バラン星
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銀河系と大マゼラン星雲のちょうど中間に位置する惑星。ガミラスの基地が存在する。主星を持たない暗黒の星だが、ガミラスによって打ち上げられた人工太陽が惑星の周囲を周っている。
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バラン星
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「宇宙戦艦ヤマトシリーズの天体」の記事における「バラン星」の解説
『宇宙戦艦ヤマト』 第15話から登場する。銀河系とマゼラン星雲のほぼ中間に位置する暗黒の浮遊惑星。恒星および衛星は存在しない。赤道付近にガミラス軍の太陽系侵攻の重要拠点となる「銀河方面軍前線基地」が存在する。 第17話の劇中ナレーションによると、直径は地球の約20倍だが、自転の速度が早いために赤道付近の重力は軽く、人間型生物の生存が可能である。火山活動があり、地熱を利用する生物が存在する。また、ガミラスによってバラン星を周回する「人工太陽」が設置されている。 原住生物として「バラノドン」が登場している。赤色の大きな鱗がある、カメとカブトガニを掛け合わせたような姿をしており、バラン星に自然の太陽が存在しないため、目は退化している。宇宙空間の活動も可能である。性質はおとなしいが、第17話でゲールによって対ヤマト用の生物兵器として、大量の個体で隊形を組む調教をされる。また、第20話でドメルはバラノドンを虐殺する現場をヤマト乗組員に見せることにより正義感を煽り、バラン星基地攻撃に仕向ける。同話でのバラン星基地崩壊後、1匹が研究資料用としてヤマトへ持ち帰られる。 名前の由来は不明だがフランス東部、ドイツとの国境に接するバ・ラン(Bas-Rhin)県(県庁所在地はストラスブール)が考えられる。この地は大戦によって繰り返しフランス領からドイツ領に併合された歴史があるため大マゼランまでの中間地点と言うヤマトの世界観とも合致する。 『宇宙戦艦ヤマト2199』 第10話から登場する。旧作と同様主星を持たない自由浮遊惑星だが、旧作と異なりガス惑星であり、高速自転による遠心力のために形状が極端に扁平な回転楕円体となっている。太古にアケーリアス文明が褐色矮星の中心部にゲートシステム用の巨大なエネルギープラントを設置するなどの改造を施してできた天体であり、アケーリアスが張り巡らせた超空間ネットワーク網の中心となっている。 惑星中心部に存在するエネルギープラントは、バラン星の核とも言える存在で、亜空間ゲートおよび超空間ネットワーク網の制御とエネルギー供給を担っている。バラン星周囲にかかっている環のように見える人工のエネルギー収束リングの天の川銀河側と大マゼラン側に一つずつ「亜空間ゲート」が備わっている。 大気層に、二枚の岩盤状プラットフォームが浮遊しており、上部プラットフォームにはガミラス基地である「バラン鎮守府」が設営されており、下部プラットフォームからは棒状のアケーリアスの遺跡が下方へ伸びている。遺跡頂上部にはシステム衛星と同構造の構造物がある。 第18話において、ヤマトの波動砲によってエネルギープラントが制御不能に陥り、バラン鎮守府を巻き込んで爆発。マゼラン側亜空間ゲートも崩壊し、天の川銀河側も損傷は免れたものの、エネルギー供給の停止で通常通りの作動ができなくなった。このため、折からの観艦式で集結したガミラス基幹艦隊は、ガミラス本星への迅速な帰還が不可能となり、ガミラス側は本土防衛もままならない状態に陥る。エネルギープラント崩壊の後、重力バランスの変動に耐え切れず、第25話で再登場した際には旧作に酷似した姿に成り果てている。
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