特産品
(特產 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 00:53 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年1月)
|
特産品(とくさんひん)とは、ある特定の国や地域でのみ生産されたり、収穫される物品のことで、その地域を代表し、その土地の気候風土を生かした物品のことをいう。特産物(とくさんぶつ)、名産品(めいさんひん)、名物(めいぶつ)ともいう。
概要
特産品は、該当地域で生産される、その地域の産品であることが他によく知られているものである。代表的な特産品の例としては、農産物や海産物やそれらを加工したもの(加工食品や工芸品など)、菓子や惣菜などの食品(郷土料理を含む)、衣服や玩具ないし装飾品など、その種類は多岐にわたる。みかんやリンゴなどのように気候風土と密接に結びついたもの、また京野菜、芋焼酎、古酒などのようにその文化風土と密接に結びついたものなど、その成立の過程もバラエティに富んでいる。
これらは、主にその地域を訪れた観光客によって消費されたり、鉄道やトラック、飛行機などの輸送機関を用いて、その国の全土や広く全世界の消費地に向けて輸送されたりする。日本の特産品では注文や発送を郵便小包を通してシステム化したふるさと小包のように、パッケージ化・通信販売化したものもあり、消費者へ提供する手段(流通)も多様化している。また最近では、地域で生産された特産品をその地域で消費しようという地産地消運動も盛んに行なわれている。
こういった特産品が発達する背景には、現地の気候や風土といったものから、特定の産業として発達する歴史的な経緯、あるいは流通の都合など近隣地域との地理条件など様々な要因が挙げられ、更にはそれらが密接に関係しあっている例も珍しくはない。例えば日本において精密機械工業では諏訪湖周辺(長野県#産業参照)のそれがよく知られ、「東洋のスイス」の異名があり、そのスイスも機械式時計や光学機器など精密機械の産業が盛んである。
それぞれの国や地域では、観光や雇用、収入源などを創出する産業として特産品の新規開拓や生産を大いに奨励しており、観光地との相乗効果で主要な産業へと発展をとげている。こういった観光に役立つ生産物に関しては観光資源にも位置づけられる。
日本各地の特産品
Eマーク
「優れた品質」 (Excellent Quality)、「正確な表示」 (Exact Expression)、「地域の環境と調和」 (Harmony with Ecology) の3つのEを図案化したマーク。各都道府県が定める品質等の基準を満たしていると認証した特産品に表示され、生産者の販路拡大や消費者の安心・安全につなげる(地域特産品認証事業)[4][5]。青森県・岩手県・宮城県・栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・三重県・大阪府・兵庫県・和歌山県・鳥取県・島根県・高知県・宮崎県・鹿児島県で実施されている[6]。
脚注
- ^ フライビンズのおいたち全国フライビンズ組合連合会
- ^ 奈良晒について本麻奈良晒織元 岡井麻布商店
- ^ 銅の匠 技と心を知る
- ^ “ご存じですか?Eマークの意味”. 食品産業センター. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “Eマーク認証のしくみ”. 食品産業センター. 2019年2月17日閲覧。
- ^ “あなたの地域のEマーク”. 食品産業センター. 2019年2月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
特産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 13:40 UTC 版)
ドゥアルヌネは、1860年以降にパン職人スコルディアが考案したクイニー・アマンで有名である。ブルトン語で「バター菓子」を意味するその名称は、原材料をも示唆している。
※この「特産」の解説は、「ドゥアルヌネ」の解説の一部です。
「特産」を含む「ドゥアルヌネ」の記事については、「ドゥアルヌネ」の概要を参照ください。
特産
「特産」の例文・使い方・用例・文例
- 静岡県の特産物はお茶です。
- 吉野の有名な特産物として吉野葛があります。
- そこにはその土地ならではの特産物や名物料理がある。
- あなたはそこでいろんな地方の特産品を買うことができます。
- 朝鮮人参は朝鮮の特産物である
- 日本の主要特産物
- 江戸時代に青梅地方の特産であった,衣服に入れるためのもめん綿
- 筬葉草という,ケシ科の多年草で日本特産種
- ある地方特産の玩具
- 球磨地方特産の米焼酎
- 江戸時代,大名や寺社が,年貢米や特産物を保管し販売するために設けた屋敷
- 南部煎餅という,南部地方特産の煎餅
- 江戸時代の特産物奨励のための機関
- 〜特産の漬け物
- 桧という,樹皮が赤褐色の日本特産の常緑高木
- 日本猿という,顔としりだこが赤く尾が短い日本特産のサル
- カフェの一角には,5つの温泉地の特産品が展示されている。
- 同校と地元の農家はそれを地元の特産品として普及させたいと願っている。
- 同町の観光協会は,地元の特産品である備長炭とホロホロ鳥を宣伝するためにこのイベントを計画した。
- これらのマーケットでは,開発途上国の特産品や手工芸品が販売されている。
- >> 「特產」を含む用語の索引
- 特產のページへのリンク