステラがヤマト討伐赴いたのを好機捉え秘密裏バラン視察に向ったデスラー座乗艦デウスーラI世」の機関細工施して爆沈させ、デスラー暗殺。その罪をドメルディッツ着せ更迭すると、観艦式名目バラン星1万隻に及ぶガミラス艦隊を集結させ、式の演説デスラーの死を公表し、それを秘匿する中央政府打倒呼びかけた。 しかし、秘密裏進めていた暗殺計画は、実際はセレステラによって早い段階からデスラー筒抜けの状態だった。座乗艦爆破によって死亡したデスラー影武者であり、本物密かに次元潜航艦「UX-01」に身を隠していた。 デスラー自らによって自身踊らされていたこととクーデター首謀者であることを暴露されゼーリックはなおも自らの正当性主張すべく演説続けようとしたが、真実知って激昂し部下ゲールによって射殺されクーデター未遂終わった。しかし、この間後述バラン突破作戦敢行したヤマトによってワープネットワークのハブステーションであるバラン星破壊されガミラス基幹艦隊バラン宙域置き去りにされたことが、ドメルの死とデスラー政権崩壊遠因になるという皮肉な結果を残すこととなったバラン星突破作戦バランせいとっぱさくせんシステム衛星入手した情報基づいてガミラス管理する亜空間ネットワーク使用して長距離一挙に跳躍し航海日数短縮することを目的とする。事前に亜空間ゲート使用可否バラン星宙域情勢把握する為に篠原強行偵察実施し得られ情報元に作戦立案された。ビーメラのゲートからバラン星銀河方面側のゲート抜けてバラン星宙域出た後、そのままガミラス艦隊の中央突破しバラン星挟んで反対側に位置するマゼラン側のゲート突入して大マゼラン銀河近傍ゲートに出るというものであるバラン宙域終結していた1万隻を超えるガミラス艦隊は、密集体形とっていところにヤマト奇襲受けたため、大混乱陥るガミラス側の力押しヤマトバラン星雲海に沈むものの、これは偽装沈没であり、そのままバラン星内部突っ切ってマゼラン側へ浮上するマゼランゲートを背にして波動砲発射したヤマトは、バラン星中心部エネルギープラント破壊する同時に発射反動利用してマゼランゲート飛び込んだエネルギープラント破壊によって、マゼランゲート使用不能となり、観艦式集められていた基幹艦隊ゲール発した咄嗟撤退命令により全滅免れたが、それでも大打撃被った上にガミラス本星への帰還通常のジャンプ航法余儀なくされ、ヤマト追撃はおろかガミラス本星防衛ままならない状態に陥ったソードスリー バラン偵察任務時に篠原使用したコールサイン。元々は343航空団第4偵察飛行所属山本明生が使用していたコールサインであり、訓練生時代に飛ぶ姿を見た篠原はその美しさ憧れていた。 なお、篠原はそのパイロットが誰であったかを知らず偵察から帰還してから、それが明生であったことを妹の玲から教えられた。 七色星団海戦なないろせいだんかいせん七色星団におけるヤマトドメル機動部隊決戦旧作ではドメルが場所を選定した上で挑戦状出し沖田がこれに応えて生起したが、本作では双方相手行動予測した上で最終的に七色星団会敵する。 旧作ドメル艦隊は「宇宙最強」と謳われた精鋭艦隊とされていたが、本作ドメル機動部隊は、本星にある艦隊戦力のほとんどを親衛隊抑えられた中で掻き集められた、旧式艦数隻と老兵新兵寄せ集め戦力であり、ヤマト相手見劣りする戦力設定されている。 ほぼ旧作同様の展開と結末だが、旧作では4隻の空母連鎖的誘爆して一気轟沈したのに対し本作では事前航空戦で1隻が、2隻が誘爆沈み、残る1隻はヤマト砲撃によって沈められ、さらにドメル旗艦ヤマト砲撃によって沈められている。また、海戦最中ヤマト潜入したガミラス特務小隊によって、森雪拉致されるという新たなエピソード追加されている。ユリーシャ救出作戦ユリーシャきゅうしゅつさくせん)※ 七色星団海戦において、ヤマト撃破並行して行われた作戦先のヤマト捕獲作戦通してヤマトユリーシャ乗艦していることを知ったデスラーが、大統合の旗印とすべくユリーシャを「救出」(ヤマト側から見ると「拉致」及び「誘拐」)するようにドメル指示して実施され作戦である。 地球人大差ない容姿を持つザルツからなる442特務小隊ヤマトクルー変装して艦内潜入しヤマト艦内にいると推測されるユリーシャ連れ出すべく準備して、UX-01搭載FS型宙雷艇乗り込んでヤマト近辺に潜み機会待った七色星団海戦冒頭第二次攻撃隊がヤマトレーダー破壊し監視疎かになったところを見計らい、宙雷艇ヤマト舷側取り付いた隊員首尾よくヤマト艦内潜入するが、通りすがりの星名に見慣れない顔を見咎められた際に発砲して潜入発覚する。しかし直後保護対象の「ユリーシャ」を発見し、その身柄確保することに成功する古代指揮するヤマト保安部との銃撃戦の末、ただ1人生き残ったオシェットは、仲間命がけで「救出」した「ユリーシャ」を連れて脱出成功するが、その「ユリーシャ」は実は容姿瓜二つ森雪であった大統合(だいとうごう) デスラー若き日より実現しようとしているガミラスイスカンダル大統合。「古き都であるバレラスを帝国臣民とともに破壊し、その尊き犠牲をもってガミラス古き衣を脱ぎ捨てる」と称しその後第二バレラスイスカンダル降り立たせ、新たなるガミラス帝都、そしてガミラスイスカンダルを繋ぐ架け橋にしようとしたヤマトがバレラスの総統府突入した後、第二バレラス633工区分離落下させ、ヤマトごとバレラスを破壊しようとする。633工区ヤマト波動砲破壊された後は、デスラー砲でバレラスを破壊しようとするが、とオシェットの手によって第二バレラス波動コア暴走デスラー砲発射阻止され第二バレラス爆発した第二バレラス周辺展開していた航宙親衛艦隊壊滅その結果デスラー切り捨てられヤマト救われた形となったヒスガミラス人は、当然デスラー敵意を抱くとともにヤマト好意を抱くようになり、地球対す戦意捨てた

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