ミサイルの誘導
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:00 UTC 版)
「パトリオットミサイル」の記事における「ミサイルの誘導」の解説
「ミサイルの誘導方式」も参照 パトリオットでは(PAC-3弾以外は)TVM(Track Via Missile)と呼ばれる誘導方式が採られている。これは、ミサイル発射後、RSからTVMレーダー波を目標へ照射し、その反射波をミサイルが捉えながら誘導を行う方式である。以下に概略を示す。 ミサイル発射後、RSから目標へTVM波を照射する。 ミサイルシーカーでTVM反射波を受信し、RSへダウンリンクする。 RSからの情報をECSで処理し、誘導計算を行って、RSからミサイルにアップリンクとして誘導情報を送信する。 終末誘導では、目標からのTVM反射波を追ってミサイルは目標と会敵する。 TVM方式はECMへの対処を重点的に考えられた誘導方式であり、その内容は複雑である。コリレート・トラック、セミアクティブ・トラックとも呼ばれる。なお、PAC-3弾は自らのシーカーでレーダー波を出しつつ目標と会敵するため、TVM誘導は行われていない。
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