ドメラーズ3世
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「ガミラス帝国の戦闘艦」の記事における「ドメラーズ3世」の解説
『ヤマト』に登場。 正式名称は「改ガミラス一等宇宙戦闘艦」。ガミラス帝国銀河系方面作戦司令長官ドメルがバラン星着任時に運用したドメル艦隊の旗艦。戦闘空母と並ぶガミラス最新鋭艦艇である。 艦のサイズはガミラス艦艇の中で最大。全長は、ヤマトの1.6倍程度はあるが、詳細な設定はされていない。艦型は、全体が扁平気味のフォルムで、両舷にインテーク状の構造物を持っており、『宇宙戦艦ヤマト』第15話で同時に初登場した新型駆逐艦と共通したスタイルである。司令塔には複数の艦橋を持ち、ドメルとゲールが指揮を執る艦橋は最上部にある。この艦橋内にはガミラス特有の丸型のモニターが至る所に付いており、床には透明なドーム型の機材も設置されている。舷には収納式のタラップ(エアステア)があり、ここから艦内へと出入りする。 艦体色は紫を基調とし、前部砲塔部分および両舷の楕円形のふくらみは赤、司令塔両側面にある楕円形のふくらみとインテーク構造物の前縁は白としている。艦内部は赤紫を基調としている。これらの配色は、緑を基本色としている他のガミラス艦には見られないものである。 武装は、無砲身三連装砲塔を、艦の前甲板に3基、艦橋を挟んだ後部甲板に3基、合計6基を背負式に配置している。さらに艦尾両舷の上下面には、やや小型の無砲身三連装砲塔が各1基ずつ、計4基ある。 小型のメインエンジンを、艦尾両舷の上下面に各2基ずつ、計8基配置している[要出典]。異次元空洞での航行能力がある。 劇中では第15話で、バラン星に着任時のドメル艦隊の旗艦として大艦隊を率いて登場。その後、3000隻もの艦艇を率いて大演習に赴く際、偶然にも演習空域の異次元空洞に迷い込んだヤマトを発見して攻撃するが、あと一歩のところで取り逃がす。 第20話では、ヤマト討伐作戦のためにドメルとゲールを乗せて、他の艦とともにバラン星を脱出後、ヤマトをバラン星基地ごと潰すべく、本艦から人工太陽の操作を行う。しかしゲールは、バラン星基地を犠牲にしてヤマトを討つ作戦に反感を抱いてデスラー総統へ密告。デスラーは、ドメルへ直々に連絡を入れて作戦中止を言い渡した。更にはヤマトに人工太陽を撃破され、その爆発の破片でバラン星基地まで失われた。以降は登場しない。
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