金門包丁とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 工業製品 > 日用品 > 包丁 > 金門包丁の意味・解説 

金門包丁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/21 16:51 UTC 版)

金門県

金門包丁(きんもんぼうちょう中国語: 金門菜刀)は、中華民国金門県で生産される包丁。包丁の原料となる鋼材には砲弾の弾殻が使用されている。

1958年8月23日から10月5日にかけて中国人民解放軍が砲撃を開始したことによって始まった金門砲戦(八二三砲戦)で、中国人民解放軍は47万発余りに及ぶ砲弾を金門島に発射した。砲撃では通常の榴弾のほか、炸薬の代わりに宣伝ビラを詰めたものも用いられた。宣伝弾は炸裂せず、宣伝ビラの束を少量の火薬を使って砲弾の後方へ放出するだけのため、弾着の後でもほぼ原形を保った。

こうした砲弾や弾片は金門の居住民によって鉄鋼原料として使用された。包丁の他各種刃物が製造されているが、これを使用して作られた包丁が名高く現在では金門の名産品の一つとなっている。

砲弾1発からは40から60本の包丁を作ることができ、金門島に撃ち込まれた砲弾を使い切るにはなお相当の年月が必要となる。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金門包丁」の関連用語

金門包丁のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金門包丁のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金門包丁 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS