氷の上でとは? わかりやすく解説

氷の上で

作者内海隆一郎

収載図書人びと坂道
出版社弥生書房
刊行年月1995.11


氷の上で

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 02:21 UTC 版)

ハリー・マクニッシュ」の記事における「氷の上で」の解説

氷の上で乗組員キャンプしている間にマクニッシュ見張り当番立ったとき、氷の一部割れて行き次の当番の者が素早くマクニッシュに紐を投げて安全な所まで飛び戻ることができるようにしたので、やっとのことで救われたことがあった。シャクルトンは、翌日氷の別の裂け目現れ後でマクニッシュ辛うじて救われたと静かに語っていたと報告していた。マクニッシュが船に連れて来ていたの「ミセズ・チッピー」は、エンデュアランス失われた後でその後厳しい条件生き残れないことが明らかだったので、銃で殺すしかなかった。その命令出したシャクルトンを、マクニッシュ許したことは無かったマクニッシュは船の破片からより小さな船を建造することを提案したが、その提案却下されその代わりシャクルトンが、船の救命ボート3隻を引っ張って開けた海まで向かうことに決めたマクニッシュ航海が始まるほぼ直前から痔とホームシック患っており、船が失われてしまうと、その憤懣大きくなった。同じテントで寝る隊員言葉標的にして、その日記ではけ口を見つけていた。 私は帆船でも蒸気船でもあらゆる種類人々同船してきたが、この隊のような者は居なかった。汚い言葉親愛の表現として使われ、しかもそれが受け入れられている。 マクニッシュは氷の上を曳いて歩く大きな苦痛の中で、ハーネス曳く自分順番拒否してフランク・ワースリー抗議することで、簡潔に反乱起こしたエンデュアランス破壊され以来乗組員がもはや命令に従う義務はなかった。この問題シャクルトンがどう処理したかについては様々な証言がある。ある者はマクニッシュ射殺する脅したと言っており、またある者はシャクルトンが船の契約書読み上げ、港に着くまで乗組員はその義務の下にあることを明確にしたと言っている。マクニッシュ主張通常なら正しかった。船が失われたときに主人対す任務通常無くなるが、エンデュアランスのために乗組員署名した契約書には、「船上ボートあるいは陸上でも主人あるいは船首指示に従って任務遂行する」という特別条項があった。これを抜きにしてもマクニッシュには従うしか実際的選択肢無かった一人だけでは生存できず、命令に従わなければ、他の隊員と共に居続けることもできなかった。最終的にシャクルトンは、ボート曳くという試み誤りだったと判断し唯一の解決法は氷が融けて海が開けるのを待つということになった物資不足し始め隊員飢えようになったマクニッシュタバコを喫って飢え苦しみ和らげるようにしており、達を撃ち殺すのは恐ろしく悲しいことだと考えたが、「その肉がご馳走だ。アザラシの肉を食べてから長く経って、それは大きなご馳走だ」と言って、肉を食べれば幸福だろう記録していた。 隊員キャンプしていた氷が叢氷の外れ近くになって来たときに、シャクルトンは3隻の救命ボート、ジェイムズ・ケアード号、スタンコーム・ウィルズ号、ダドリー・ドッカー号でまずエレファント島に向かうと判断したマクニッシュ開けた海で長く航海できるように、ボート最善準備をしていた。両舷に板を追加して乾舷高くするようにしていた。

※この「氷の上で」の解説は、「ハリー・マクニッシュ」の解説の一部です。
「氷の上で」を含む「ハリー・マクニッシュ」の記事については、「ハリー・マクニッシュ」の概要を参照ください。

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