惑星シュトラバーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 04:41 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマトシリーズの天体」の記事における「惑星シュトラバーゼ」の解説
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』 第8話と第9話に登場する。太陽系から約1800光年の位置に存在する。外観上は表面を鉱石と溶岩で覆われた星だが、2方向へ遠目からでも視認できるほどの巨大な結晶が伸びた、物理学的に不可思議な形状をしている。古代アケーリアス文明の遺跡が残る。 第十一番惑星で収容した避難民を、地球へ向かうガミラス定期便の艦に託すため、この星が待ち合わせ場所となる。しかし、合流直後にガミラスの反乱軍の襲撃が起こり、複数の惑星間弾道弾を着弾させられたことで、惑星自体が崩壊する。 小説版では、登場人物による分析・考察という形であるが、設定がより掘り下げて解説されている。この解説では、単に遺跡がある惑星というわけではなく、周辺空間を含めた惑星そのものが、アケーリアスによって改造を施された巨大な実験場であると考えられている。突出した巨大な結晶体は質量を隣接次元に保持しており、3次元世界上では質量が存在しない言わば立体映像のような状態で、惑星は物理的には球体のため崩壊することなく安定しているとされている。惑星崩壊とその対抗策に関する描写もより具体的になっており、惑星自体が隣接次元へと引きずり込まれるように転移しようとしたため、波動砲で膨大な質量を投入し、転移の許容値を超えさせることで質量転移を止めるという手段がとられる。また、遺跡に関しても、アケーリアスではなく後年の文明によるものとされている。その文明が、テレサの啓示を受け、未来に起きる脅威(白色彗星)を警告するため、明らかに異質で目立つこの星を選んで、メッセージを残した遺跡を建造したと推測されている。
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