ガミラス軍艦艇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 09:56 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマト2199」の記事における「ガミラス軍艦艇」の解説
鉤括弧内の艦種は地球側による識別で、ガミラス側とは一部異なっている。識別の基準はヤマト竣工前後で変化していると設定されているが、それに関して劇中での描写はなく、資料上でも明記されているのはメルトリア級のみである。 特一等航宙戦闘艦 デウスーラII世 旧デスラー艦。全長638m。艦長はハルツ・レクター大佐。 旧作のデスラー艦より大型で艦幅の広い形状をもつ外殻ユニットに、管制ユニットであるコアシップを接続した艦。艦首にデスラー砲を装備しているほか、艦体上面にガミロイドを発進させる開口部を持つ。 通常時は第二バレラス中央区画の一部として特殊砲架に接続されている。独立戦闘指揮艦(デウスーラII世・コアシップ) デウスーラII世の管制ユニット。全長252m。 総統府内部に格納されていたが、第23話においてヤマトが総統府に突入した際、帝都と部下を見捨てて脱出した。 ゼルグート級一等航宙戦闘艦(超弩級一等航宙戦闘艦) 旧ドメラーズ3世を元とした戦艦。全長730m。「超弩級戦艦」。 大艦巨砲主義を好むヘルム・ゼーリック国家元帥の主導で建造された最新鋭重装甲艦であり、3隻の同型艦が存在する。ゼルグートII世 1番艦で、赤色基調のゼーリックの専用艦。艦長はバシブ・バンデベル准将。 バラン星での観艦式において本艦の艦橋でゼーリックが演説し、ゲールに殺害された。 デウスーラI世 2番艦で、青色基調のデスラー総統座乗艦。 バラン視察に赴く際、ゼーリックの策謀により爆沈した。 ドメラーズIII世 旧ドメラーズ3世。3番艦で、灰色基調のドメルの専用艦。艦長はヴェム・ハイデルン大佐。 銀河方面軍艦隊の旗艦で、後に七色星団海戦におけるドメル機動部隊の旗艦となる。「III世」の艦名は過去のドメルの乗艦に付けられた名称を3代まで引き継いだためである。七色星団海戦でヤマトとの接戦の末撃沈された。独立戦闘指揮艦(ドメラーズIII世艦橋部) 旧作におけるドメラーズ2世。全77.5m、全幅64.4m。 ドメラーズIII世の艦橋部が分離独立した艦。七色星団海戦に際して物質転送機が新たに装備される。 ハイゼラード級航宙戦艦 本作新規設定の航宙戦艦。全長392m。 ガイデロール級の後継艦で、火力や機関系統などが強化されている。シャングリ・ラー 淡いパープルカラー基調のセレステラ専用艦。情報省直轄の女性士官・兵士だけで運用されている。 キルメナイム 青色基調のギムレー専用艦で、デスラー親衛隊が独自に保有している航宙艦隊「航宙親衛艦隊」旗艦。艦長はドーラ・ネルゲ大佐。 本艦のみならず、航宙親衛艦隊は思想・能力ともに優れた人材から選び生成したクローン士官・兵士だけで運用されている。第二バレラスの爆発に巻き込まれ爆沈した。 ガイデロール級航宙戦艦 旧シュルツ艦。二等航宙戦闘艦。全長350m、全幅42m、全高70m。「超弩級戦艦」。 多数の魚雷発射管とビーム砲塔を備え、高い攻撃力を具えるのと同時に、艦橋周囲に近接防御火器を多数配置して艦橋の防御力を高めている。シュバリエル ヴァルケ・シュルツの乗艦で、冥王星前線基地艦隊旗艦。グリーゼ581のフレアに巻かれ爆沈する。 ゲルガメッシュ ゲールの乗艦で、ゲール直衛艦隊の旗艦。麾下の艦隊とともに迷彩塗装となっている。UX-01の雷撃を受け撃沈された。 メルトリア級航宙巡洋戦艦 本作で新たに設定されたガミラス軍の航宙巡洋戦艦。二等航宙装甲艦。全長283m。「巡洋戦艦」。EX178 銀河方面軍所属艦。艦長はヴァルス・ラング中佐。「EX178」は艦名ではなく艦体ナンバー。 二等ガミラス人で運用されている艦で、艦長以下乗組員の多くはザルツ人である。次元断層に嵌り、同じく嵌ってきたヤマトと一時休戦し、協力して次元断層を脱出。その後ヤマトと戦闘に臨もうとするが、駆けつけたゲール艦隊の無差別攻撃を受け爆沈した。 デストリア級航宙重巡洋艦 旧駆逐型デストロイヤー艦。二等航宙装甲艦。全長270m、全幅63m、全高68m。「戦艦」。 ビーム艦砲を主体とした打撃力を誇る、ガミラスの主力艦艇。 ケルカピア級航宙高速巡洋艦 旧高速巡洋型クルーザー。二等航宙装甲艦。全長240m、全幅47m、全高50m。「巡洋艦」。 星間通商破壊を目的に建造された、高速軽巡洋艦。 クリピテラ級航宙駆逐艦 旧駆逐型ミサイル艦。二等航宙装甲艦。全長160m、全幅37m、全高37m。「駆逐艦」。 高い機動力を有する雷撃戦主体の艦艇。ガミラス艦の中で最も建造数が多い。 ポルメリア級強襲航宙母艦 旧高速空母。全長383.8m、全幅291.3m、全高50m。「空母」。 ガミラスの中でも珍しい円盤型の空母。艦底部にビーム砲が追加されている。 ガイペロン級多層式航宙母艦 旧三段空母。全長410m。「空母」。 ガミラスの中ではかなり古い艦級。七色星団海戦にて艦体色だけでなく細部の形状も異なる3隻の同型艦が登場した。なお、バラン星における観艦式にも緑の艦体色に塗られたランベアと同形状の艦が数隻登場している。バルグレイ(第一空母) 旧第1空母。艦体色は緑。 七色星団海戦におけるドメル機動部隊の一隻。艦長はモルド・ヴォッグ大佐。デバッケ隊隊長はライル・ゲットー少佐。艦載機は空間艦上戦闘機DWG109 デバッケ。 ガイペロン級の後期仕様で、3隻の中では最新型。アングルド・デッキに加え、索敵装置設置のために、各飛行甲板の前端形状が山形に改修されている。 単独行動をとっていたが、コスモファルコンに発見され、攻撃を受け爆沈。ドメル機動部隊最初の戦没艦となった。 ランベア(第二空母) 旧第2空母。艦体色は薄紫。 七色星団海戦におけるドメル機動部隊の一隻。艦長はルタン・ベスター大佐。スヌーカ隊隊長はフォムト・バーガー少佐。艦載機は空間艦上攻撃機DMB87 スヌーカ。 シュデルグより後に建造された艦で、アングルド・デッキを持つ。 ヤマトからの砲撃で中破し、艦載機を落下させながら自らも雲海に沈没した。 シュデルグ(第三空母) 旧第3空母。艦体色は青。 七色星団海戦におけるドメル機動部隊の一隻。艦長はボラン・リッター大佐。ドルシーラ隊隊長はカリス・クライツェ少佐。艦載機は空間雷撃機FWG97 ドルシーラ。 ガイペロン級の中で最初に進宙した艦であり、以後建造された姉妹艦と異なりアングルド・デッキを持たない。 ダロルド爆沈の際の爆炎を避けきれず、巻き添えを喰う形で轟沈した。 ゲルバデス級航宙戦闘母艦 旧戦闘空母。全長390m、全幅67m。 単艦での長期運用に対応するため、戦艦と空母の両方の能力を併せ持つ設計を為された艦級で、甲板が回転し三連装砲塔などが多数出現する。ダロルド 七色星団海戦におけるドメル機動部隊の一隻。艦長はドーラ・バレク大佐。ガルント爆撃指揮官はヴァンス・バーレン大尉。艦載機は空間重爆撃機DBG88 ガルント。 ゲルバデス級の試作1号艦で試験用の赤い艦体色に塗られているため、兵士からは<赤い火竜>と呼ばれる。 ヤマトの砲撃による艦の至近での特殊削岩弾の爆発に誘爆し、爆沈。 次元潜航艦 UX-01 『宇宙戦艦ヤマトIII』における次元潜航艇。全長144m。「潜宙艦」。 艦長はヴォルフ・フラーケン中佐、副長はゴル・ハイニ大尉。 劇中にはUX-01一隻のみが「総統直轄の特務艦」という特別扱いで登場する。次元潜航をおこなうための亜空間推進機関「ゲシュ=ヴァール機関」を搭載する。 デラメヤ級強襲揚陸艦 太陽系第6惑星ゼダン(土星)宙域に配備されていた揚陸艦。全長92.3m、全幅38.0m、全高24.6m。 FS型宙雷艇 本作で新たに設定されたガミラス軍の宇宙艇。全長33m。 機動部隊に随伴し、重攻撃機並みの機動力と搭載した空間航跡減衰装置を活かし、護衛、通商破壊、警備任務、隠密作戦等を行う。七色星団海戦ではUX-01と共に作戦を行ったほか、第25話でセレステラのガミラス脱出時にも使用されている。 輸送艦 主に親衛隊が、反政府分子と見なして捕えた人々を護送するために運用している大型船。 護送艇 偵察や輸送などに使用される汎用VTOL機。
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