ポルメリア級強襲航宙母艦(リメイクアニメ)
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「ガミラス帝国の戦闘艦」の記事における「ポルメリア級強襲航宙母艦(リメイクアニメ)」の解説
『2199』に登場。デザイン担当は石津泰志。 全長383.8メートル・全幅291.3メートル・全高50.0メートル。細部デザインのディテールアップと変更が行われている。 衛星軌道上などで停止している時でも、艦体が常に上から見て時計回りに回転しているが、艦載機を発進させる際には停止する。推進力は4基備えた重力制御装置によって発生させているという設定になっている。また、艦底のリング状の発光部が黄色く点滅している。 艦底中央部には、主砲である大口径レーザー砲が1門あり、地上にいる目標をこれでなぎ払う。このほか、艦体上部に三連装ミサイル砲塔を備えている。ガミラス本土防衛戦で登場した航宙親衛艦隊所属の艦は、ミサイル砲塔が三連装リボルバー式対空レーザー砲塔に換装されている。 艦載機についても「戦闘攻撃機DWG229 メランカ」という種名が設定されている。搭載機数は不明だが、第23話では各発進口から5機ずつ、計20機が発艦している。 劇中での出番は旧作に比較すると大幅に増えている。旧作と同じく、第2話で偽装状態のヤマトを偵察の後、メランカによる爆撃を行う。その後、自艦も降下してレーザー砲の一撃を見舞うが、第2射直前にヤマトの主砲(三式融合弾)で撃沈される。第10話では、ゲール艦隊所属艦として1隻登場する。第15話では親衛隊に所属する青いカラーリングの艦艇が多数登場し、反乱を起こした惑星オルタリアに対し、レーザー攻撃とメランカによる爆撃を見舞わせる。第18話ではバラン星における観艦式に集まっていた艦艇が登場するが、ヤマトの波動砲によるバラン星崩壊の際の衝撃波によって多数が損害を被る。第23話では親衛隊所属艦3隻が前衛艦隊としてヤマトに攻撃を仕掛けている。 『2199』のガミラス艦艇で最初にデザインされた。担当した石津は本艦のデザインの異質さについて、「ドイツの38(t)戦車のように、元々はガミラスと全く技術体系の異なる惑星の兵器で、征服したガミラスが流用したのでは?」と考察している。 旧シリーズでの本艦は全く商品化されていなかったが、『2199』においてバンダイから「1/1000Scale ポルメリア級強襲航宙母艦」として商品化された。『2199』のプラモデルでは7番目、ガミラスに限るとガイデロール級などを差し置いて2番目とかなり早い商品化であるが、これは『2199』のメカのプラモを全て出すというバンダイ側の決意表明と語られている。さらにプレミアムバンダイ限定商品として親衛隊カラーのキットも発売している。出渕は本艦について、本作に登場させるかどうか悩んだと語っており、バンダイが発売する1/1000スケールプラモデルのシリーズにおいて、本艦がガミラス側で2番目に発売することになったことに驚いたことも語っている。
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