ファングジョーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:39 UTC 版)
「仮面ライダーWの登場仮面ライダー」の記事における「ファングジョーカー」の解説
ファングメモリとジョーカーメモリを使用して変身する、唯一フィリップの肉体をベースとした特殊強化形態。 ハーフチェンジ時とは対照的に全身の意匠が鋭角化しており、野獣のごとき猛々しい闘争心とパワーを宿し、基本9形態を上回る戦闘能力を発揮する。しかし、強力さがゆえに制御が難しく、ファングメモリの獣性を抑えるために翔太郎と最も適合率の高いジョーカーメモリを必要とするので、メモリを交換する戦法をとることはできないため、一種のバーサーカー状態に陥る危険性が付きまとう。 バックル上部にはみ出したファングメモリのタクティカルホーンを叩く回数によって異なる発生位置に刃を武装し、1回で「Arm Fang」の電子音声と共に右上腕に出現するアームセイバー、2回で「Shoulder Fang」の電子音声と共に右肩に出現し、着脱してブーメランあるいは手持ちで使用するショルダーセイバーを武器とする。 かつて『ビギンズナイト』で変身した際、ファングメモリに封じられた「野獣の記憶」によって知性を失って闘争心のままに暴走を引き起こしたことが、フィリップにはトラウマとなっている。本編への初登場時も変身を拒んでいたが、翔太郎たちを救おうとするフィリップの決心によって再度変身する。一時は暴走してしまうが、翔太郎が荒れ果てた精神世界内に埋まっていたフィリップを救出したことにより、知性を取り戻してコントロール可能になった。なお、過去作品の強化形態のような二段変身ではなく、前述の通りフィリップが直接変身した形態であるうえ、敵の性質や変身者の状況でハーフチェンジかこちらかを排他選択して変身するため、戦闘中に窮地に陥った際には必ずしもこの形態に変身するというわけではない。また、ダブルドライバーのオリジナルは翔太郎が所持しているため、彼と遠距離に位置している場合はスタッグフォンなどで連絡を取り、変身したい旨を伝える必要がある。 『MOVIE大戦アルティメイタム ディレクターズカット版』では、ヒートトリガーでの戦闘中に直接この形態へ変身しているが、劇中のWは『仮面ライダーウィザード』における精神世界「アンダーワールド」にて魔法によって呼び出された存在であるため、上記の設定と矛盾していても問題はない。 他の武器を持ったフォームや剣を持ったアクセルに対しても渡り合える姿に見えるように、刃を体から出すスタイルとなった。野性味溢れるライダーとして仮面ライダーアマゾンを連想し、全身に尖ったディテールを加えて、野性味をアピールするものとなり、上向きにトゲを付けている。顔にもトゲを付けているが、マスク全体は下の方が高くなっていく階段状になっているため、口の周りのみ逆の階層にすることでクラッシャーの雰囲気を出し、その境目に涙ラインを入れてまとめている。 スーツアクターを務めた高岩は、フィリップが行動をコントロールしきれないという設定があったことから、獣のようなアクションをすることとなり、後に翔太郎によって制御が可能となったが、当初から暴走っぽい感じを強調しなければならなかったため、序盤は思いっきり暴れることとなったものの、パワフルなキャラクターが印象的であったことから、フィリップがコントロールできるようになっても、獣のようなアクションは残すこととなった。 ガイアメモリ サイクロンジョーカーの状態でフィリップの肉体を取り込んだエクストリームメモリを使用して変身する、2人の精神と肉体が一体化したWサイクロンジョーカーが究極レベルまで進化を遂げた姿。それぞれが言葉を発する時にはフィリップならソウルサイド、翔太郎ならボディサイドの複眼が点滅し、変身解除の際には翔太郎とフィリップが前後または左右に重なり合った状態で実体化する。公式サイトや雑誌などではCJXと略され、本項でも引用する。 触角や両手・両足のリングがX字に、姿勢安定制御や腕力の制御の役割を果たす両肩の安定器フォーススタビライザーがW型にそれぞれ形成し、カラーリングはサイクロンジョーカーの緑・黒に加え、身体の中央にセントラルパーテーションが変化したクリスタルサーバーが出現し、大きく3色に分かれる。サイクロンメモリを取り込んでいるがウィンディスタビライザーは形成されない。サイクロンジョーカーからの二段変身でなければならないが、ユートピアとの最終決戦では最後の変身のみサイクロンジョーカーへの変身中にエクストリームメモリが介入する形で直接変身している。ベースとなる肉体はハーフチェンジと同様に翔太郎であるため、フィリップをベースとするファングジョーカーからこの形態に変身するには一度変身解除し、サイクロンジョーカーに再変身する必要がある。 クリスタルサーバーは地球という巨大なデータベースと直結しており、CJX自身・ドーパントのデータを含めたその場の戦闘に必要な事象を瞬時にリアルタイムで検索・ダウンロードする役割を果たす。これにより、CJX形態でのWは入手した情報からその都度置かれた状況に合わせて最も有効な戦術・戦略を導き出し、常に敵の動きを察知したうえで一手先を行く戦法をとることが可能となっている。クリスタルサーバーから出現する専用武器のプリズムビッカーを連携することによって敵のガイアメモリの能力を無効化することもでき、ハーフチェンジやファングジョーカーでは不可能だったツインマキシマムはおろか4本同時マキシマムドライブも問題なく発動できる。しかし、この形態だけで全形態を越えるわけではなく、総合的な戦闘スペックもファングジョーカーより劣っているため、敵の解析が不完全な場合は有効打を与えられないことがある。また、この形態には翔太郎とフィリップの完全な調和が必要であり、どちらかの感情が昂ぶっている状況など完全な調和が不可能な時に変身するのは危険であるため、その後も戦況に応じて他のフォームと使い分けている。 クリスタルサーバーはダブルドライバーの発光部分のプリズムディテールをモチーフとしており、左右にマスクが開くことでクラッシャーがなくなることから、中のディテールをWのクラッシャーのようにアレンジしている。 スーツには、過去に放送されていたクリアボディの特撮ヒーロー『シャンゼリオン』のスーツよりも軽量化された材質が採用されている。しかし、下半身の内側の「アダプト」という透明樹脂は柔軟性に乏しく、スーツアクターが屈んだり足を拡げたりするのは不可能である。なお、高岩によれば、着ると全身にコルセットを着けたような感覚になったうえ、アップ用は着なくてもそのまま自立するほどだったため、初登場時の第32話では着たものの普通に歩けないことから台車に乗せられ、助監督当時の杉原輝昭によって撮影地点まで運ばれたという。 フォーム サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム 風都の人々の勝利の祈りを乗せた風をエクスタイフーンで吸収して変身したサイクロンジョーカーエクストリームの最強進化形態。詳細は仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ#仮面ライダーW サイクロンジョーカーゴールドエクストリームを参照。 ツール ガイアメモリ 照井竜がアクセルドライバーとアクセルメモリを使用して変身する仮面ライダー。システムの性質上単身でメモリブレイクできるため、発動時にはWのような技名の発声は行われない。決め台詞は戦闘開始時やマキシマムドライブ発動時に発声する「振り切るぜ!」、敵を撃破した時に発声する「絶望がお前(たち)のゴールだ!」。 モチーフはオンロードバイクで、頭部には鋭利な「A」を模した角状の超越感覚器官エースフィーラーが伸びる。青いモトシールドの奥に隠された円状の複眼、フェイスフラッシャーは、マキシマムドライブ発動時のようにガイアメモリのエネルギー出力が高まる際には発光する。 メモリの組み合わせによる汎用性に特化したWとは異なり、アクセルメモリ単体での力・特質を極限まで活かした仕様となっている。そのため、ドライバーの開発期間は長期に及んだものの、サイクロンやヒートの力を圧倒するスピードと放熱を誇り、非常に高い戦闘能力を獲得している。アクセルドライバーの右グリップ部のパワースロットルを捻ることでメモリのパワーを伝達して力を高めることができ、エンジンブレードを使用する重く豪快な剣術戦を得意とする。また、全身からヒートメモリ以上の高熱を放つこともできる。 両足を軸にドリフト回転のようにその場で旋回し、連続で斬り付けることも出来、バイクフォーム時に前輪となるランドホイールによって背中を、後輪となるホイールシールドによって足首を保護している。ホイールシールドは人型のままでも回転させることができ、『MOVIE大戦アルティメイタム』のディレクターズカット版では格闘戦における攻撃手段として利用していた。 Wが「2」を象徴しているため、アクセルは「1」をコンセプトとした一直線なキャラクターとしてデザインされた。バイクモチーフというのを見た目で分かりやすくするために、顔をヘルメット、腹にエンジンディテール、胸に給油口などを付けている。Wの2本のアンテナに対して1本角となり、アクセルという名前が後から決まったため、Aの意匠を前と横から見えるように入れている。 フォーム バイクフォーム アクセルがオートバイ型に変形した高速移動形態。いかなるオフロードや悪路、垂直の壁面をも縦横無尽に疾走でき、氷の上でもスリップせず標的を追跡するほか、垂直の壁を駆け上がることや足裏のマフラー、エグゾーストマズルからバックファイアを放出しての攻撃も行なえる。操縦者を必要としないため、基本的には無人のままで走行するが、テレビシリーズではWを騎乗させたほか、『ウィザード&フォーゼ』の『MOVIE大戦アルティメイタム』では自前のマシンを持たない仮面ライダーなでしこを騎乗させている。片腕程度なら人型のままで走行でき、後輪となった脚部を折り畳んで後述のガンナーAやハードボイルダーの各ユニットと合体できる。バイクの意匠を持った仮面ライダーがバイクに乗るのは変と思ったため、本人が変形するものとなった。仮面ライダーの頭部が胴体に収納されたり、関節が逆に曲がったりしていた前作『仮面ライダーディケイド』の「ファイナルフォームライド」よりもリアリティを重視しており、人間では再現できない身体の曲げ方や人の関節を越えるような変形をしないようにデザインされている。また、『宇宙鉄人キョーダイン』をイメージした設定となっている。 撮影用のプロップは存在せず、すべてCGによって描画されている。 アクセルタービュラー バイクフォームがWのタービュラーユニットと合体したアクセルの空中戦闘形態。一度敗れたテラードラゴンに対抗するために生み出した。ハードタービュラーと同様に空中を自在に飛行でき、上半身を人型に戻すことでエンジンブレードが併用できるほか、タービュラーユニットから噴射する青い炎(バックファイア)で炎と化して敵を貫く突進攻撃を必殺技とする。 アクセルブースター ガイアメモリ強化アダプターを装着したアクセルメモリを使用して変身するアクセルの飛行形態。詳細は仮面ライダーW RETURNS#仮面ライダーアクセルブースターを参照。 ツール アクセルドライバー アクセルの変身ベルト。外見はバイクのスロットルを模している。ダブルドライバーと同様に普段はバックルの状態で携帯され、腹部に当てることで自動的にベルトが伸長して装着される。 バックル中央のモノスロットにアクセルメモリを装填し、パワースロットルを捻ることで装着者をアクセルに変身させる。パワースロットルは変身中に捻ることでアクセルメモリのエネルギーを上昇させ、身体の各部にチャージできる。さらに変身中にバックルを両手で保持したまま取り外すことでバイクフォームに変形し、グリップを操作することで制御する。 メモリを装填したまま左グリップ下にあるマキシマムクラッチレバーを引くことでパワーを臨界点まで上昇させ、パワースロットルを捻ることでマキシマムドライブを発動する。 ダブルドライバーのようにメモリ組み換えシステムではなく、アクセルメモリの力を極限まで生かすことに特化した仕様となっているため、開発に時間がかかっており、当初の竜にはシュラウドからエンジンブレードしか与えられておらず、ドーパントとの戦いを始めた直後になって手元に届いた。モチーフはメーターとハンドル。 メモリ アクセルメモリ(A / 赤) 加速の記憶を宿したガイアメモリ。縦向きに描かれた「A」のイニシャルはエンジンメーターをモチーフにしており、スロットルを切ると針が振り切るかのように文字が動作する。 身体能力を強化し、熱風が生まれるほどの超加速力とオートバイのような形態への変形能力を与える。 シュラウドの計画ではこのメモリをボディサイドとしたWを作り、エクストリームメモリの力によってメモリの能力を解放する予定だった。 『アクセル』ではガイアメモリ強化アダプターを装着してアクセルブースターに変身する際、「Booster」と発声した。 エンジンメモリ(E / 銀色) エンジンブレード専用の多機能型ギジメモリ。アクセルメモリの触媒としての役割を果たし、後述の3種類のパワーを引き出す。ライダーの変身などに使用されるガイアメモリと同様の外見と電子音声だが、ギジメモリの一種であり、使用時にスタートアップスイッチを押して起動する必要はない。エンジンブレードに装填する位置から、イニシャルが横向きに描かれている。また、『運命のガイアメモリ』ではアクセルドライバーでもマキシマムドライブを発動できることが描かれている。 エンジンブレード アクセル専用の対ドーパント用多機能型大型剣。アクセルドライバーとは独立しており、普段は竜の愛車、ディアブロッサのサイドパネル内のブレードホルスターに格納されている。変身前でも使用できるが、20kgもの総重量があるため、生身の人間の腕力ではその重さゆえに非常に扱いづらく、戦闘はおろか携行すらままならない。竜は変身できない場合に生身で使用することがあるが、当然ながら自在に振り回すことは出来ず、大振りな一振りがやっとである。 鋭利なグランチタン製の刀身・ガイアブレードとその重量により、エンジンメモリの力を使用しなくとも単体でも相当なダメージを与える斬撃を放つ。さらに刀身を折り曲げることで出現するメモリスロットに前述のエンジンメモリを装填し、グリップホールディンググリップのイグニッショントリガーを引くことでエンジンパワーを付加した攻撃を繰り出す。引き出す能力は切っ先からエネルギー弾を超高速で射出するジェット、刀身に電気エネルギーを纏うエレクトリック、刀身から高温の蒸気を噴射するスチームの3種類。使用後のエンジンメモリは薬莢のように排出されるが、再装填・再使用は可能である。この素早いアクションは、企画段階のアクセルの「敵からメモリを奪っては次々と使い捨てていく」イメージの名残である。 シュラウドが設計したため、Wのガイアメモリとある程度の互換性があり、一度フィリップのサイクロンメモリを借りて緑色の風の刃を纏うマキシマムドライブをウェザー・ドーパントに発動した。 『鎧武&ウィザード』でもヒデヨシが使用していた。モチーフはストレートにバイクで、エンジン部を中心にごちゃメカで構成されているが、タイヤのトレッドパターンをグリップに入れたり、カウルをイメージしたツルっとした部分を残している。中折れ式のギミックは、弾丸のようにメモリを使うアイデアがあったため、ショットガンの弾丸を装填するイメージで採用された。 マキシマムドライブ 括弧内は使用フォーム・使用メモリ。アクセルグランツァー(通常 / アクセルメモリ) 全身に高熱の炎を纏って突撃し、後ろ跳び回し蹴りを叩き込む。破壊力は35t。 エースラッシャー(通常 / エンジンメモリ) エンジンブレードからA字型の光弾を射出する。エースラッシャー(アクセルタービュラー / アクセルメモリ) エンジンブレードを始点に全身に巨大なAの文字を模した炎を纏って突撃する。 ダイナミックエース(通常 / エンジンメモリ) エンジンブレードで敵や周囲をA字型に斬り裂く。また、A型に描いた斬撃を一振り、または一斉に飛ばすパターンも存在する。 斬撃(正式名称不明 / 通常 / サイクロンメモリ) サイクロンメモリを使用した攻撃。エンジンブレードに緑色の竜巻状エネルギーを纏わせ、相手を斬る。ウェザー・ドーパントを大きく怯ませるほどの威力にアクセルは「なんてパワーだ」と称した。 突撃(正式名称不明 / バイクフォーム / エンジンメモリ) 『運命のガイアメモリ』で使用。エンジンメモリをアクセルドライバーに装填してマキシマムドライブを発動し、全身に炎を纏って敵に突撃する。突貫攻撃(正式名称不明 / バイクフォーム / アクセル・エンジンメモリ) 『Zを継ぐ者』で使用。通常形態でアクセルメモリをエンジンブレードに装填してマキシマムドライブを発動し、敵に飛ばしたエンジンブレードを受け止めさせた後、エンジンメモリをアクセルドライバーに装填してマキシマムドライブを発動し、バイクフォームへ変形してブレードに体当たりすることで敵を貫く。 合体技 括弧内はアクセル側の使用フォーム・使用メモリ。ライダーツインマキシマム(通常 / アクセルメモリ) 詳細は仮面ライダーWの項を参照。 ダブルライダーアタック(通常 / アクセルメモリ) 『オーズ&ダブル feat.スカル』の『MOVIE大戦CORE』で使用。バースとの合体技。自身のアクセルグランツァーとバースのセルバーストの同時攻撃。 専用ビークル ガンナーA(ガンナーエー) シュラウドから与えられたサポートドロイド。基本カラーは青と黒。翔太郎からはガンナーユニットと呼ばれている。自立型AIによる自律行動やビートルフォンによる遠隔操作でアクセルを強力な出力と火力でサポートし、リボルギャリーと同様に強固なボディを活かして敵の攻撃を防ぎ、車体前部のドーザーマニピュレーターで攻撃する。ジェット燃料と電気によるハイブリッドエンジン・H2Pエンジンを備えている。単体時はガイアキャノン(後述)の暴発を防ぐため、砲身を顔のように展開している。そのため、メカでありながら若干の表情の変化を見せる。 基本的にアクセルの命令によって行動するが、突然秘密ガレージに現れてフィリップの危機に駆け付けたり、Wのリボルギャリーに紛れ込んで彼らを支援したこともある。こうした動きから、シュラウドが陰ながら支援していたことがうかがえる。 ハードボイルダーの換装ユニットと同規格のドッキングポイントであるため、ハードボイルダーのフロントユニットとの合体が可能である。リボルギャリーにも格納可能。リボルギャリーのドラムがすでに埋まっていたことから、自律行動できるようなパーツという案から、ロボットのような要素が加えられた。ハードボイルダーと合体できる4番目のユニットなので機体前面には「4」の刻印があるが、アクセルの装備なのにWからの通し番号はおかしいとの指摘がデザイン段階で出たため、最終的にアクセルの「A」にも「4」にも見える形にアレンジされた。 画コンテは『宇宙鉄人キョーダイン』の映像を参考に描かれたという。 アクセルガンナー バイクフォームがガンナーAと合体した形態。走行や砲撃はすべてスロットル操作で行い、セーフティが解除された巡洋艦の主砲クラスに匹敵する破壊力を持つガイアキャノンとバイクフォームのリアホイール部分に仕込まれた副砲・ガトリングホイールを武器とし、無限軌道による路外機動力に優れている自走砲として機能する。 必殺技はガイアキャノンからマキシマムドライブのエネルギーを集束した砲撃を放つガンナーフルブレイク。バイクのような姿をしたアクセルのため、他のパーツとの差別化や地上を速く走れる乗り物として、戦車がモチーフとなった。 ハードガンナー Wのハードボイルダーフロントユニットの後部にガンナーAが合体した砲撃形態。走行しながら砲撃を行うのはアクセルガンナーと同様。最高出力はアクセルガンナーと同様だが、空力性能の問題からスピードがやや劣る。 ディアブロッサ 竜が超常犯罪課所属以前から捜査用として使用している愛車。ドゥカティ社製のスーパーバイク(999)をカスタムした。吸排気系統を筆頭にフレーム補強や、ホイールや外装などのドライカーボン化、ワークスキットの組み込みなど、様々な改造が施された。撮影で使用されているバイクは制作スタッフの私物である。 スペック 名称全長全幅全高重量最高速度最高出力バイクフォーム2.65m 0.82m 0.98m 98kg 920km/h ガンナーA1.35m 1.52m 1.22m 145kg 150km/h 1340kW(馬力換算:約1000馬力) アクセルガンナー4m 238kg 1070km/h ハードガンナー2.58m 1.52m 1.22m 275kg 910km/h 1340kW(馬力換算:約1000ps / ガンナーユニットの出力に付随する) アクセルタービュラー2.82m 2.524m 1.416m - マッハ2 ディアブロッサ2.095m 0.75m 1.1m 185kg(エンジンブレード内蔵) 350km/h 126.82kW(馬力換算:約170ps)
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