特一等航宙戦闘艦 デウスーラII世
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『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する宇宙戦闘艦。デザイン担当は石津泰志。 ゼルグート級戦闘艦「デウスーラI世」の後継艦で、ヤマトの2倍弱の全長を持つ大型艦。デザインは本作オリジナルで、艦首砲口の左右にガミラス艦特有の「目玉」を備えた盾のような構造物が存在し、また艦体左右両舷は翼のように広げられた形状をしている。 艦首にデスラー砲(正式名称:ゲシュ=ダールバム)を装備するほか、330ミリ三連装陽電子カノン砲塔と330ミリ三連装陽電子ビーム砲塔を6基ずつ、さらにそれらより大口径の480ミリ三連装陽電子カノン砲塔が艦橋両側に計4基、下面に2基装備している。その上、魚雷発射管を計51門装備しており、シリーズ歴代のデスラー艦の中では最も重武装である。なお、ビーム兵器は全て格納式となっている。 デスラー総統座乗艦として、第二バレラス宙軍工廠で極秘裏に建造されていた新型航宙戦闘艦で、その存在を知るのは軍需国防相のヴェルテ・タランと親衛隊のみという背景設定をもつ。先代のデウスーラI世同様艦の運用は親衛隊が担っているようで、劇中では親衛隊のハルツ・レクター大佐が艦長を務める。 第二バレラスに設置されており、都市に設営された次元波動兵器(デスラー砲)の射撃中枢を兼ねている。亜光速の移動目標を精密射撃する際には、第二バレラスから分離して、デスラー砲搭載艦として運用できる。デスラー砲へのエネルギー供給は、艦が第二バレラスと接続しているときは第二バレラスの次元波動機関から受けるが、分離後は艦に搭載されている次元波動機関から受けるように切り替わる。なお、独立艦として運用するには後述のコアシップとのドッキングが必須である。 劇中では第23話でコアシップとドッキングする際に初登場。第二バレラスに繋留された状態となっており、艦体の一部しか映らず、この話の時点だと全体像は不明。森雪とノラン・オシェットの工作による第二バレラスの爆発に巻き込まれて爆沈したかに見えたが、直前にゲシュ=タム・ジャンプ(ワープ)で逃れていた。第25話で、亜空間回廊内でヤマトを待ち伏せ、ヤマトに接舷し、機械化兵(ガミロイド)で構成される機械化降下猟兵部隊を用いた白兵戦を行うが、ヤマト側のコンピュータウイルスにより部隊はコントロール不能状態に陥って全滅したため失敗する。その後デスラー総統の帰還を確認した後ヤマトから離れ、亜空間回廊内では通常のビーム兵器が無効であることからデスラー砲でヤマトを沈めようとしたが、発射直前に実体弾である三式融合弾の連射を受けて艦体を損傷。中破状態でデスラー砲を発射したことにより、波動エネルギーが内部で暴発し、爆沈する。 『2199』のメカデザインの多くは、総監督の出渕裕からある程度具体的な方向性の指示が与えられている、あるいは出渕自身がラフデザインを手掛けているが、本艦に関してはコアシップとのドッキング機能を持つという点以外の具体的なオーダーは無かったため、石津が自由にデザインしている。石津当人は本艦のデザインについて「強そうに見えること程度しか意識せずに、手の動くままに線を走らせたらこの形状になった」と述べている。大まかな形状を決めた後から最終稿に至るまでは、コアシップとのバランスなど、かなりの検証を重ねたという。
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