ゼルグート級一等航宙戦闘艦
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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の記事における「ゼルグート級一等航宙戦闘艦」の解説
ガミラスの大型戦艦。第1話で前面に板状の盾を装備した「装甲突入型」が3隻登場し、第8話で反ガミラス統治破壊解放軍所属艦が1隻登場している。
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ゼルグート級一等航宙戦闘艦(リメイクアニメ)
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「ガミラス帝国の戦闘艦」の記事における「ゼルグート級一等航宙戦闘艦(リメイクアニメ)」の解説
『2199』『星巡る方舟』『2202』『2205』に登場。デザイン担当は石津泰志。 『2199』では、3隻の同型艦が存在しており、ドメラーズIII世はその中の3番艦であるという設定になっている。『2202』では、さらに多数の同型艦が新たに登場する。 大艦巨砲主義を好むヘルム・ゼーリックの主導で建造された最新鋭重装甲艦で、全長はヤマトの倍以上である730メートルにも及ぶ。その巨体に違わぬ高い火力と防御力を有しており、特に正面装甲はヤマトのショックカノンをいとも容易く弾くほどの堅牢性を持つ。劇中でヤマトのショックカノンの複数発の直撃に耐えたのは同型艦のみである。しかし、それらの性能を追求した分、機動性が犠牲になっている。 扁平だった『ヤマト』に比べ全体的にずんぐりしたシルエットになっており、後部甲板上がガイデロール級やハイゼラード級に似た形状になっている。また、両舷にあったふくらみは、本作におけるガミラス艦のほぼ全てに意匠のように施されている「目玉」になっている。なお、『2199』に登場する3隻には、艦首の両舷に艦名とガミラスのシンボルマークが刻印されている。 艦橋上部構造物は艦から分離して、独立戦闘指揮艦として運用できる。艦橋が分離するというアイデアは、デスラー戦闘空母の艦橋がドメラーズ2世に似ているというところから着想したものであり、ドメラーズIII世が巨大になったのも独立戦闘指揮艦の大きさを考慮して全長を決めたためである。 宇宙戦艦ヤマト2199 ゼルグートII世 『2199』『星巡る方舟』に登場。1番艦で、国家元帥ゼーリックの専用艦。赤を基調とした艦体色となっている。艦長はバシブ・バンデベル。 第17話で初登場し、ゼーリックを乗せ、バラン星観艦式に赴く。第18話でゼーリックが総統暗殺計画の首謀者として射殺された後、ヤマトによるバラン星爆発から辛くも生還し、残存する基幹艦隊とともに本星へ帰還の途につく。その後、『星巡る方舟』で再登場。ゼーリック派残党が処刑を恐れたため、一部の艦隊と共に基幹艦隊から離脱して放浪していたところ、ゴラン・ダガーム率いるガトランティス艦隊に遭遇し、火焔直撃砲によって艦隊は全滅。ゼルグートII世も一撃で艦体を正面から貫かれて轟沈する。艦橋を分離して脱出するも火焔直撃砲により爆沈する。 デウスーラI世 『2199』にのみ登場。2番艦で、総統座乗艦。原作アニメシリーズにおけるデスラー艦と同様、艦体色は青となっている。 艦の運用は親衛隊が担っている。第15話にのみ登場し、総統の暗殺を謀るゼーリックによって機関に細工を施されていたため、初登場後すぐに爆沈する。 ドメラーズIII世 『2199』にのみ登場。3番艦で、ドメルの専用艦。第6空間機甲師団の旗艦を務める。艦体色は旧作と同じく灰色で、「『銀狼』を思わせる色」と設定されている。「III世」という名称には、ドメルの乗艦に代々付けられてきた「ドメラーズ」の名を継ぐ3代目の艦という意味がある。艦長はヴェム・ハイデルン。 第19話において、艦橋部に旧作におけるドメラーズ2世と同様、物質移送機が装備される。 第11話で初登場。第15話で中性子星カレル163付近でヤマトを撃沈寸前まで追い詰めるが、本国からの帰投命令により完遂できずに終わる。後に第19話・第20話の七色星団海戦においてドメル機動部隊の旗艦となり、物質転送機を用いた作戦でヤマトを追い詰めるものの、切り札だった特殊削岩弾を逆用するヤマトの奇策によって機動部隊は本艦を残して全滅。本艦はヤマトと一騎討ちを行うが、沖田の策でイオン乱流の中に誘い込まれ、艦の制御を失ったところへ一方的な集中砲火を浴びて大破。艦橋部のみが離脱して逃れ、艦本体はイオン乱流の中で爆沈する。 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 本作のゼルグート級はいずれも脚本には一切登場しておらず、絵コンテ以降に追加あるいは変更されたものである。また、本作のゼルグートの紋様は、『星巡る方舟』でアケーリアス遺跡に描かれていたものと同じデザインで、ゼルグートへの使用は小林誠が連載していた「飛ぶ理由」(ヤマトシリーズとは無関係)の第17回に掲載された模型作例「オルトロス」からの発展である。装甲突入型 前面に火焔直撃砲対策として装備した大型の装甲板「ガミラス臣民の壁」や、黒色の艦体全面に彩られた白い紋様が特徴の艦。3隻登場しており、地球側からはそれぞれ「ケルベロスI(アインス)」「ケルベロスII(ツヴァイ)」「ケルベロスIII(ドライ)」と呼称される。前面の盾は、火焔直撃砲の直撃弾も1度に1発ずつならば耐えられる耐久力を持つ。ただし、側面からの攻撃はカバーできていない。また、盾にはワープ阻害機能があることが第19話で明言されている。 第1話で、地球防衛軍の特別混成艦隊と共同作戦を行うガミラス軍の辺境警備第38任務部隊の所属艦として登場し、1隻は火焔直撃砲の2発同時着弾によって盾ごと撃沈され、1隻はカラクルム級の雷撃旋回砲で艦本体に多数の直撃弾を受けて轟沈する。最後の1隻は被弾しながらも生還している。 さらに第19話・第20話では多数の同型艦が新たに登場。盾のワープ阻害機能を生かして都市帝国の進撃を食い止めるべく、波動実験艦「銀河」や多数の地球・ガミラスの艦艇と共に展開している。 盾も含め、本作副監督の小林誠によって立案された。福井晴敏は最初に絵コンテでこの艦を見た際に驚いたと述べている。 反ガミラス統治破壊解放軍旗艦 黒地にケルベロスと同じ紋様が赤色で描かれている。登場する同型艦では初めてミサイルを使用したほか、複数の惑星間弾道弾のコントロールシップとしての役割も果たしている。 第8話と第9話において、惑星シュトラバーゼに停泊しているヤマトとガミラス艦隊を襲撃する。ヤマトとの戦闘で、至近距離からショックカノンの集中砲火を浴びて炎上したが、轟沈の描写は無く、その後の安否は不明。小説版『2202』では、惑星間弾道弾の爆発に呑み込まれて消滅している。 なお、元々の脚本で本艦の立ち位置にいるのは白色のガイデロール級だった。 ローレン・バレルの乗艦 ローレン・バレル大使の乗艦で、装甲突入型と色違いの同じ紋様が施されている。白地に紋様は薄紫。 第20話から登場し、火星宙域にワープ阻害フィールドを形成するため、多数のガミラス臣民の壁、およびフォムト・バーガーが率いる空母打撃群を伴って地球より出撃し、ガミラス艦隊を率いてガトランティスと戦うが劣勢となり、谷鋼三の進言で盾を他のガミラス艦に託して撤退する。火星でのヤマトの改装シーンでも登場している。 第24話・第25話では、トランジット波動砲で打撃を受けた彗星都市帝国にガミラス艦隊を率いて攻撃および地球の防衛を担い、イーターIが複数刺さりながらも生き残る。 その他 最終話では、デスラーの艦隊にデウスーラI世と同じ青色塗装の艦が8隻ほど確認できる。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ガル・ディッツの乗艦として1隻登場。塗装は茶色。ボラー連邦から奪取したガルマン星の防備を、デスラー艦隊から引き継ぐためにガミラス本星から派遣された。
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