会敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/14 03:31 UTC 版)
すでに20時近くになり、 6 時間目が過ぎようとしていたとき、ポティ沖にあった「カグール」では信号手が進行方向右側にひとつ、それに続いてもうひとつ、暗闇の中で何かが一瞬光るのに気が付いた。双眼鏡でじっと見入ったポグリャーエフ艦長は、 30 から 40 鏈の距離に、朧な艦影と排煙を認めた。怪しい艦船は 2 つあるということを、ポグリャーエフ艦長は「カグール」の後ろを航行していた「エフスターフィイ」へ速やかに報告した。ほぼ同時に、「パーミャチ・メルクーリヤ」は確実にそれが敵艦であると断定し、右舷方向へ全砲門の火蓋を切った。 オスマン帝国の巡洋艦は同時に 2 基の探照燈に点火し、 20 ないし 25 秒間にわたって光を「パーミャチ・メルクーリヤ」から「カグール」へ、そしてその逆へ照射した。
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