計画・事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 11:17 UTC 版)
「GODZILLA (アニメ映画)」の記事における「計画・事件」の解説
地球外惑星移民計画 怪獣による人類滅亡を危惧した地球連合が、種の存続のために発動した移民計画で、人工知能「オムニエレクティオ」によるゲマトロン演算で選出された合計15,000名の人類を、異星種とともに恒星間移民船2隻で他星系に脱出させるというもの。 小惑星ゴラスの脅威から限られた人類を生き延びさせるため、2041年に立案された宇宙基地建造計画を原型とする。乗員の選別は年齢・性別・知能・体力・遺伝的特性の5項目を数値化して委員会の恣意的な意図が介在しない公正な抽選を行い、「人類の文化・文明の維持、政治的正統性など、様々な観点を総合した上で、合理的に決定された」とされる。地球に残存する数億の人類を見捨てる判断でもあったことから、数多くの反対派や、乗船許可を奪い取るため殺人を犯す者を生み、テロ行為で大きな妨害を受けるが、オラティオ号は2048年1月に、アラトラム号は同年3月14日に出航した。しかし、アラトラム号の計画はタウ星eの環境が人類の移住には不適格だったために事実上破綻。ゲマトロン演算でも20年以内に生存に適した惑星を発見できる可能性は絶望的という試算が出たことから、地球への帰還が決定された。 タウe事件 アラトラム号乗員のうち、タウe星への移民を希望した高齢者たちを乗せた揚陸艇が大気圏突入直前に謎の爆発を起こした事件。ハルオが揚陸艇に仕込んだ爆弾を回収し損ねたことが原因とされるが、中央委員会が人口調整のために希望者が帰還できないよう細工していたという疑惑もあり、船員たちに大きな影響を与える。 だが実際は、老人たちが苦痛の中で死ぬべきではないと考えたメトフィエスが、信者に指示して揚陸艇に爆弾を仕掛けさせたというのが真相で、あくまで彼の主観とはいえ完全な善意から行われた犯行だった。
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