特に重要とされる遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:46 UTC 版)
「マヤ遺跡一覧」の記事における「特に重要とされる遺跡」の解説
以下に挙げる遺跡は、マヤ文明における各時代区分(形成期、古典期、後古典期)において、大規模かつ政治的影響が大きいもの、または考古学的に重要な発見があったものである。 名称国地方活動年代説明画像ウシュマル メキシコ ユカタン州 古典期後期 -後古典期前半 精緻な彫刻で知られるプウク様式の代表的な遺跡。魔法使いのピラミッド、尼僧院といった遺構がある。1996年、世界遺産に登録された。 カラクムル メキシコ カンペチェ州 形成期 -古典期 古典期を通じてティカルとライバル関係にあったカーン(蛇)王朝の首都。高さ45メートルのピラミッド、構造物2などがある。2002年、世界遺産に登録された。 キリグア グアテマラ イサバル県 古典期 卓越した彫刻の巨大なモニュメントで知られるモタグァ川流域の遺跡。古典期後期にコパンを破り最盛期を迎えた。1981年、世界遺産に登録された。 コパン ホンジュラス コパン県 古典期 立体的な浮き彫りを施した彫刻で知られるモタグァ川流域の大遺跡。神聖文字の階段や、王朝の歴史が刻まれた祭壇Qなどがある。1980年、世界遺産に登録された。 チチェン・イッツァ メキシコ ユカタン州 古典期後期 -後古典期前半 神秘的なセノーテやトルテカとの関連で知られる後古典期前半マヤ文明における実質的な首都。トルテカ・マヤ様式、プウク様式が混在する。1988年、世界遺産に登録された。 ティカル グアテマラ ペテン県 形成期 -古典期 カラクムルと古典期マヤの覇権を争った大国の首都。密林の中に高さ50メートル以上の神殿ピラミッドが林立する。1979年、世界遺産に登録された。 パレンケ メキシコ チアパス州 古典期 神殿ピラミッドの下部から王の墓が発見されたことで知られるウスマシンタ川下流域の遺跡。1987年、世界遺産に登録された。 ホヤ・デ・セレン エルサルバドル ラリベルタ県 古典期 エルサルバドル西部に位置する古典期マヤの集落の遺構。「中米のボンベイ」として知られ、火山灰により集落が当時のまま残されている。1993年、世界遺産に登録された。
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