特に注意すべき発音の規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/20 23:42 UTC 版)
「エルフ語」の記事における「特に注意すべき発音の規則」の解説
c は常に[k]に発音され[s]音になることはない。 ch はスコットランド語の loch 、ドイツ語の buch に同じ口蓋摩擦音の[x]。Imlach →イムラハ。 hy は hew のような音[hj]。 dh は these のth[ð]。Aredhel → アレゼル。 f は語尾では[v]音でそれ以外では[f]。 Nindalf →ニンダルヴ。 ht クウェンヤでは[çt] i はシンダール語で語頭で他の母音と用いられるとき[j]音。Iarwain →ヤールワイン。 ph は[f]音。alph →アルフ。 qu は [kw]音。 th は thank のth[θ]。 ty は tune の[tj]。 hw は white のwh[hw]。 er, ir, ur は語尾または子音の前にくる場合、英語のair[ɛə], eer[ɪə], oor[ʊə]のように発音される。Caranthir →カランシア。 yはクウェンヤでは子音、シンダール語では母音である(フランス語のu[y])。 鋭アクセント記号は長音、シンダール語では曲アクセント記号は特に長い音を示す。 子音の連続は二重の子音。ただし最近はttとssとkkは促音として、llやnnやrrは子音を二重に翻訳されている。 他はローマ字読みしても、だいたい変わりない。 トールキンのその他の言語は、以上のように読んでほとんど変わりない。ただし、 kはcと同音。単に異国語であることを示す。 曲アクセント記号は特に意味がない。このことばに対し、曲アクセント自体無意味なのか、鋭アクセント記号と何ら変わらないという意味なのか解釈の分かれるところであるが、最近は後者が正しいとされている。 ドワーフ語ではthとかkhは単独の子音を示すのではなく、それぞれt+h、k+hの音で発音された。
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