釘煮とは? わかりやすく解説

くぎ煮


くぎ‐に【×釘煮】

読み方:くぎに

《形が折れ釘似ているところから》イカナゴ幼魚佃煮兵庫県明石近辺郷土料理


釘煮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 23:30 UTC 版)

釘煮(くぎに)は日本瀬戸内海沿岸(播磨摂津淡路)で古くから作られている郷土料理[2]イカナゴやその稚魚コウナゴ(小女子)、シンコ(新子)を醤油砂糖ショウガなどで甘辛く煮た佃煮の一種である[2]


  1. ^ いかなごのくぎ煮”. カロリーSlism. 2022年6月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f イカナゴのくぎ煮 兵庫県”. 農林水産省. 2022年6月21日閲覧。
  3. ^ a b c 『楽楽 神戸・姫路』JTBパブリッシング、2014年、137頁。ISBN 978-4533097706 
  4. ^ a b 『日本のヘンな風習』イースト・プレス、2012年、116頁。ISBN 978-4781608679 
  5. ^ a b c d くぎ煮とは”. くぎ煮.jp. 2022年6月21日閲覧。
  6. ^ a b くぎ煮振興協会とは”. くぎ煮.jp. 2022年6月21日閲覧。


「釘煮」の続きの解説一覧

釘煮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 06:08 UTC 版)

イカナゴ」の記事における「釘煮」の解説

四国除いた播磨灘大阪湾面した瀬戸内海東部沿岸部で、イカナゴは釘煮と呼ばれる郷土料理親しまれ阪神地区播磨地区では春先に、各家庭イカナゴ幼魚炊く光景見られてきた。 釘煮は佃煮1種であり、水揚げされイカナゴを、醤油ざらめ糖千切りにしたショウガなどで味付けして煮込み煮汁減った段階味醂加えながら、焦がさぬように、煮汁無くなるまで数回煮詰める事を繰り返すこの際に、箸などでかき混ぜると身が崩れ団子状固まってしまうため、一切かき混ぜない。炊き上がったイカナゴ幼魚は、茶色く曲がっており、その姿が錆びた釘に見えるため「釘煮」と呼ばれるようになったとする説が有力である。なお「くぎ煮」は、神戸市長田区珍味メーカーである株式会社伍魚福(ごぎょふく)の登録商標である。 ある種風物詩として、また毎年3月末頃に、阪神地区播磨地区食料品店に、製品化された釘煮が山積みされてきた。また、この地域の土産物店でもイカナゴの釘煮は販売されており、ショウガ味の以外に、サンショウ味、トウガラシ味の製品見られる常温日持ちする釘煮は、郵送親類知人送付することも多く行われており、郵便局だけでも年間100万近く、釘煮が送付されている。これに着目し明石市郵便局一部では、レターパックに収まるサイズプラスチック容器販売行っている。 神戸市垂水区イカナゴの釘煮発祥の地呼ばれており、それを示す石碑垂水区塩屋町建てられた。ただし、これには異説唱えられており、2013年10月2日には、神戸市長田区駒ケ林駒林神社大鳥居前にいかなごのくぎ煮発祥の地」の石碑建立された。 一方で、同じ近畿地方でも、前述地域を除く他の地域ではイカナゴの釘煮は、あまり食されない顕著な例として、京都ではイカナゴの釘煮よりもちりめん山椒主流であり、そもそも京都住人などは、イカナゴ自体下魚として嫌う傾向散見される

※この「釘煮」の解説は、「イカナゴ」の解説の一部です。
「釘煮」を含む「イカナゴ」の記事については、「イカナゴ」の概要を参照ください。

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