いかなごのくぎ煮発祥の地(駒ヶ林)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 17:43 UTC 版)
「駒林神社 (神戸市)」の記事における「いかなごのくぎ煮発祥の地(駒ヶ林)」の解説
いかなご漁は一千年以上前から駒ヶ林で行われている。 かつてこの「いかなごのくぎ煮発祥の地」の石碑のある地点までが砂浜であったころ、この砂浜では左義長祭が行われていた。東西がそれぞれのお山を上げ、神社から出た行司のお山の前にて倒しあいをし、勝った方が網入れの優先権を得る。そして底引き網にていかなご漁が行われた。 前述の通り左義長の始まりは平安時代の永延二年(九八八)と伝わっており、遅くともその頃にはいかなご漁が始まっていたことが伺える。底引きで捕られるいかなごは成魚となったフルセである。平安時代、駒ヶ林には玄蕃寮(現在の税関にあたる)の出先機関があり、大陸との外交の要所であった。そのことから当時は希少な砂糖がすでに出回っていたと思われる。そしていつしかこの地ではいかなごを砂糖と醤油、生姜で炊いて食し始めた。 以上の歴史を記すため「いかなごのくぎ煮振興協会」はこの石碑を立て、駒林神社へ奉納した。 「釘煮」を参照
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